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森田実の言わねばならぬ【478】
平和・自立・調和の日本をつくるために [478]
《今日の論点(3)》菅首相の巻き返しを許すことは、「嘘と騙しの政治」を蔓延させる/嘘と騙しの政治の横行を許したら、日本は滅びる/最近、政治家から聞いたことだが、著名ないテレビキャスターが騙しの政治家をほめているという/由々しきことである
(森田実の時代を斬る)
「騙すに向かう手なし」(日本の諺)
上記の言葉は、「相手を初めから騙そうとしてくる者には、いくら警戒しても騙される。防ぎようがない」という意味である。詐欺師は、残念ながら、永遠に不滅である。
「騙す者も悪いが、騙される者も悪い」と言う政治家は多い。指導的政治家に向けて言われる場合は、政治権力者が外交交渉において相手国から騙されたら、その被害は国民に及ぶということを意味する場合がある。外交交渉にあたる政治家と外交官には、この自覚は必要である。外交交渉は「嘘と騙しの舞台」とよく言われる。ほめられることではないが、これが現実である。だから外交交渉は相手から騙されるようなお人好しでは務まらない。外交権をもつほどの指導的政治家は、相手を騙してはいけないが、騙されてはならないのである。それだけの人間力が必要である。
しかし、20011年6月初め、菅首相と側近による「鳩騙し」は菅首相の方が悪い。簡単に騙された鳩山前首相は間抜けである。しかし、悪いのは菅首相である。菅首相にとって鳩山前首相は長年の同志であり、恩人でもある。このような長年の同志を騙してはいけない。約束が、たとえ密室においてなされたことであっても、この約束をすぐに破るようなことは許されない。同じ政党内では、騙した者がまず罰せられるべきである。
騙した菅首相は居座りに張り切り、巻き返しに転じているという。これはたいへん危険なことである。鳩山前首相の次に、誰かがまた騙される。騙した菅首相はますます自分の騙しのテクニックに自信をもって、騙しを繰り返す。これを著名なテレビキャスターがほめ上げている。これに対して、鳩山前首相の信用は失墜した。支持者の離反が目立つという。騙した者が栄え、騙された者が没落している。これが今日の日本の政界の現実である。
だが、これでいいのか!と言いたい。「騙した者が勝者で騙された者が敗者」という日本の政治の現状は異常すぎる。そして、騙して勝った政治権力者にマスコミがゴマをする。菅首相は次々と騙しを続けて英雄となる。こんな非道が許されていいはずがない。菅首相の「嘘と騙しの政治」を許してはならぬ。「嘘と騙しの政治」を追放すべきである。
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