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「夫」か「元カレ」かで揺れる枝野官房長官
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110614/plc11061423160029-n1.htm
2011.6.14 23:14 産経新聞
菅直人首相の退陣表明をめぐり、「女房役」である枝野幸男官房長官の発言が揺れている。一時は早期退陣論に踏み込んだものの、最近は言を左右にして記者団の質問をけむに巻く場面が目立つ。どうやら、続投に意欲を燃やす現在の「夫」である首相と、自身の後見役で首相の早期退陣に動く「元カレ」の仙谷由人官房副長官のはざまで、どちらか一人を選べないまま苦(く)悶(もん)しているようだ。(小田博士)
「(首相と仙谷氏が)対立しているとは思っていない。一致している」
枝野氏は14日の記者会見で、2人のどちらにつくかを問われ、こう投げやりに答えた。今年1月の就任以来、感情を抑えたそつのない答弁を続けてきた枝野氏だが、いかにも苦しい。
仙谷氏は6月中の退陣を要求しており、8月以降の延命さえ模索している首相との食い違いは火を見るより明らかだ。
「(仙谷氏の)一つ一つの発言まで、箸の上げ下ろしのように『こう発言してください』と申し上げる必要はない」
枝野氏は13日の記者会見ではこう述べ、仙谷氏の発言が首相のコントロール外であることを事実上認めていた。同時に、枝野氏は本来、官房長官として官房副長官である仙谷氏の言動をいさめる役回りのはずだが、それも放棄した形だ。
「菅首相が首相である限り、全力で支えるのが私の役目だ」
8日の記者会見ではこうも強調したが、もともと首相と特別親しい関係ではない。せっかく産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の5月末の世論調査で首相にふさわしい政治家のトップ(10%)に選ばれたのに、みすみす「首相と一(いち)蓮(れん)托(たく)生(しょう)」となるのは本意ではないだろう。
第一、枝野氏は当初は早期退陣論に言及している。
首相が2日の民主党代議士会で退陣表明したにもかかわらず、同日夜の記者会見で前言を翻し、東京電力福島第1原発の原子炉が冷温停止状態になる来年1月までの続投を示唆し、与野党から一斉に反発を受けると枝野氏は何と述べたか。
「(首相退陣は)遅い時期ではない。首相は居座る気持ちはまったくない」(4日の民放番組)
発言内容を事前に電話で相談した岡田克也幹事長も同日、「(枝野氏は)正しい認識だ」と歩調を合わせた。首相周辺は「首相批判が激しくなってきたので、事態収拾を図った」(首相周辺)と解説する。
ところが、枝野氏はその後は早期退陣論を引っ込め記者会見で質問を受けても「首相が党代議士会で話した通りだ」と説明を避けることが多い。首相と仙谷氏との間でバランスをとろうとしているのか、両者にいい顔をしたいのか。
「あまり発言すると首相から恨まれますよ」。枝野氏に親しい若手議員は6月上旬、こんな助言をした。就任以来、守りに徹する「官邸のゴールキーパー役」を目指してきた枝野氏だが、この問題では綱渡りの連続のようだ。
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