http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/747.html
Tweet |
野田後継浮上、動き出す「仙谷院政」、反発も強く
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110609/stt11060922190013-n1.htm
2011.6.9 22:16 産経新聞
黒幕は、やはり仙谷由人官房副長官だった。
菅直人首相退陣後の後継民主党代表候補に野田佳彦財務相が浮上した9日、仙谷氏は所属する前原誠司前外相支持グループの会合で若手議員に呼び掛けた。
「(首相の退陣表明で)歯車は90度回った。人任せにはできない。縦横無尽に動いて頑張ろう」
首相の正式辞任表明を待たずに、野田氏擁立に向けて縦横無尽に動いていたのは、仙谷氏自身だった。
4日夜。仙谷氏は官房長官当時から接触を続け、信頼関係を築いてきた自民党の大島理森(ただもり)副総裁と都内のホテルで会談した。
「次の党代表は野田ならいい」。大島氏の言葉に、静かにうなずいた仙谷氏は勝負に出た。
今週に入ると、枝野幸男官房長官や輿石東(あずま)民主党参院議員会長、国民新党の亀井静香代表らと相次いで会談し、8日午前には国会内の民主党幹事長室を訪ね、首相を支えてきた岡田克也幹事長に野田氏擁立への理解を求めた。
仙谷氏は東日本大震災発生直後から、野党が協力への「最大の障害」とした首相抜きでの大連立に動いた。大島氏に入閣を求め、あと一歩まで来ていたはずだった。
それが、首相の谷垣禎一総裁への唐突な入閣要請で頓挫。同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない−。
今回、仙谷氏は先手を打った。野田氏擁立で党内に「ポスト菅」への流れをつくり、早期の首相退陣を決定づける作戦だ。
それが実現すれば、自らは野田氏の後見人として党幹事長就任も見えてくる。
仙谷氏が読み違えているとすれば、いま民主党内に満ちているのが「反菅意識」だけでなく、「反仙谷意識」でもある点だ。
西岡武夫参院議長は8日の記者会見で「政権の中枢に関わった皆さん方が、次をどうするんだということを言う資格はまったくない。あり得ないことだ」と、仙谷氏主導で進む後継選びを厳しく批判した。
党代議士会でも若手議員らから「首相を支えてきた政府や執行部から次の政権のあり方の話が出るのは異常」(梶原康弘衆院議員)との声が出た。
仙谷氏が先手と思って根回しした「野田氏擁立」。だが、それは党内に沈殿していた「反仙谷意識」を揺り起こし、鹿野道彦農水相ら何人もの対抗馬の動きを加速させた。皮肉な結果だ。(小島優)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK114掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。