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−鳩山、小沢、仙谷、亀井、自公…、化け物の暴走を誰にも止められない?−
後々日本政治史上の汚点として残るであろう「6・2大ペテン劇」によって、菅直人首相は内閣不信任案可決を回避し首をつなげました。菅はそれによってすっかり自信を深めているようです。形はどうあれ菅からすれば、昨夏の参院選の大惨敗責任回避そして今回の不信任案否決と、大きな政治的危機を乗り越えたことになるからです。
最近菅直人は、「オレを倒すことは誰にもできない」と余裕綽々うそぶいていると言います。現状は本当に菅の言うとおりになりつつあるのでないでしょうか。退陣表明した菅直人に、“長期政権の目”という超異常事態も考えられるのです。
菅直人にとって最大の政敵である小沢一郎元代表は、最高裁、検察、日弁連一体となったイカサマ検察審査会による強制起訴の流れを受けて、今秋から始まる公判を待つ身。それに「推定無罪」を無視した党執行部による党員資格停止処分により、政治活動自体大きく縛られた状態です。
鳩山由紀夫前首相の“裏切り”により、不信任案可決という最大のカードを失った今、次に「天誅・菅直人」のためのどんなカードが出せるのか、いかな“豪腕”“壊し屋”といえども大変難しい局面です。
仙谷由人、岡田克也、枝野幸男ら菅首相を早期退陣させ、早く新首相体制に移行させ新体制でも生き残りたい仙谷一派は、今月上旬しきりに退陣時期や自民などとの大連立を猛烈PRしていました。野田佳彦という具体的な首相候補名まで挙がりました。
しかし菅直人は先週末頃から、それら早期退陣圧力を強力に押し返しています。菅の反撃に対して、仙谷らは二の矢、三の矢が放てずすっかり戦意喪失の状態です。
「黒幕」「キングメーカー」などと言われてまんざらでもなかった仙谷は、ここに来て官房副長官辞任をにおわせ、菅直人に揺さぶりをかけるのが精一杯です。この1年余菅と共に国政を壟断してきた張本人が仙谷です。国民からすればいっそ無役の一兵卒になって、このまま消えてくれればモッケの幸い。第一肝心の菅直人にはそんなの屁の河童、痛くも痒くもないことでしょう。
とにかく小泉純一郎元首相以上の“政界曲芸師”菅直人は、延命のためなりふり構わず。やれ「瓦礫処理だ」「それに関わる2次、3次処理も含めて私の仕事だ」「2次補正予算編成をやり遂げたい」「いやその前に(震災復興をわざと遅らせるための)1.5次補正の編成に取りかからねば」「そうだった。原発事故収束を見届けるのも私の務めだ」うんぬんかんぬん。こう忙しくては退陣どころの話じゃないよ、てなもんです。
つまりは仙谷由人の完敗なのです。仙谷はかねてから「民主党で一番頭が良いのはオレ様だ」「菅の首に鈴をつられるのはオレしかいない」などと豪語していたと言います。仙谷は官房長官更迭後も腹いせに「菅降ろし」を画策して失敗、今回も見事に大失敗。
菅直人そして伸子“デシャバリ”夫人の前に、コロッとずっこけたのです。つまり仙谷は、菅ペテン師夫婦の姦計にあえなく敗れ去ったということです。とんだヘボ軍師、田舎軍師ではないでしょうか。
私は先に小沢一郎、菅直人、仙谷由人の3人の中で、一番先に政治生命を失うのは菅直人だと断言しました。しかし早速修正が必要のようです。真っ先にそうなるのは仙谷である可能性が否定できない状況です。
菅早期退陣に関して、仙谷と同一歩調をとってきた岡田幹事長や枝野官房長官も、明らかに後退しています。岡田幹事長は15日、6月22日会期末を迎える今国会について「大幅に延長し必要な法案を通していきたい」と表明しました。大幅とは3ヶ月を想定しているといいます。会期延長は即菅直人の延命に直結します。
これに対してあろうことか自民と共に不信任案を提出した“鵺(ぬえ)政党”の公明党からも「早々と閉じるべきではない」と、菅首相の下での会期延長を容認する考えを示し始めています。
ところで公明党さん。おたくの党の創立者である池田大作大先生は、その後いかがいらっしゃいますか。1年以上公式の場に一切姿を見せないのは尋常ではありませんね。まさかの事態に立ち至っていることを、各方面に官房機密費をふんだんに使っている菅“謀略”官邸に握られて、脅されているのではないでしょうね。
最近まで倒閣を推進してきた自民党も、ここに来てすっかり腰砕け状態です。
「特別公債法案」「参院問責決議案」という、菅政権を追い込むための二大カードを自ら放棄しようとしているのです。菅直人の下での会期延長容認、同公債法案成立容認、問責決議案は出さない方向だと言うのです。
不信任案提出後の自民党の支持率急落に、自民党幹部らは真っ青なのだそうです。加えて、同党のサラブレット・後藤田正純衆院議員の、銀座の美人ホステスとの“下半身スキャンダル”が直撃ですからねえ。
こうして今や完全に菅首相延命の流れです。この流れに乗っかって強力にアシストしているのが、国民新党の亀井静香代表です。15日の菅首相との会談では、「(延命を確実にするには)内閣改造をおやんなさい」「小沢氏も納得する内閣を作り、挙党一致体制を作りなさい」などとアドバイスし、さすがの菅も今度ばかりはこの進言を受け入れる方向で検討中とのことです。
亀井代表は、ポスト菅で仙谷と主導権争いをしているといいます。その腹づもりでは、菅に自分の腹案を呑ませて仙谷を追い落とし、新内閣で新設の復興相ポストに就任し、あわよくばポスト菅一番手を手に入れる気なのでしょうか。
8月、9月の段階で、今度は菅vs亀井の戦いになりかねません。そうなると、小泉元首相に負け続けた亀井さんに勝ち目はありませんよ。何せ相手は、こと権力闘争だけには異常に長けている“全共闘崩れ”の菅直人ですから。
この1年煮え湯を呑まされ続けてきた小沢グループが菅内閣に加わるのか、拒否するのか。これは大きな見ものです。菅直人に協力するふりをして、しかるべき数の閣僚、副大臣、政務三役などのポストを抑え面従背腹、いざとなったら亀井静香などと一致協力して内部から菅体制を完全崩壊させる。このシナリオだと、いかな悪運強い菅直人の命運と言えども不透明です。
世紀のペテン師・菅直人を誅殺するには、この手しかないのかもしれません。
(大場光太郎・記)
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