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液状化被害の現場を辻本清美らと視察に行った際、沿道の市民から声が出た。面と向かってではなかったが、明らかにその場の人間が聞こえる様子であった。テレビ映像の音声にちゃんと入っていた。
菅にとってはこれ位の事では響かない。菅の心には発言の市民に対しても一言言い放つ思いがあるだろう。そんなに辞めさせたければ、自分で政党を作って訴えればいい。そんな所だろう。
菅には特別な能力はない。しかし自らを状況に合わせる能力はある。時の体制に反発してもダメなら従う。理不尽と分かっても従うのだ。以前小沢事件に際して、そういう発言があって驚いた事がある。
マスコミに言われたらもうダメなんですよ。そういう内容だった。自らの厚生大臣時の体験から出た言葉だった。年金未納問題だったかな。自分は違うと強がってもマスコミに包囲されたらどうしようもないと、菅は悟った訳だ。小沢に対しても検察マスコミが悪いと言ったところで事態は何も変わらないと思っていた訳だ。
検察の権力乱用というトンデモナイ事態に遭遇しても、初めから白旗を挙げていた菅に強い違和感を感じたものだった。菅には体制に従うという処世術が心の中心にあった。野党の風上にも置けない人間だった訳だ。菅は野党にいながら時の権力体制の僕だった。小沢が米とも話し合うというスタンスを変えないのとは全く対極だ。菅は米の支配体制に従うのは考えるまでも無い当たり前の事だった。
時の体制が悪ければしょうがないという考えに至る。だから最小不幸社会という考えが導かれる。この言葉は菅の「体制の僕」を語っていた事になる。
菅は時の体制に従いながら、野党の立場から上を目指した。菅は体制にとっては敵ではなかった。自民は攻撃しても体制には忠実だった。自らの立場をよく弁えた男だった訳だ。そういう人間が上を目指してもいい訳である。そして不正を働いたという括弧付ではあったが、とうとう最高位に達した。大した能力も与えられていなかったのに、処世術でついに頂点に立った。時の体制にとって菅は扱いが難しい人間である。時の体制自体が悪い。その悪いヤツが何で菅を責められようか。菅が辞める詐欺をやったのも当然と言えば当然なのだ。
菅にも言いたい事は山ほどある。菅は菅なりにスジを通して生きてきた。悪い時の体制に従ったのは上を目指す為に仕方なかった。
今菅が自然エネルギーに力を入れているのは、時の体制に対して総理大臣として一泡吹かせるという思いがあるのかも知れない。菅の生き方の中ではスジが通っている。菅が中曽根を尊敬するという部分も納得できる。中曽根も風見鶏で時の体制即ち米支配体制に従った。しかし、心の奥には国を思う思いも消えていない。その辺りの風情が菅に共通していたのだろう。
菅の生き様は菅個人としては理解できる。しかし、総理大臣となった場合は影響が国民全体に及ぶ。菅個人の為の総理大臣ではない。時の体制の僕として総理大臣になった菅には何の期待もできない。政権交代の国民の願いは体制の僕総理によって破壊された。怒る国民に対して、菅は「自分で政党を作って訴えればいい」と心の中で言い放つ。
菅を巡る最終局面は国民が試されている。体制の僕が何故悪く言われなければならない? 言うヤツが悪い。菅の「粘り」は根が深い。国民の問題でもあるのだ。菅に悪びれた部分は無い。厄介な男だが、理解できる。菅を超えなければ日本に新たな道は開けないという事なのだ
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