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菅直人氏を終身名誉総理大臣に
2011年06月10日11時26分 BLOGOS 宮島理
http://news.livedoor.com/article/detail/5624484/
菅首相が辞めない。彼が欲しいのは「名宰相」という称号だけだろうから、望むモノをさっさと与えてお帰りいただくのが一番である。
「菅直人首相は9日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、与野党から早期退陣要求が強まっていることについて『大震災に対する努力に「一定のめどがつくまで私が責任を持ってやらせてほしい」と言い、内閣不信任決議案が衆院本会議で否決された。私に「めどがつくまでしっかりやれ」と議決をいただいた』と述べ、早期退陣に改めて否定的な考えを示した」」(毎日新聞Link )
菅氏には目的がない。やりたいことがない。自称「やりたいこと」はあるが、その自称「やりたいこと」はコロコロと変わる。
昨年6月に首相になった時には、やりたいことは何もなく、国会でボロが出ないようにさっさと閉会した。その後も、やりたいことは特になかった菅氏だが、尖閣事件で退陣論が出てくると、急に「実はTPPがやりたい」と言い出した。「実は税と社会保障の一体改革がやりたい」ということも言い出した。いずれも、「2011年6月には一定の結論を出すから」というのが理由であり、首相を続けたいがための思いつきだった。
今年3月に地震が発生すると、菅氏は「今は大変な時だから」と言い出した。やりたいことがない首相としては、うってつけの「理由」だっただろう。菅氏の支持者も、菅氏のどこが優れているとか、菅氏のこういう政策を応援したいということは言えないので、「今は大変な時だから」という「理由になっていない理由」を壊れたレコードのように繰り返した。
しかし、「理由になっていない理由」で、やりたいこともなく、能力もない人物に首相を続けさせるほど、わが国には余裕はない。当然のことながら、再び退陣論が強まった。すると菅氏は、「実は自然エネルギーがやりたい」と言い出した。その次には、「実は震災・原発問題のめどがつくまでやりたい」とも言い出した。いずれも、首相を続けたいがためのさらなる苦しい思いつきである。
普通の政治家、普通の日本人なら、少なくとも3月11日の時点で、「本来なら外国人献金問題などで内閣不信任案を出されていたかもしれない私たが、この未曾有の危機に際して、もう少しだけ責任を果たさせてほしい。震災後100日をめどに私は退陣するから、与野党で協力し、復興関連法案をどんどん通してもらいたい」といって、協力を求めるはずだ。そうしていれば、菅氏も「名宰相」になれたかもしれないし、ひょっとしたら100日後に野党からも「続投」を求められたかもしれない。
ところが、菅氏は自分の延命を先に押し出してしまった。「ほらほら、俺様が助けてあげるんだから、絶対にお礼くれよな。ほめてくれよな」などと猛アピールしながらなされる「善行」に、一体誰が感謝するだろうか。とりわけ日本人の感覚では、自発的に感謝し、お礼をしたいという気持ちも、この手の「善行の押し売り」を前にしては冷めてしまう。しかも菅氏の場合は、お礼ばかりを要求して、実際には何の助けにもならないわけだから、相手にするだけ時間のムダである。
菅氏としては、自分が何かしたいことがあるわけれはないけれども、とにかく「何かすごいこと」をした首相として、きれいに退陣したいという思いなのだろう。その「何かすごいこと」は、具体的なイメージがあるわけではなく、単に「菅さん、すごい!」という称賛の声に囲まれ、惜しまれながら官邸を去りたい。そういう欲求があるから、常にお礼の請求が先走っている。
こうなったら、参議院で「菅直人君に感謝し、終身名誉総理大臣の称号を与える決議」を採択するしかないと思う。決議文は、だいたい次のような内容でどうだろうか。
「菅直人君が、東日本大震災後のわが国の混乱と窮乏とを匡救し、進んで民主主義の確立と経済の自立とを指導援助し、もつて、わが国復興の機運を促進したる偉大なる業績は、国民挙げて感激措く能わざるところなり。参議院は、特に院議をもつてこの全国民の意思を代表し、菅直人君に終身名誉総理大臣の称号を与え、衷心より感謝するとともに満腔の敬意を表す。
右決議す」
(「ダグラス・マツカーサー元帥に対する感謝決議」Link を参考にした)
その上で、惜しまれながら菅氏には自発的に退陣していただく。退陣後は、かつて菅氏がハローワーク飯田橋で検索された「月収50万円」を死ぬまで国庫から支払い、さらには赤坂の「上海大飯店」Link 、ザ・キャピトルホテル東急内の「水簾」Link 、ホテルオークラ内の「桃花林」Link 、ANAインターコンチネンタルホテル東京内の「花梨」Link などの御食事券も支給することで、終身名誉総理大臣としての「格」を保っていただくのが国民としての「礼儀」だろう。
また、菅氏が退陣した日は「菅直人終身名誉総理大臣御退陣の日」として、毎年、国費でセレモニーも開催するべきである。セレモニーでは、われわれ国民が菅氏から受けた深い「恩」を、「自らの御退陣で国益を守られた菅直人終身名誉総理大臣の御英断」など、有志によるスピーチの形で表現する。菅政権が続くことによる国家的損失を考えれば、これらにかかる費用は微々たるものである。
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