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−仙谷一派が、奥の手を出してきた?さて菅はどうする。退陣or居直り?−
民主党執行部、首相に退陣要請へ 公債法案成立に道筋
民主党執行部は18日、2011年度予算の執行に不可欠な公債発行特例法案成立に道筋をつけるため、菅直人首相に早期退陣を要請していく方針を固めた。岡田克也幹事長や仙谷由人代表代行(官房副長官)、玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当相)、輿石東参院議員会長らは19日に協議、意思統一した上で、早期の退陣を決断するよう説得する構えだ。
これに対し、首相は18日、視察先の千葉県浦安市で、8月中旬以降の提出が想定される2011年度第3次補正予算案の具体策に言及。当面、続投する姿勢を崩していない。民主党執行部の一部では首相が応じない場合、党役職を辞任して退陣を促す案も浮上している。
『47NEWS』 http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011061801000597.html
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政権がこんな最終局面になったら、通常の首相は即刻辞任でしょう。過去の歴代首相のケースでは、間違いなくそうなっています。いな、ごくごく身近な幹部たちからこんなみっともない退陣要請がなされる以前に、とっくに自らの身を処しているはずです。
しかし「菅首相は異常な人なのです」との政治評論家の伊藤惇夫氏の指摘どおり、こと菅直人に限っては、「あい分かった」と素直に聞き入れるタマとも思えません。国会などの場では臆面もなくイケシャアシャアと、政界曲芸師のような延命策を次々に言い放っています。またここに来て急に週末ともなれば、被災地の“瓦礫の山”見回りパフォーマンスなどを繰り出しています。
止せばいいものを何をトチ狂ったか、国民新党の亀井静香代表が、菅直人の延命に乗っかろうとしています。大連立などとなったら、弱小の国民新党は埋没するという焦り、また新内閣では復興担当相に就任しようという魂胆からなのでしょうか。いずれにせよ、四面楚歌の菅首相にとっては思わぬ強力な援軍と言うべきです。
その亀井代表、菅首相に「小沢氏を取り込んだ形での内閣改造」を助言しています。これに対して菅首相がどういう結論を出すのか、それを受けて肝心の小沢元代表がどう動くのか。
今回の退陣要請は、亀井代表への対抗策なのでしょうか。いずれにしても仙谷由人、岡田克也、玄葉光一郎ら執行部が退陣要請しても、これが菅早期退陣の決定打となるかどうかは不明です。ただ頑なに辞任を拒む菅首相に対して、いざとなったら執行部総辞任も辞さないというのですから、かなり強力な奥の手とは言えます。
それにこの動きに、実力長老の輿石東参院議員会長が一枚噛んでいることもポイントです。輿石氏は言わずと知れた小沢氏に近い人物です。今回の執行部の動きに、小沢元代表もゴーサインを出しているということなのでしょうか。
私個人としては、“挙党一致”という体裁になるにせよ、内閣改造などという小手先の事より、国政にとっての最大の障害物・菅直人をとにかく早期退陣させること、物事はそこからしか始まらないと考えます。
仮にもし「その時歴史が動いた」という事態になった場合、これに対して、ここのところなりを潜めている小沢一郎がどう動くのか。その動向にも要注目です。
19日夜には、政府・民主党首脳会議があり、その場で仙谷、岡田ら党幹部は菅首相に退陣時期を明確にするよう求める方針とのことです。「逃げ菅」「ズル菅」がどんな返答をするのか、それ次第では政局は一気に流動化していくことになります。
その先の22日には両院議員総会もあります。来週は目の離せない1週間になりそうです。この梅雨空のようにどんより澱んだ政界閉塞模様。スカッと爽やかな展望を開くためにも、「菅退陣表明」という劇的な展開を望みたいものです。
(大場光太郎・記)
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