http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/308.html
Tweet |
驚異的な粘り腰を見せる菅首相ではあるが、実体は詰んでいる。党内で菅首相を支持する議員は最早、数十人レベルであろう。岡田幹事長をはじめとする党執行部も辞任せざるをえない状況に追い込まれている。彼らでは、「野党との交渉」も「党内をまとめること」も「菅首相を辞任させること」もできないことが完全に露呈してしまったからだ。もちろん選挙での連戦連敗の責任も問われることは言うまでもない。
仙谷官房副長官も今回の大連立騒動や菅首相の早期辞任発言で与野党をはじめ経済界や労働界からも信頼を失い党内での求心力が急激に萎んでしまった。それに伴い前原グループの存在感も低下したことはいがめない事実である。党内から「小沢一郎排除の声」が聞こえなくなった。野党からも「小沢一郎の政治と金を追求する声」が聞こえなくなった。
民主党の大半の議員は「小沢一郎」抜きでは党運営が立ち行かないことを改めて認識させられたはずである。現在、名前が上がっている首相候補とは政治家としての格が一段も二段も違うことを多くの議員は改めて認識させられたはずである。与党だけでなく野党においても、今後、起こりうるであろう政界再編を主導できる政治家が小沢一郎以外にいないことを今回の騒動で改めて認識したに違いない。(小沢さんがどう考えているかは別として)
菅首相も少しでも長く首相を続ける為には、小沢一郎の協力を取り込むしか残された道が無いことがわかったはずである。頭を下げて協力をお願いするだけの度量が菅首相に残っていればの話ではあるが・・・。
小沢一郎大仏様の手のひらに菅首相や谷垣総裁が乗っているというのが今の政界の図式である。しかし、小沢さんの真意をわかっている人は殆どいない。またそれを絶対に表に出そうとしない。周りが疑心暗鬼になりかかっている。完全に小沢さんのペースである。
今後の政局を見る場合、注目すべきは公明党の動きである。野党の中心にいるのは、自民党ではなく公明党である。小沢さんと公明党が、裏でどう繋がっているのか?注意して見る必要がある。マスコミなどは今に至っても菅首相擁護の姿勢を見せているが「辞める。辞めない。」は最早そんなに大きな問題ではなくなりつつある。
民主党の執行部体制がどうなるのかの方が重要である。内閣改造で官房長官が交代するのか?交代するのであれば誰がなるのか?に注目すべきであろう。いくら菅首相が勝手に叫んでも官邸や党執行部が動かなければ「水中で溺れている」のと同じである。誰かが飛び込んで助けてくれなければ、溺死する以外に残された道はない。伸子夫人が浮き輪を投げ込んでくれる可能性がわずかながら残ってはいるが・・・。
http://haru55.blogspot.com/2011/06/blog-post_18.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK115掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。