http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/154.html
Tweet |
仙谷由人がはしゃぎまくっている。大連立工作?相手は自民党国対委員長・逢沢一郎。仙谷由人にとって政治とはこういうことなのだろう。相手の肩になれなれしく腕を回してたらしこむ。こちらでは野田財務相の腕をさすりながら盛んにおだてている。”豚もおだてりゃ木に登る”
しかしこう派手に動き回っていては、早いところ菅直人に辞めてもらわねばなるまい。グズグズしていると、自分の方が浮き上がってしまう。少し焦りも見えてきたようだ。
仙谷氏「早期退陣を」 (東京新聞・TOKYOWeb 2011年6月12日)
仙谷氏は十一日のテレビ番組で首相の退陣時期について「早くけじめをつけた方がいい。次のステップに踏み込むため(首相に)身を投げ出してもらうしかない」と述べた。これまでも首相に近い政府・民主党の幹部が早期辞任を暗に求める発言をしてきたが、ここまで明確に退陣を求めたのは初めてのことだ。
こんな当然すぎることでも、仙谷が口にするとなると違和感がある。仙谷由人は内閣官房副長官である。
内閣官房の概要
内閣官房は、内閣の補助機関であるとともに、内閣の首長たる内閣総理大臣を直接に補佐・支援する機関です。具体的には、内閣の庶務、内閣の重要政策の企画立案・総合調整、情報の収集調査などを担っています。(内閣官房のホームページより)
仙谷が内閣官房あるいは政府内で菅に向かって早期退陣を求めるのならそれはいい。しかし外に向かって言うとなると、それは筋が違う。「内閣の首長たる内閣総理大臣を直接に補佐・支援する機関」の副長官が外部で総理の退陣を求めるのであれば、職を辞してから言うべきであろう。越権というよりは、職務からの逸脱、あるいは内閣への謀反・造反というべきか。
──先の東京新聞の記事の続き──
また、首相が居座ったままでは、仙谷氏が画策する自民党などとの大連立構想も前に進まない。首相が退陣時期を明確にしない中、大連立構想の機運は失われつつある。膠着状態に陥った局面を打開するためにも、仙谷氏はこの日の発言によって、首相に引導を渡そうとしたとみられる。多分、東京新聞のこの見方は当たっているだろう。「菅が居座ったままでは」、せっかくのキング・メーカー気取りもつかの間の夢に終わってしまう。
仙谷は官房副長官として超えてはならない一線を越えてしまったのである。官房副長官が「首相に引導を渡し」てどうする。それもテレビを使ってである。
仙谷は焦っている。次の日も仙谷はテレビで同様の発言を繰り返した。
退陣後の大連立へ「最低1年は必要」仙谷氏 (YOMIURI ONLINE 2011年6月12日)
仙谷由人官房副長官は12日のフジテレビ番組で、菅首相の退陣時期に関し、週内にも開催予定の民主党両院議員総会が「一つの節目になるだろう」と述べた。(中略)また、首相退陣後の自民党などとの大連立について「最低1年は必要だろう」と指摘し、 政権を念頭に置いていることを示唆した。「国会で物事を決め(られ)るような与野党の協議機関を作るのも、大連立的かもしれない」とも語り、大連立が困難な場合は閣外協力を模索する考えを示した。
改めて言うが、官房副長官が政権内部で菅直人に向かって退陣を進言するのであれば、それは官房副長官としての正当な行為である。しかし仙谷由人の行為は、官房副長官の職務からの逸脱であり、越権である。菅直人はすぐさま仙谷由人を罷免せよ!
次の政権のあり方は次期代表選でその候補者たちが主張し、次期代表が決めることである。一官房副長官が今この時点で言及すべきことではない。言いたいことがあれば、官房副長官を辞任してから言え!一議員として次期代表に手を挙げてから言え!しかし仙谷のこの動きにも多少の効用はあった。お陰で国民の目の前で民主党の棚卸しが進んだ。次期代表候補としてずいぶん多くの名前があがってきた。
野田財務相、鹿野農相、樽床元国対委員長、小沢鋭仁前環境相、馬淵前国交省、原口前総務相、川端前文科相……。今回一歩引いてはいるが、前原、枝野、岡田……。そして仙谷は気取ってこの舞台を回しているつもりである。すっかり民主党の底が見えてしまった。ただ、一人だけ舞台の袖で成り行きを見守っている人物がいるのだが……。舞台に上がったものかどうか、まだ決断できないでいる。それとも時を計っているのか?
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-115.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK115掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。