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次の代表も決まらないうちに大連立を画策している連中がいる。順序がおかしくはないか?
たちあがれ日本に連立参加打診 民主仙谷、安住氏「脱小沢で」?(産経ニュース 2011.6.8)
たちあがれ日本の園田博之幹事長は8日の記者会見で、民主党の仙谷由人官房副長官と安住淳国対委員長から4日に電話で、菅直人首相退陣後に連立参加を含めて協力するよう打診があったことを明らかにした。
仙谷にしろ安住にしろ、どんな立場、どんな権限でこんなことを進めているのか!菅直人退陣確定ですっかり舞い上がってしまったようだ。次の政権の主導権をすでに握ったようなはしゃぎ振りである。しかし次の代表も総理大臣も決まる前から、連立などとは片腹痛い。
連立は民主党にとって地獄への片道切符である。野党はいつでも連立解消に走れる。連立を解消されて行き詰まった内閣は即、総辞職ということになる。社民党を相手にするのとは訳が違う。まして総理を野党に渡すなどというのは論外である。解散権を野党側に渡してしまっては、政権運営などできようはずがない。野党の都合でいつでも解散に持ち込める。バッカじゃなかろか!
小沢が大連立を仕掛けたことがあった。民主党の連中が揃って反対したためにおジャンになったが。しかし今持ち上がっている大連立とは民主党にとってはまったく意味合いが違う。当時民主党は野党であった。今の自民党の立場であった。連立解消の決定権は野党側にある。連立によって自民党の首根っこを押さえることができる。ついでに幼稚園児なみの議員たちに政権運営の学習もさせられる。まさに一石二鳥の戦略であった。
戦いの相手に生殺与奪の権を与えるバカはいない。仙谷や安住、その他連立を画策する連中は全くのバカである。民主党を潰してでも権力を握りたいというのなら、それはそれでなにをか言わんや、であるが……。しかしこの際であるから、仙谷ばかりではなく、岡田や前原や枝野その他有象無象にも派手に動いてもらおう。騒げば騒ぐほどこの連中の愚劣さ、心根の卑しさが浮き彫りになる。
菅直人は手強い。次期代表選びにこの連中が大騒ぎすればするほど菅直人は喜ぶ。それが菅直人の延命につながる。政局混迷は菅直人の望むところである。気がつけば、仙谷や岡田が消えても、菅直人が残っているなんてこともある。
菅首相、8月までの続投になお意欲 (asahi.com 2011年6月9日)
首相は衆院復興特別委員会で、「(8月中旬までの完成を目指している)仮設住宅に入った人が生活ができるようにすること、がれきの処理、原発の収束に一定のめどがつくまでは責任を持って仕事をさせていただきたい」と答弁。8月を目標にするがれき処理にめどがつくまでは政権運営を続けたい考えを示した。その上で、「がれき処理も8月中に生活地域からの搬出を目標に頑張っているが、その後の2次処理、3次処理につなげていくことも含めて私の大きな責任だ」とした。
隙を見せればすぐに挽回してくる男である。”6月中の退陣”から”お盆過ぎまで”とあっという間に押し戻してきた。仙谷たちは菅直人を甘く見すぎているのではないか。「仙谷由人の柳腰VS菅直人の粘り腰」なんて勝負は薄汚くて見ていられないが、この際徹底的にやってもらった方がいい。総理候補も次々名前が取りざたされ、さながらバトル・ロワイヤルの様相も見せ始めている。全員倒れてその後に残っているのは……。
民主党は半身が腐っている。腐った半身が正常な半身を切除しようとしている。正常な半身に身を委ねて治療してもらうということには思いが至らない。腐った民主党の半身が全身腐った自民党相手に駆け引きをしている。選挙ではたしかに自民党が優勢を続けているが、それにもかかわらず自民党待望論はまったくわいてこない。
国民は政治の行く末に関心は持っていても希望は持てないでいる。それでも、かすかに残っている希望の種火が勢いよく燃え上がる日を祈るような思いで待っているのである。(蛇足ながら、希望の種火とは小沢一郎のことです)
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