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菅首相:「あきらめないこと」強調 「花道」へ粘り腰
http://mainichi.jp/select/today/news/20110620k0000m010099000c.html
2011年6月19日 22時53分 更新:6月19日 23時24分 毎日新聞
菅直人首相が「一定のめど」で退陣する意向を表明した6月2日から半月以上が経過した。その間、東日本大震災の被災地視察を繰り返し、11年度第2次補正予算案だけでなく「3次補正」にも意欲を示すなど、早期退陣に抵抗する姿勢を示し続けてきた。首相は周辺に「時期が来たら(首相ポストを)譲るから、それまではやりたいことをやらせてほしい」と話し、納得のいく「花道」を求める粘り腰をみせている。
「私にとって二つキーワードがある。『あきらめないこと』と『参加民主主義』だ」
菅首相は19日、再生可能エネルギーに関してインターネットを通じて意見交換する「オープン対話」に臨み、80年の初当選直後から風力などの再生可能エネルギー利用に取り組んできたことを強調した。首相は再生可能エネルギーの固定価格買い取り法案を退陣までに成立させたい意向も民主党執行部に伝えており、中継でも「かなり長い間、思いの強いテーマ。そういう意味では(私は)しつこい」と語った。
菅首相は退陣自体を否定してはいないが、震災・原発事故対応の失敗を認めるような形で退陣に追い込まれるのは避けたい気持ちが強いようだ。ネット中継では震災復興などについても「こういった形での意見交換をぜひやりたいと思っている」と意欲を語った。
首相の粘り腰には民主党執行部の一人も「退陣を直接迫ったら逆に辞めなくなる」と手を焼いてきた。首相の早期退陣を前提に特例公債法案の成立に協力する姿勢を示す自民、公明両党の疑心暗鬼も招いている。一方、首相に大幅な内閣改造を進言している国民新党の亀井静香代表は「まなじりを決した首相に与野党を問わず協力するのは当たり前の話だ」と早期退陣論をけん制。「秋口になると(四国の)お遍路の道も涼しくなる」と8月までの続投にも理解を示す。【田中成之、高橋恵子】
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会期延長、結論出ず=菅首相、民主幹部と協議
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011061900223
菅直人首相は19日夜、民主党の岡田克也幹事長、輿石東参院議員会長ら執行部と首相公邸で約1時間20分会談し、22日までの今国会会期の延長幅について詰めの協議を行った。しかし、結論は出ず、20日に改めて協議することになった。
会談には枝野幸男、仙谷由人正副官房長官も出席。終了後、枝野氏は会期について「幾つかの意見が出て、20日にまた検討する」と述べ、最終的な結論は出なかったことを明らかにした。会談内容については「会期幅についてだけ話をした」と語り、首相の退陣時期は議論にならなかったと説明した。
また、出席者の一人は会期をめぐり「激論になった」と述べた。
19日夜の会合に先立ち、岡田氏は安住淳国対委員長、玄葉光一郎政調会長、輿石氏らと都内で会談。この後、岡田氏は公邸で首相と会い、協議内容を伝えた。(2011/06/19-23:28)
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