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死に体内閣が与野党振り回し、補正・人事とやりたい放題
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110617/stt11061702000000-n1.htm
2011.6.17 01:59 産経新聞
菅直人首相が土俵際で粘り続け、息を吹き返しつつある。首相は自らの手で平成23年度第2次補正予算案を提出する構えを強め、東日本大震災の復興担当相の人選にも積極姿勢を見せる。「ポスト菅」を探る民主党内の動きも沈静化してしまい、野党も次の一手が打ち出せないでいる。
「(首相退陣後の)引き継ぎができるような態勢、環境をつくるのが私たち周りにいる執行部の責任だ」
16日午後、議員会館で仙谷由人官房副長官と向かい合った輿石東(こしいし・あずま)民主党参院議員会長はつぶやいた。再三の退陣要求に応じようとしない首相に、すっかり困り果てたようだった。
首相は2日の退陣表明以降、矢継ぎ早に政策課題を打ち出し、政権延命の環境を整えた。「内閣不信任決議案を大差で否決した後、吹っ切れたのか首相は日増しに元気になりつつある」(首相側近)という。
この日も官邸で「東京電力に関する経営・財務調査委員会」に出席し、「仙谷氏が委員会のリーダー役になる。資産など徹底して調査し、9月までに報告書をまとめてほしい」と月内退陣を迫る仙谷氏を牽制するなど意気軒高だ。
そのおかげで仙谷氏はすっかり機嫌が悪くなった。TBSテレビが「官房副長官が辞意」と報道すると、周囲に「辞めるわけないだろ」と当たり散らした。自らの辞任カードでも止められないほど、首相には加速がついてしまった。
昼の党内各グループの会合も模様眺めばかり。鳩山グループ会合では大畠章宏国土交通相が「政治は乱れているが来るもの拒まず、去る者追わずでやろう」と静観姿勢を強調した。
執行部は21日にも両院議員総会を開く方針だが、首相への党代表解任決議案が提出される気配はない。
野党側の戦意も急速にしぼむ。
公明党の井上義久幹事長は会見で「首相が退陣時期を明確にしたら応じてもいい」と強気を守ったが、党内では大幅延長と2次補正の早期成立を求める声が大勢で、民主党が求める党首会談の開催も認めそうだ。
自民党執行部は大幅延長を「首相の延命策」と拒否する方針だったが、16日の各派総会では「半年延長でも賛成する懐の深さがあっていい」(古賀誠元幹事長)と容認論すら出た。
民主党は16日、子ども手当の与野党修正協議について玄葉光一郎政調会長に一任することを決定、特例公債法案が成立する可能性が高まった。2次補正は7月15日ごろに提出される見込みで、そこまでは首相の独走が続くのは間違いない。
首相の“粘り腰”は「ポスト菅」レースにも影響している。次期代表選への出馬に意欲を見せる樽床伸二元国対委員長は16日昼、国会内で開いた自身のグループの定例会で「先がみえんなあ」とつぶやくばかり。
社民党の重野安正幹事長と会談した民主党の岡田克也幹事長は、さらに率直だった。
「(首相は)そう簡単に辞めないでしょう」(水内茂幸)
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