http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/431.html
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今朝の朝日新聞に、21世紀臨調という団体が菅首相に政治混乱の責任があるとして、退陣時期を明確にするよう求めたという記事があった。この団体には、私が若い頃教わった立派な先生が入っているので批判しにくいのだが、この件についてはお説拝聴というわけにはいかない。
今の日本政治が先進国の民主政治の体をなしていないという臨調の指摘は一応その通り。だが、今の政党政治以前の問題が噴出しているという歴史的、構造的な視座がない点で、ほとんど能天気とさえ思えるコメントである。首相を辞めさせれば、問題が解決するとでも言うのだろうか。
先進国の体をなしていないのは、今までの原発の推進体制である。情報を隠蔽し、専門家と業界がつるんで進めてきた利権擁護の体制である。このような巨大な悪を見ることなしに、今の政治家をあげつらっても意味はない。今、菅首相を辞めさせれば、巨悪の隠蔽に荷担するだけ。
政治学者たるもの、権力をめぐる戦いの中で、自分の言説が誰を利するのかを自覚しなければならない。21世紀臨調の先生たちは、菅を辞めさせて、もっとましな首相を見つける自信がおありなのだろうか。それとも巨悪を隠蔽したいのか。私は菅首相が原発利権と闘う限り、最後の一人になっても支える。
http://twitter.com/#!/260yamaguchi/status/81637942472355840
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