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延命の為に脱原発のポーズを取った菅を私は支持し菅が調子に乗ってますます脱原発にシフトするように誘導しようとした。
菅降ろしをする人々に対しては菅よりもマシで首相になれる可能性があるのは誰か聞きたい。
原口が首相になれるのか?
小沢は?
他に誰がいる?
「菅以外なら誰でも菅よりマシだ。」などという意見に何の根拠がある?
亀井は菅に擦り寄り小沢派を改造内閣で起用するように進言するのだろう。
この作戦は田中康夫も承知しているハズだ。
菅は原発事故収束の為に小出氏を起用すべきである。
菅は一方では定期点検中の原発について安全性が確保させたのなら再開するようにと促した。
しかし、この「安全性が確保されたのなら。」というのをどう考えているのだろうか?
福島原発の事故を受けての安全性の確保とは耐震性の検査など高いハードルを越えなければならない。
脱原発派は菅に安全性の確保を厳しく迫って行かなければならない。
菅自体は世論の動きでどうにでもなる日和見主義者だからだ。
菅が脱原発的発言をすれば褒め原発推進を言えばバッシングをするという是々非々の態度で臨む事が必要だ。
あえて言うならば菅に対しては「褒めて育てる」という姿勢をとればいい。
菅が辞めるまでに少しでも脱原発環境を作っておく事が必要だ。
現実には存在しない理想的な政治家を想定しそのイデアと対比する事で現実に存在する政治家をあれこれ批判するのは不毛だ。
菅がロクでもないヤツである事は百も承知だ。
それにも関わらず脱原発のポーズを取ったから支持し現実の政治の流れを変えようとしたのだ。
対案なしに現実の政治家に対して「あれもできていない。これもできていない。」などと批判するのはたやすい事だ。しかし、そんな事をしても何も良くはならない。単なる憂さ晴らしに過ぎない。
亀井静香はこの点はよく理解しているようだ。
田中康夫も同じだろう。
小沢と原口が脱原発と言った事は歓迎する。
しかし、もっと具体論を小出さんの話を聞いて展開して欲しい。
福島原発の燃料がどうなっているのかをまず把握すべきだろう。
圧力容器から下に落ち、格納容器からも下に落ち、コンクリートを溶かしている最中なのであれば小出氏が言うように地下水などから放射能が漏れ出さないようにコンクリートの壁を岩盤にまで作るしかないだろう。
そういう事を小沢や原口はやろうとしているのか?
政治家の誰がそれを言っている?
阿修羅掲示板を始めネットでガンガン言っていく中で政治家にそういう対策を取るように要求していくしかない。
使えそうな政治家はどんなヤツであろうが使うというのが我々脱原発派の使命だ。
菅が脱原発派かどうかなどという形而上学的(二元論的あるいはデジタル思考的)議論が不毛だ。
我々はイデアではなく現実に存在する人間や動きに依拠するしかないのである。
これが弁証法的唯物論の政治だ。
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