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(日刊ゲンダイ2011/6/23)
◆いざとなったら埋蔵金
スッタモンダの末の国会会期の70日延長、ズル菅続投で、この先も国会がゴタゴタするのは確実。大新聞やテレビは、「特例公債法案の成立のメドが全く立たず」と決まり文句のように危機感を煽る。「予算が執行できないのか」と国民は思わされてしまうが、真相は違う。
ズル賢い財務省は、法案成立が秋までズレ込んでも大丈夫なように手当てしているのだ。だから菅は平気で国会を軽視しているのである。
「赤字国債を発行する特例公債法案は通常、3月末の新年度予算と同時に成立させるものです。3月時点で『この法案が通らないと大変なことになる』と大騒ぎしましたが、成立が難しくなると『6月まではなんとかなる』という話になった。で、もう6月ですよ。今月末の成立はもう絶望的ですが、財務省は『一般会計から特別会計への予算繰り入れを遅らせれば秋までズレ込んでも影響はない』と言い出しています。『10月、11月まではなんとかなる』と言う一部幹部までいます」(官邸周辺)
もともと30兆円とも50兆円ともいわれる埋蔵金を隠し持っている財務省だ。いざとなれば、財源を見つけてくるのは朝メシ前。今年度の予算編成が佳境だった昨年12月も、基礎年金の国庫負担分2・5兆円の財源不足で大騒ぎしたが、結局、財務省は、鉄道・運輸機構の利益剰余金や特別会計の剰余金・積立金という埋蔵金を引っ張り出してきた。
◆「特例公債法案」は秋までズレ込んでも大丈夫だとさ
「国家のカネの問題は、霞が関でも、金庫番の財務省にしか分からないベールに包まれた部分が多い。でも最後の局面になると必ず財務省が工面してくれる。埋蔵金が出てくるんです。 特例公債法案だって、財務省が最後はなんとかしますよ。国債整理基金特別会計に貯まった12兆円は取り崩せるし、10年度の決算剰余金は30兆円ある。それに財務省は自民党の議員を脅すネタをたくさん持っていますから、本当に困るような状況になれば、それを使って自民に賛成させればいいのです」(霞が関官僚)
こういう実情があるから、菅政権は特例公債法案の成立に真剣に取り組むことなく、グダグダやっていられるのだ。埋蔵金を隠しつつ、予算を握って政権を裏でコントロールする。
相手が菅や野田ならチョロいもんだ。結局、よこしまな財務省が、菅延命の片棒を担いでいるのである。
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