http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/478.html
Tweet |
首相:「50日延長」の3党合意拒否 決着22日持ち越し
http://mainichi.jp/select/today/news/20110622k0000m010101000c.html
2011年6月21日 21時28分 毎日新聞
民主、自民、公明3党は21日、東京都内で幹事長会談を開き、22日に会期末を迎える通常国会を50日間延長して11年度第2次補正予算案と特例公債法案を成立させることでいったん合意した。菅直人首相が成立に強い意欲を示す再生可能エネルギー固定価格買い取り法案については、延長国会での審議入りを合意文書に盛り込んだが、首相は8月上旬までの退陣が事実上確定することに反発し、合意の受け入れを拒否した。民主党の岡田克也幹事長ら幹部は21日夜、公邸で菅首相に合意の受け入れを説得したが、会期延長の決定は会期末の22日に持ち越した。
野党が参院で多数を占める「ねじれ国会」は、与党執行部が野党と連携して首相に退陣を迫るという異例の混乱状態に陥った。
民自公3党は21日、午前から昼にかけて幹事長会談を重ね「50日延長」の合意文書を作成。岡田氏は、東日本大震災の復興経費を計上する11年度第3次補正予算案について、菅首相退陣後に新内閣が臨時国会に提出することも約束した。
首相はこれに反発した。再生エネルギー法案の成立が確約されていないばかりか、合意を受け入れれば延長国会の会期中の退陣が確定するからだ。首相と岡田氏らは20日夜にも延長幅を巡り公邸で協議したが、執行部は最長120日間の大幅延長を野党側に提示したことしか首相に報告していない。岡田氏らは21日、自公両党との調整と並行して首相の説得を続けたが、首相は合意を拒み続けた。
民主党は会期の延長幅を各党に伝える与野党幹事長・書記局長会談を21日午前11時半に設定していたが、首相が合意を拒んだため、午後1時半、2時半と2回遅らせたうえ、最終的に22日に延期した。会期延長を議決する衆院本会議は同日午後1時に設定された。
民主党の安住淳国対委員長は21日の記者会見で、会期延長について「野党第1党(自民)、第2党(公明)にも賛成していただくような幅が大事だ」と述べ、両党が菅首相の延命策と疑う大幅延長は困難との認識を示した。民主党執行部は22日のギリギリまで「50日延長」で首相を説得する方針だが、いったん合意に踏み切った民自公3党内には首相への不信感が広がる。
自民党の逢沢一郎国対委員長は21日の記者会見で「唐突に首相が持ち出した再生エネルギー法案は拙速に処理できる中身ではない」と延長国会での成立に協力しない姿勢を示した。民主党の平田健二参院幹事長も「(赤字国債の発行に必要な)特例公債法案はどうするんだ。それを忘れて新エネルギー? 予算の執行ができないんだよ」と首相への怒りをぶちまけた。
民主党内には「8月末まで70日間延長すればいい」(参院幹部)との声もあるが、野党の協力が得られる見通しは立たない。幹部の一人は「首相−岡田氏の信頼関係は切れた」と漏らした。【野口武則、吉永康朗】
◇
会期末前夜で政権緊迫=首相、岡田氏への不信強く :時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011062100870
会期末を翌日に控えた21日、菅直人首相と民主党の岡田克也幹事長ら党執行部の綱引きが緊迫した。重要法案成立に向け野党の理解を得ようと、退陣時期の明確化を迫る岡田氏。これに対し、首相は再生可能エネルギー促進法案まで持ち出し、続投に執着。双方が歩み寄る気配は見えず、首相が脱「原発」を掲げて衆院解散に踏み切るとの見方や、会期延長断念の可能性も取り沙汰され始めた。
「会期の延長幅は50日。2011年度第3次補正予算案は次の内閣が編成する」。岡田氏は20日夜から自民党の石原伸晃幹事長と連絡を取り、首相の退陣時期と延長に関する合意案の作成に着手。21日午前に石原氏、公明党の井上義久幹事長と都内でひそかに会い、打開策を練り上げた。
会期を大幅に延長しても、野党の協力がなければ重要法案の処理は難しい。一方、50日の延長では2次補正と特例公債法案を成立させることで精いっぱいだが、首相の延命には歯止めがかかり野党の理解は得やすい−。岡田氏はこう考え、狙い通りに石原氏らも受け入れた。首相を棚上げしての合意形成を、民主党ベテラン議員は「敵の敵は味方だ」と説明した。首相と衝突した岡田氏は、野党と立場を同じくするというわけだ。
しかし、首相はこの案を一蹴。「世の中ままならないものだ」。岡田氏は首相との会談後、やつれた表情でつぶやいた。
首相と岡田氏らの対立の背景には、信頼関係が崩れたことが影響している。内閣不信任決議案否決後、岡田氏らが「長く居座ることはない」などと一斉に早期退陣への道筋を付けようとしたことに、首相は「手のひらを返されたと思い、相当びっくりした」(政府関係者)という。
その後も仙谷由人代表代行(官房副長官)が特例公債法案の成立と引き換えの早期退陣に繰り返し言及し、首相は反発を強めているとみられる。首相が耳を傾ける相手は、今や北沢俊美防衛相と亀井静香国民新党代表ぐらいだ。
首相と党執行部が反目する異例の展開に、ある閣僚は「衆院解散になっても不思議でないくらい、緊迫した空気になりつつある」。また、執行部の一人は「会期を延長できない可能性もゼロではない」と指摘した。
(2011/06/21-21:52)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK115掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。