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(日刊ゲンダイ2011/6/22)
警戒した方がいい。菅首相の驚異の粘り腰に対する自民党の本音だ。表向き、自民党は「菅は早く退陣しろ」の大合唱。腰抜けの民主党執行部の尻を連日たたいて、菅を退陣に追い込もうとしているように見える。
だが、実は違う。両面作戦というか、内心では居直ってくれても大いに結構と思っているのだ。
「自民党にとって、最大目標は一日も早い政権奪取です。それには、何が障害で何が近道なのか。言うまでもなく、一番困るのは民主党政権が任期いっぱい続き、斬新な新首相の手で満期解散を打たれることです。あと2年、民主党政権に予算を組まれたら、自民党は完全に干上がってしまう。それで次の総選挙でも勝てなかったら、解党の危機です。
だから、なんとしても民主党政権を弱体化させ、分裂させ、早く自滅解散に追い込みたい。それからいえば、不人気の菅首相が追い詰められ、血迷って早期解散を打ってくれるのは大歓迎なのです。先日の内閣不信任案提出は、万が一、菅首相がやぶれかぶれ解散に出てもいいという判断でした」(関係者)
その6月解散はなくなったが、チャンスは残っている。国会が延長され、7月に1・5次補正や特例公債法案が成立したところで、「菅は退陣」とみられているが、そこで菅が粘って、8月に狂気の“一人生き残り”解散に打って出る可能性がまだあるからだ。
「自民党は、菅首相で総選挙をやりたい。絶対に大勝できますからね。菅政権になってから、民主党はひとつも選挙に勝っていない。小沢抜きの執行部は、選挙の仕方を知らないのだから、こんなにやりやすい相手はいません。菅首相が8月まで粘って“脱原発で国民の信を問いたい”などと解散に打って出たら、それこそ飛んで火に入る夏の虫ですよ」(政治評論家・山口朝雄氏)
ここへきて、自民党の石原幹事長や逢沢国対委員長が、菅と民主党執行部の綱引きの内幕をどんどん報道陣にしゃべっている。「岡田幹事長や玄葉政調会長は、刺し違えて辞めると言っていた」とか「会期延長は50日で岡田幹事長と合意していた」と。ここが怪しい。
そういうのを聞くたびに菅はカチンときてヘソを曲げる。「それならトコトン粘ってやる」となってしまうのだが、それも自民党の菅延命に手を貸す作戦と考えれば、納得がいくのだ。狂人首相のダラダラ延命を認めていたら、政情は自民党の思うツボとなっていく。
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