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産経新聞 より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110615-00000082-san-pol
呆然…延命へさらなる口実 首相「来月初旬までに1・5次補正を」
産経新聞 6月15日(水)7時57分配信
「1・5次」補正予算案の編成に、新たな法案成立への意欲…。
菅直人首相が退陣というゴールテープの前に、次々とハードルを置いている。
いったいどこまで走り続けるつもりなのか。
「政治空白」の長期化を懸念する与野党議員は、呆然(ぼうぜん)と立ち尽くしている。(岡田浩明、斉藤太郎)
「それいいね」
首相は今月上旬、民主党幹部から「被災地の漁業を再開するには氷が必要だ」と助言されると、即座に反応した。
11日に岩手県釜石市を視察した際にも「氷の問題」を強調。
そして14日の閣僚懇談会で、この問題も含めた追加的な震災復旧策を盛り込む「1・5次」補正予算案の編成を打ち上げた。
野田佳彦財務相にすら根回しなしの“独走”だった。
14日の参院東日本大震災復興特別委員会では、太陽光など再生可能エネルギーの取り組みにも並々ならぬ意欲を示した。
2日の民主党代議士会で退陣表明したはずの首相だが、むしろ以前にも増して精力的なところを見せている。
復興基本法案、特例公債法案、被災地のがれき撤去…。
連日のように“決意表明”を続ける。
「近々、辞めるのに何を頑張ろうとしているのか。生きているか死んでいるか分からない最高指導者が次々と構想を出せば、かえって混乱と不幸を呼ぶ」
この日の震災特別委で、自民党の丸山和也氏は執拗(しつよう)に早期辞任を勧めたが、首相は財政再建と社会保障の立て直しを挙げ、続投への意欲を示した。
みんなの党の松田公太氏から政治空白の責任を問われても、動じなかった。
「私が辞めると言って原子力事故が収束するのなら、すぐにでも辞める」
「いつ辞めようと思っていたとしても公にはしないし、前日に決断することもある」
内閣不信任決議案の否決で「信任」を受けたと言わんばかりに、首相は強気な発言に終始した。
もっとも、野党は菅首相の下では復興基本法案などを除く法案の審議を拒否する方針で、国会運営の見通しは立たない。
民主党は14日、自民党に会期の大幅延長を打診したが、首相が居座り続ければ、2次補正成立は「かえって遅れる」(渡部恒三最高顧問)。
首相の存在が復興の妨げになっているのは明らかだ。
「菅首相は最後の粘り腰で粘っているが、早晩退陣するだろう。次は代表選が重要だ」
小沢一郎元代表は14日夜、都内の自邸に側近議員を集め、泡盛を飲みながらつぶやいた。
最終更新:6月15日(水)8時22分
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【私のコメント】
菅を裏で操っているのは誰なのか。
自分が首相の座に居座り続けることで日本が良くなるなどとは、菅自身も思っていない。
菅は自分が首相になることと引き替えに民主党を売った男だ。
首相になることだけを第一目標としてきたこの男は、首相になるためだったら何でもする。
首相になる前の昨年4月、財務相として訪米し、アーリントン墓地に献花するという破格の待遇を受けた。
このときにすべてが決まった。
アメリカは民主党が内紛を起こして自壊することを望んでいる。
そして政権が自民党に戻り、小泉内閣のようなアメポチ政権ができるのを望んでいる。
今のような民主党の内紛が続けば続くほど喜ぶのはアメリカである。
菅は日本の首相として、自分の属する民主党を自壊させることまでアメリカに命令されたのだ。
民主党がどうなろうが、日本の震災復興がどうなろうが、そんなものはこの男の頭の中にはない。
自分が首相になるためだったら何でもやる男なのだ。
今の首相の椅子への居座り方は見事にそれを表している。
菅は民主党どころか、日本まで潰す気だ。
彼には小泉と同じ狂気がある。
昨年9月の代表者選にもアメリカがからんでいるし、
そこで行われた党員・サポーター票の不正操作にもアメリカがからんでいる。
さらに翌10月の検察審査会による小沢一郎への『強制起訴』にもアメリカがからんでいる。
その間に、菅直人はアメリカと取引をしている。
それは民主党を潰すまで首相を続けるということだ。
昨年9月の代表者選の直前には、尖閣諸島での中国船衝突事件が起きている。
これにもアメリカがからんでいる。
代表者選直前に中国との関係が悪化すれば、中国との関係を重視する小沢一郎にとってはマイナスになる。
菅は小泉以上にアメリカと裏取引をしている。
現執行部の閣僚たちは、そのことを分かったうえで政権運営をやっている。
日本のためではなく、アメリカとの取引を第一に考えているから、何をやっても国民の信頼がえられない。
増税するのもアメリカのためだし、自民党との大連立もアメリカへのご機嫌とりである。
菅は後ろにアメリカがついているかぎり、自分の首相としての地位は安泰だと思っている。
『支持者がゼロになっても首相はやめない』(国会発言)
この言葉が菅とアメリカとの結びつきをはっきり示している。
今日本の民主主義が壊れようとしている。
歴史を見れば分かるように、こんな時に政治を変えるのは政治家ではない。
国民自身の動きである。
マスコミはバリアーを張ってこのような菅とアメリカとの関係を一切漏らさない。
そんなマスコミ報道を読んでそれを信じる人たちも多い。
福島原発と同じように、日本の政治も臨界点に達している。
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