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【名言か迷言か】不信任賛成の松木氏「菅首相はなんと軽いことか」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110611/stt11061118080005-n1.htm
2011.6.11 18:08 産経新聞
産経新聞8日付朝刊に掲載した、今や無所属の松木謙公元農水政務官のインタビュー記事。松木氏は周囲の制止を振り切り内閣不信任決議案に賛成したことで一躍、「時の人」となった。インタビューは7日に約1時間行われた。その中で出てきた数々の菅政権批判。このコーナーでは今回、新聞紙上では取り上げなかった未掲載分を紹介し、「男を上げた」と言われる松木氏の実像に迫りたい。
松木氏が菅政権について「一番邪悪で最低」と酷評したのは本紙既報通り。ではなぜ邪悪で最低なのか。インタビューで松木氏は、田中真紀子元外相らと3月中旬に首相官邸に乗り込み、東京電力福島第1原発事故の対応に関する要望書を提出したときのことを振り返った。
松木氏によると、このとき首相は「東日本はつぶれるかもしれない」と発言したという。この言い回しは故笹森清・元連合会長にも首相は語っており、松木氏は「そんなことを平気で言う。なんという軽さか。『学童疎開させたほうがいい』と首相に言ったが、それもしていない」と怒りをぶちまけた。
松木氏夫人の実家は第1原発の5キロ圏内にあり、「義理の父親も被災した。本当に心配だ」と語る。
今年2月に首相の政権運営、党運営に反発し農水政務官を辞任した際のエピソードもなかなか興味深い。辞任した当日、松木氏は首相から一本の電話を受ける。
「菅さんから『口蹄(こうてい)疫と鳥インフルエンザ、お疲れ様でした』と言われたんです。しかし、僕は口蹄疫の問題は関係していないんです。そんな事実確認もしないで…」
首相がいかにいい加減で、松木氏に心からねぎらいの言葉をかけようと思って電話したわけではないことがよく分かる。
民主党の平成21年衆院選マニフェスト(政権公約)が修正に次ぐ修正という憂き目に遭っていることにも怒り心頭だ。衆参ねじれ国会で法案を通すには自民党など野党の協力を仰がなければならない。民主党は自民党の要求に応じ、マニフェストの修正を余儀なくされている。
野党のいいなりにならずに民主党の政策を実現させるにはどうしたらよいのか。松木氏の持論はこうだ。
「(野党が過半数を占める参院の)自民党などに手を突っ込んで民主党に連れてきて政権基盤を安定させなければならない。自民党にもほかの党にも次の選挙に出ない人はいる。そういう人は動きやすい。そのような議員を徹底的に調べ上げるべきだ」
そして、こう嘆くのだった。
「党執行部はそういう血を吐くような努力をしてきたのか。全然していない。マニフェストはもうボロボロだ。その旗は引きちぎられて、涙、涙だよ」
さて、2日の不信任案採決のとき、衆院本会議場の松木氏の周りに次から次へと議員が駆けつけ、賛成票を投じるのを思いとどまらせようとしたのは、テレビ報道などを通じて周知の事実だろう。このとき、松木氏がタオルで顔を拭いている。松木氏はこれまで「汗をふいた。涙ではない」と言い張ってきた。
実際はどうなのか。
「基本的には蒸し暑かったから。でもあんまり(思いとどまるように)言われると、『ありがとう』という気持ちでうるっとはなったけどね」
不信任案採決のあった6月2日は松木氏にとって忘れられない日となるに違いない。復党できずに解散・総選挙に突入した場合、党執行部が刺客を擁立する可能性もある。だが、松木氏はいつもの屈託のない笑顔を見せながらこう語った。
「刺客を立てられたら一緒に落ちりゃあいいじゃないか。そのときは一緒にドボンだな!ハハハハハ…」
自虐的に語ったのは言うまでもないが、開き直りほど強いものはない。信念を曲げない男の強さがかいま見えた瞬間だった。(坂井広志)
◇…先週の永田町語録…◇
(6日)
▽支えに徹する
枝野幸男官房長官 私は菅直人首相を支える最高の責任を負っている。首相が職責を果たしている限り、それに徹するのが私の責任だ。(「ポスト菅」への意欲について記者会見で)
▽子どものけんか
市田忠義共産党書記局長 子どものけんかのようだ。民主党は首相の出処進退をもてあそんで党内抗争をする。国民はそういう政治との決別を求めている。(首相の退陣時期をめぐる民主党内の抗争に関し記者会見で)
(7日)
▽人材豊富
北沢俊美防衛相 年寄りを探すとなると民主党は大変だが、若い人は人材豊富だから何の問題もない。(菅直人首相が世代交代を求めていることについて記者会見で)
▽お化け
渡辺喜美みんなの党代表 いったん消えた大連立構想なるお化けがまたぞろ出てきた。民主党内の権力抗争に起因しているが、その動きに自民党が悪乗りしている。(民主、自民両党の大連立の動きに関し党役員会あいさつで)
(8日)
▽怪しい怪しい
石破茂自民党政調会長 怪しいですね。怪しい。民主党の意思決定メカニズムはよく分からない。(子ども手当などの撤回を条件に特例公債法案への協力を求められた場合について記者会見で)
▽情熱なく駄目
亀井静香国民新党代表 本気で力を合わせて党派を超えていこうという根っこになる情熱がないから駄目だ。そんな連立絶対にできない。見ていろ、私の言う通りになるから。(大連立構想について記者会見で)
(9日)
▽慌てるな
輿石東民主党参院議員会長 菅直人首相がいつ辞めると明言していないのに、次の代表はなんて報道が盛んになっている。慌てるな、騒ぐなという気持ちだ。(「ポスト菅」に関し記者会見で)
▽ペテン師でない
高村正彦元外相 谷垣禎一自民党総裁は震災の復興に一定のめどがつくまでは解散しないと約束したらいい。谷垣氏がペテン師とは誰も思っていないので信用される。(衆院解散について派閥会合で)
(10日)
▽雇用十分でない
菅直人首相 (東日本大震災の被災地の)雇用情勢はまだ十分ではない。復旧、復興を経済成長に結び付けて、雇用情勢の改善につなげたい。(連合の古賀伸明会長との会談で)
▽無色増税内閣
福島瑞穂社民党党首 野田佳彦財務相が首相になれば消費増税が既定路線となる。誰がなっても「無色増税内閣」と言われているが、消費増税路線なら反対だ。(菅首相の後継について記者会見で)
◇
【単刀直言】「菅政権は一番邪悪で最低だ」 松木謙公元農水政務官
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110607/stt11060721300010-n1.htm
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