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超えられるか怨念の政治 小沢氏への厳罰望むが執行部は懐柔
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110611/plc11061101380001-n1.htm
2011.6.11 01:36 産経新聞
「怨念の政治」を超える−。民主党代表選で出馬の意向を示した野田佳彦財務相は10日、挙党態勢の確立を訴えた。念頭にあるのは菅直人首相と小沢一郎元代表の確執だが、首相は不信任決議案の採決を欠席した小沢氏を除籍(除名)処分という厳罰に処すことも検討するなど、影響力を排除しようと執念を燃やしている。しかし、首相の思惑にかかわらず、「ポスト菅」で動き始めた執行部は追加処分見送りの方向で動いている。(加納宏幸、水内茂幸)
首相は最近会談した若手議員に、退陣までに実現したい課題を列挙した。
「平成23年度第2次補正予算案、マニフェスト(政権公約)の見直し、税と社会保障の一体改革は、何としてもやりたいんだ。時計の針を必ず前に進める」
マニフェストの見直しや消費税増税に反対し続けてきたのは小沢氏だ。話を聞いた若手は「小沢氏との対決に本気でケリをつけようとしている」と感じた。
昨年6月の首相就任以来、小沢氏はことあるごとに「壁」として立ちはだかってきた。7月の参院選で唐突に「消費税率10%」をぶち上げて民主党を惨敗させたのは首相の自業自得だが、小沢氏との一騎打ちとなった9月の代表選ではマニフェスト堅持を掲げる小沢氏に、国会議員票で6人差まで追い上げられた。
「民主党代表として15年に自由党を合併させ、小沢氏を引き入れてしまったのは俺だ。責任は必ず取る」
代表選直後、首相は側近にこう語った。
不信任案採決の直前、首相は曖昧な「辞意表明」で小沢グループの足並みを乱れさせ、返す刀で、採決を欠席した小沢氏に除籍(除名)処分という厳罰を下そうとした。
鳩山由紀夫前首相とともにトロイカ体制を組んだ小沢氏への憎しみをむき出しにしている。
だが、脱トロイカを志向する岡田克也幹事長、仙谷由人官房副長官(党代表代行)、玄葉光一郎国家戦略担当相(政調会長)は早期の幕引きを狙う。与野党対立を収束させるには、8月までの延命は絶対に認められない。
「ありえない。万が一、そういうことが起きたら、岡田幹事長が『お引きください』と言い、区切りができた段階で次の世代に引き継いでいくことになる」
玄葉氏は菅内閣の有力閣僚の一人でありながら、首相の8月までの続投を明確に否定した。
民主党執行部は赤字国債発行で23年度予算の財源を確保する特例公債法案の成立を花道に首相に身を引かせ、7月上旬に代表選で後継を選ぶ段取りを描く。
岡田氏は来週後半に両院議員総会を開く考えだが、首相の正式な退陣表明が念頭にあるとみられる。さらに、党員資格停止中の小沢氏への追加処分を見送り、欠席・棄権した14人の党員資格停止処分も12カ月から6カ月程度に減じて懐柔することで、早期に「菅VS小沢」の対決の構図にピリオドを打とうとしている。
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