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http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20110612#20110612f1
■延命が目的化してしまった民主党
民主党の問題は、簡単にいえば、自分達の延命が目的化していることだ。彼らはただ今回の政権、すなわち一回のラッキー、衆議院多数派を取れたことに依存し、この幸運を最低でも満期まで延滞することを考える。だからやることが場当たり的で短期しか考えておらず、責任をもっていない。いまの彼らにはそんな余裕はない。
反自民のもと、理想的なマニュフェストを掲げて、与党になった。しかしそれが長期与党である自民党へ対抗するためだけの空論であったことが暴露された。だから破綻した時点で、再度国民に継続の信任を受けるべきだったが、それを避けて彼らの延命作戦が始まった。
■野党に落ちれば終わる恐怖
延命が目的とされた戦略のない場当たり的な政策は当然成果が上がらず、たまり続ける国民の不満は民主党の参院選敗退、地方選大敗の結果を生んだ。次々敗退していく仲間たちを直視しない。そもそも彼らは、弱いつながりの寄せ集め集団であり、他のものたちとの仲間意識などない。
次の総選挙があれば大敗することがわかっている。野党に落ちてもまた返り咲けばいい。そのためには長期的な信頼を維持することが重要だ、という発送はない。与党から落ちたとき、反自民という弱い繋がりの民主党は解体するだろうことがわかっている。だからいまはこの先の見えない恐怖から逃げるために、とにかく自らのためになりふりかまわず延命するしかないのだ。
これらのことは今回の不信任案劇にはよく表れていた。不信任案が直前で取り消されたのはこのままでは、国民の信任を問う自体に陥るからだ。菅がこの民主党の「恐怖」を利用するのははじめてではない。内部支持者が少ない菅は絶えず、党が延滞されなくても良いのか、という脅しで内部支持をあつめ総理にまでなった。今回の位座りの強気にも民主党に潜む先が見えない恐怖をもとにしている。
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- Re: 背景をよく理解しなければならない 佐助 2011/6/14 20:49:19
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