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福島原発の汚染水を浄化し循環させる仕組みは、米キュリオン、仏アレバ両社のトラブル続きで、本格稼働の見通しがたたない状況だ。東北地方も梅雨に入り、いよいよ危機的状況になってきた。そもそも、これだけ高濃度の汚染水を処理した実績が無い中で、数社のシステムを組み合わせて構築すること自体に大きな無理がある。
流量あたりの処理能力にバラツキがでる可能性は高い。処理システム本体の総延長がかなり長くなったこともトラブルを生む要因になりそうだ。もう一点の大きな問題点が、原子炉に海水を注入したことで汚染水に海水が含まれていることだ。海水が混ざっていることが処理の障害になる可能性は高い。
官邸と民主党執行部の汚染水処理も危機的状況のようだ。暴走しはじめた核燃料棒(菅首相)がメルトダウンし、高濃度の放射性物質を撒き散らしているようだ。冷却するために水を注いだようだが一向に温度が下がらない状態だ。汚染水が垂れ流し状態になっている。
一方の民主党執行部も、原子炉格納容器の損傷(官邸崩壊)により汚染水が原子炉建屋地下(党執行部)まで流れ込んだだけでなく放射性物質が外に大量に飛散して周辺地域(党内や野党)まで広がってしまった。簡単に言えば、手がつけられない状態になったということである。岡田幹事長の面子も丸つぶれである。信用もがた落ちになった。
自民党や公明党はかなり怒っている。安住国対委員長などは、口も聞いてもらえないかもしれない。仙谷官房副長官も大連立を画策したが潰され面子丸つぶれで党内外の信用を失った。彼らは、菅首相を甘く見すぎた。と言うか、伸子夫人を甘く見すぎた。
次期首相候補の名前を早く出しすぎたことで、菅首相周辺に潰されかかっている。野田財務大臣がターゲットにされている。仙谷、岡田、枝野、安住、玄葉、前原氏らは、これから暫くの間、針の筵の上に座らされることになる。「進むも地獄、退くも地獄」という状態が続くことになる。官邸と党内の溝は埋めようにも埋められないところまできている。その責任を彼らは負わされることになる。
一方の菅首相の側も強気一辺倒に見えるが、これからの展望が開けているわけではない。
むしろ、袋小路に追い込まれている状態であると見たほうが正解であろう。「菅首相の我慢」と「自民党、公明党の我慢」との戦いになろう。この我慢比べに勝ったほうが主導権を握ることになる。
ただし、忘れていけないのは、この状況を唯一読みきっていた小沢一郎の存在である。狂信的ともいえる菅首相の性格を理解し、そのしたたかさと狡さを理解していたのは、おそらく小沢さんだけだろう。今になって多くの議員が菅首相を支持したことを悔やんでいるだろうが、後の祭りである。
http://haru55.blogspot.com/2011/06/blog-post_8417.html
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