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辞めない首相に翻弄されるこの国 彼らは震災対策より身の安全と享楽が大事
(日刊ゲンダイ2011/6/22)
民主も自民も公明もニタつく菅延命作戦に全くお手上げ、永田町は脳死状態
--民主幹部は口先ばかりで刺し違える覚悟もなく自民も公明も審議拒否の度胸もなく完全にサラリーマン化した無能力者ばかり
の情けなさ
なんちゃって退陣表明したペテン首相に鈴をつけられず、右往左往の民主党執行部。一方、自民党もエラソーなことは言えなくて、バカ丸出しの民主党執行部に退陣問題を丸投げだから世話はない。
おかげできょうも亡国首相がニタニタ笑い、国民を唖然とさせているわけだが、菅を辞めさせる方法なんていくらでもある。何をグズグズしているのか、と思ってしまう。
自民党の石原幹事長によれば、玄葉政調会長は菅との刺し違えを明言し、岡田幹事長も同じように辞める覚悟を決めていたという。だったら、さっさと辞めればいいのである。
石原がバラしたから「刺し違えカードを切れなくなった」なんて解説があったが、意味が分からない屁理屈だ。口先だけの脅しならともかく、本気で「体を張る」気ならば、石原が何を言おうが、関係なかろう。辞表を叩きつけるべきだし、他の閣僚だって同じだ。本気で菅を引きずり降ろしたいのであれば、こぞって辞任すればいい。最後まで菅についていく政治家なんて、1人か2人だ。
「もともと、党内に人望、人脈がない人ですからね。残るのは北沢防衛相と江田法相くらいでしょう。執行部や閣僚が次々に辞任すれば、代わりの人事ができなくなる。すぐに立ち往生し、さしもの菅首相も辞めざるを得なくなると思います。歯がゆいのは岡田執行部にそういう覚悟がないことですよ。菅さんはああ見えて気位は高い。岡田ごときに辞任を迫られ、辞められるか、と思っている。そういう人には若造がいくら言葉で説得しても無駄なのです。身を賭して、捨て身でいかなければ辞めさせられない。執行部はいつまでグズグズやっているのでしょうか」(政治評論家・浅川博忠氏)
◆こんな政治なら空白が続いて大いに結構
覚悟を決めるべきは自民、公明の野党も一緒だ。徹底して審議を拒否すればいい。相手は狂気のしがみつき首相なのである。与野党の国対が会期の延長幅とか、せめて、特例公債法と2次補正を成立させて……とかグダグダやっているが、信じられない話だ。なぜ、亡国首相に花道が必要なのか。本来ならば、今月2日、不信任案が可決して、死んだ首相なのである。何の遠慮がいるものか。
そりゃ、閣僚や執行部が辞任し、野党が審議拒否を貫けば、国政は大混乱になるだろう。しかし、今だって、状況は似たようなものだ。
なぜ、スピードが求められている復興対策の補正予算を1、2、3次に分けるのか。執行部は2次補正を菅の花道にするつもりだし、一日でも首相にしがみつきたい菅は時間稼ぎの思惑があるからだ。
なぜ、いきなり、自然エネルギー法案なんて出てくるのか。これから審議を始めれば、これまた延命の大義名分になるからだ。言うまでもないが、そこに被災者の存在はない。こんなデタラメ政治は続けていたって意味はない。政治空白、大いに結構ではないか。
「菅首相の場当たりは目に余ります。再生可能エネルギー促進法案の成立に執念を見せる一方で、あれだけ騒いでいた社会保障と税の一体改革やTPPについては、今が大詰めなのに忘れたかのようです。いつも思いつきで、自分の延命に都合がいい話だけを持ってくる。こんな政治を続けたところで意味がないのです。野党は審議拒否でも何でもやるべきだし、民主党執行部は両院議員総会で代表を辞めさせるルールを作り、新代表を選べばいい。何でもありで、引きずり降ろす算段を考えるべきです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
与野党もろとも、空き菅と抱き合い心中すればいいのである。
◆民主党議員は全員、権力亡者の菅と同じだ
それなのに、いつも口先だけで、腰砕けの岡田ら民主党執行部は、つくづく情けない連中だ。
頭にあるのは保身ばかりで、本気で刺し違える覚悟なんてこれっぽっちもない。コイツらだって権力亡者で、菅と内ゲバをやっているようなものだ。菅を沈めて、自分たちは生き残りたい。こんな卑しい思惑だ。
そうやって、いつまでも権力を享楽したいのだ。政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「統一地方選の惨敗でも責任を取らずに居座ったのが岡田幹事長です。絶対に辞めるわけがありません。そもそも、民主党は次の選挙で必ず負ける。つまり、与党暮らしも長くて2年。だから、とことんしがみつく。卑しい執行部はあわよくば、うまく首相を引きずり降ろし、次につなげようと考えている。そのために、裏で自民党と連絡を取り、あれこれと画策しているのです」
だから、国民のために「刺し違え」なんて発想が出てくるわけがない。勇ましいのは口先だけ、ペテン師ぶりは菅と同じということだ。
もうひとつ、民主党議員は菅の破れかぶれ解散が怖い。政権の座どころか、議員バッジまで失いかねないからだ。だから、腰が引けて、恐る恐るの“説得”になる。どいつもこいつも、今の地位を手放したくないだけで、本質は菅と同じ穴のムジナなのだ。
◆自民党のフヌケぶりも目に余る
こうなると、せめて野党に頑張って欲しいが、自民党は相変わらずだ。審議拒否の度胸もなく、外野でキャンキャン吠えてばかり。せめて、参院で問責を突きつけるべきだが、衆院の不信任騒動が世論の反発を買い、政党支持率が下がったものだから、ビビっている。
会期延長にしたってそうだ。延命狙いがミエミエの大幅延長なんて敢然と拒否するべきなのに、公明党やみんなの党が賛成に回ると、自民党は「反対すると世論の批判を浴びる」とか言い出し、容認に傾き始める始末。最後は振り上げた拳をソッと下ろそうとしているのだから、とんだ腰抜け連中だ。
野党の役目は、デタラメ首相を辞めさせることに尽きる。ところが、自民党は民主党内の権力闘争で菅が引きずり降ろされるのを待っている。こんな野党がどこにいるのか。野党の仕事放棄である。政治評論家の有馬晴海氏がこう言う。
「結局、世間体ばかり気にしているのですよ。菅首相がダメなら、とことん、それを貫けばいい。ところが、会期延長を認めなければ、震災復興にやる気がないと言われる。特例公債法を通さなければ、公務員の給与が出ないと批判を浴びる。こんなことばかりを気にしていて、自分たちでは何もできず、民主党の内輪モメを待っているのです。彼らも我が身がかわいくて、泥をかぶる覚悟がないのです」
完全にサラリーマン化した能なし連中が“政治ごっこ”をやっているようなものだ。それが今の国会だ。だから、マトモな法案一本通っていない。これまでに成立したのは、地デジ移行を延期する法案や、NPOの認定手続きを柔軟化する法案など、どうでもいいものばかり。震災対応や景気回復に本当に必要な法案は一本もない。復興基本法が成立したといっても、復興を担う組織の枠組みが決まっただけで、中身はこれから。ヒドいものだ。
一方で、たまに話題になることといえば、違法、反社会的献金や下半身スキャンダルばかりだ。恐るべき不毛国会、脳死国会ではないか。
こんな連中に任せていたら、復興どころか、この国がメルトダウンする。ペテン首相とペテン議員の国会は、全員を総入れ替えするしかない。
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