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「菅以上」は、小沢一郎元代表だけで、与野党国会議員ば「菅以下」ならぬ「菅未満」ばかりだった。今度の「永田町空騒ぎ」は、与野党国会議員の無能力、実力のなさ、言い換えれば政治力の欠如を改めて証明して終わった。一番に馬鹿と間抜け面をさらけ出したのが、仙谷由人官房副長官だった。
舞台裏で菅直人首相と小沢一郎元代表が手を組んでいるとも知らずに、「阿波の阿呆踊り」に興じすぎていたのだ。菅直人首相は、師匠・市川房枝元参院仕込みの「しつこい尺取虫」、小沢一郎元代表は、恐るべき「鵺(ヌエ)」集団の元締めであった田中角栄元首相・竹下登元首相・金丸信元副総理仕込みの「寝業師」、思えばこの2人は、古い囲碁仲間だった。
読売新聞2011年1月4日付け朝刊「解説面」(13面)の「展望2011」欄で、村岡彰敏政治部長が、菅直人首相と小沢一郎元代表の碁の打ち方を評していたのが、改めて思い出される。「菅氏に小沢氏の棋風を尋ねたことがある。『オーソドックスな碁で手堅い』と高く評価していた。同じ質問を小沢氏にもすると『菅さんは息せき切って攻めに攻める。ただ、途中で息が切れるんだな』と答えた」
しかし、この1年間、仙谷由人官房副長官が、幼稚な撹乱戦法で2人の勝負に茶々を入れて、振り回してきた。それが、「脱小沢」であった。民主党最大勢力の領袖である小沢一郎元代表を排除してしまうと、民主党政権自体が崩壊するのが目に見えているのに、基本的な算数ができなかったらしい。さすがに、菅直人首相と小沢一郎元代表の2人は、うるさい「銀蝿」を叩き潰すことで、暗黙の了解をしたようである。
所詮は、素人の浅知恵で直ぐに馬脚が現れ、この阿波の田舎芝居は、「仙谷切り」で収束したのである。「仙谷の千枚切り」では、食うに食えない。ということで、仙谷由人官房副長官の政治生命は、もはや絶たれたのも同然である。早々に引退して、郷里で始まる「阿波踊り」でひょっとこを演じていた方が、ガンで病み上がりには、身のためであろう。
仙谷由人官房副長官という最大の撹乱要因が除去されれば、政界は、ようやく正常化してくる。小沢一郎元代表の水面下の工作が、功を奏してきたのか、公明党が、自民党から離れ、接近してきた。政権が何よりも好物の公明党が、いつまでも自民党に義理立てて、野党暮らしに甘んじているはずがないからである。うまくいけば、「民公連立」に発展していく可能性がある。「民公連立」が実現すれば、参院で過半数に15議席不足しているがために「衆参ねじれ」ているのが、公明党参院議員19人で埋めて、「衆参ねじれ」を解消できる。
そして、懸案の「復興基本法案」が成立すれば、菅直人首相は、復興担当相任命を含めて、直ちに「内閣改造」に踏み切る。その際、公明党を連立に引き込むチォンスが訪れる。この離れ業を実行できるのは、公明党・創価学会との関係がだれよりも深い小沢一郎元代表なのである。
菅直人首相と小沢一郎元代表が手を結んでいるとは知らずに、「菅直人首相退陣要求劇」のなかで、早とちりして馬鹿みたいな「ネコ踊り」に狂奔していた国会議員は、いまさら、どんな面をして菅直人首相に会えるというのであろうか。 岡田克也幹事長、枝野幸男官房長官、仙谷由人官房副長官、野田佳彦財務相、安住淳国対委員長、小沢鋭仁元環境相、樽床伸二元国対委員長、前原誠司前外相・・・、まだまだたくさんいる。
この騒ぎのなかで、鳩山由紀夫前首相と袂を分かった者もいる。40人いた鳩山派は、鳩山由紀夫前首相を含めてわずか6人(衆院4人、参院2人)の弱小派閥に転落してまっている。「覆水盆に返らず」といい、いまさら復縁は難しい。
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/a9a83e19787253255cf541fcdfa69ff5
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