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2011/06/22 09:29
国会の会期延長をめぐる菅首相と民主党執行部の対立は、延長幅を70日とすることで、ようやく妥協したようだ。岡田幹事長の主張する50日と首相の要求する120日の中間である。ところで、菅首相は8月末に辞任することを約束したのだろうか。
会期延長が19日夜から3昼夜にわたるコップの中の騒動となったのは、問題が会期ではなくて、菅首相の辞める時期だったからだ。野党の退陣時期を明確にする要求を拒否する菅首相を説得できない民主党執行部の苦肉の策が、会期幅により事実上の退陣時期を明示することだった。120日延長すると4ヶ月先の10月下旬であり、70日だと8月末が退陣時期という訳だ。辞めればの話であるが。
野党に参院の多数を握られている「ねじれ国会」である。予算関連法案を野党の人質に取られている。なかでも、本年度予算の財源の4割、40兆円を赤字国債で賄うという「公債特例法案」が成立しないと、8月には予算が執行不能になるからだ。野党の協力を得ることが緊急の課題なのだが、その条件が菅首相の退陣である。
政権を揺るがす「公債特例法案」の成否が、菅首相の進退にかかっているのだが、菅自身は、そんなこと無関係と言わんばかりに、頑固に居座っているから、渡部恒三民主党最高顧問に言わせると、「ひでえのに(首相を)やらせちゃった」ということになる。いまや一生懸命に「菅降ろし」をしているのは、野党ではなくて民主党なのだ。
そもそも、菅首相は退陣表明したことで、民主党内の大量造反を免れ、内閣不信任案が否決されたのだが、いまや、退陣約束を否定しているのである。
菅首相は、会期末に追い詰められて70日で妥協したのであり、本心は辞めたくない。退陣を明文化したものがある訳ではないから、会期が終わっても退陣しないのではないか。単純な岡田氏を誤魔化すのはお茶の子さいさいだろう。前首相の”ルーピー”鳩山を騙した「ペテン師」である。この無責任男は何をしでかすか分かったものでない。
得意技の「出たとこ勝負」で延命を謀るに違いない菅首相だが、総理の座は本人が辞めない限り、降ろすのは至難の業だといわれている。「菅の顔を見たくない」のは国会だけではないのだが。
退陣をめぐる首相と執行部の対立について、与党・国民新党の亀井代表が、「家老が殿の首を差し出す」と岡田幹事長らを批判したが、狂った殿の首を家老が切るのは当然のことだ。
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