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この国のマスコミが一斉に同じ報道を行う時には必ず裏がある。最近の最も顕著な例は、小沢一郎に対する官僚たちと共に行った冤罪行動である。政治資金規正法違反という微罪によりまず検察が大々的に動いた。それを正義の味方のようにマスコミが報道し、政治資金規正法に関係のない「贈収賄」があるかのごとくに全ての新聞、テレビが一斉に同じ歩調で連日報道したことは記憶に新しいはずである。この茶番は現在も続いている事に驚くし、その異常性の根の深さを感じる。一般国民は自分には無関係と思っているのかもしれないが、良く考えたほうがいい。それは痴漢容疑などで逮捕された場合に何が起きているのかを見れば明らかである。腕に障害を持った老人が逮捕され、あり得ないと考えられるのに全ての裁判に負けて刑務所に収容された。一方、つい最近、検察官の一歩手前の職員が痴漢で逮捕されたのに何が起こったのか、この男は起訴猶予であっという間に釈放され、依願退職の上に検察が謝罪をして終わりになっている。それをマスコミは何の非難もなしに殆ど報道さえしていない。
今この国で同じことが起きつつある。マスコミは一斉に「3ヶ月立ったが震災復興はほとんど進んでいない、全ては政治が悪い」という論調で同時に報道が開始されている。これが何を意味しているのか、賢い国民は裏で何が画策されいるのかはすでに気が付いているだろう。同じことは政権交代直後の鳩山元首相による普天間基地の見直しの時に起きている。あの時のマスコミの国賊的な報道を忘れた人はいないだろう。裏で操っているのは官僚機構という見えない制度である。記者クラブ制という排他的なものを利用して今日まで国民世論を操作してきたこの制度は何も変わっていない。
要するに、この国で権力を持っているのは誰なのかを認識する事が大事だと指摘したいのである。民主主義という皮を被って、実態は閣法制度により立法権を行使し、判検交流により司法権にまで介入し、三権の全てを牛耳る官僚機構こそがわが国を蝕んでいる元凶である。政治が悪いというのは見せかけに過ぎない。それは現実を把握していないか、自分たちの無力を悟って官僚機構に全面降伏しているかのどっちかの国会議員たちの存在を見ればよく分かる。我々は本当の意味での主権在民のある民主主義国家にしたいなら、これらの三権を本来の意味で分立させることを目指して実行する国会議員を選出する事から始めなければならない状況にいるのである。信じられない事であるがこれがこの国の実態なのだが、それを正確に認識する事が大事なのである。国民の意思が何を具体的に求めるか、それが実現できる代議員を国会に送り込んで初めて政治主導の国家が出来上がる。今の日本は依然として幼稚園なみの意識しかない国民による疑似民主主義国家なのだ。制度そのものが民主国家になっていないのに政治家に何ができるのか。国民は一から考え直して、どのような人間を国会議員に選出して現在の不備な制度を変えたらよいのかよーく考えるべきである。
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