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今、将棋が日本を始め、中国・アジアでブームになっているという。「先を読む」のに、将棋が、西洋のチェスと違うのは、相手から取った駒が、もう一度使えるところだ。そのため、「先を読む」ことに限界があり、「直感」が必要になる。この「直感」と「先読み」は、今の日本の政治にも共通している。
菅さんは、「先読み」で、浜岡原発を止めたのだろうか。また、「直感」で、固定価格買い取り制度を導入しようとしているのだろうか。菅さんを支持する人も、政治不信の人もいる。だが、日本の原子力ムラの本質を変えないで、西洋型の環境・エネルギー政策が機能するだろうか?
因みに、将棋は、BC200〜300年に古代インドで起源し、西流してチェスに、東流して中国や日本で姿を変え、世界に広まったとされる。日本では、平安時代に貴族の間で将棋が遊ばれていた。
しかし、平安〜鎌倉〜室町時代の将棋は、現在とは違う。今のような型になったのは、室町時代の終わりごろで、相手から取った駒が使える、日本独自のものになった。そこには、戦国の天下布武、「国盗り」の発想が導入されている。お上(官僚主導)のルーツは、士農工商の近世武家社会なのである。
今、日本の世論は、脱原発に期待しつつ、現実になると節電対策などで戸惑いもある。自然エネルギーに転換の動きはあるものの、大きな道筋が見えていない。浜岡や東電の賠償に、節電やクールビズも絡み、政府と財界の癒着が、それを阻んでいるのだ。
三ヶ月経って、国民は、改めて今回の事故の原因を追及し、原発という先端の科学技術が、人類に災害を招いたことを議論すべきだ。今こそ国民は、「直感」と「先を読む力」で、世論と政治を変革しなければならない。
まず、どんな時も自然を、人間の下に置いてはいけない。利便と効率を追求し、いかに収益をあげるか、市場を大きくするかではなく、自然と人間を大切に、生活スタイルから見つめ直すべきである。その中で、これからのエネルギー政策を、議論すべきではないだろうか。
次は、地域主権だ。日本は、根っこの民(中小企業・家計)が痩せ細り、統治するお上(政府・多国籍大企業)が制度疲労をきたしている。それ故、土台である地域の再生が、先決だ。地域が、自立と共生の社会に転換し、オオカミと子羊が共生する市場経済に、仕組みを変えることが求められている。
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