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菅後継は地味なノダ!“使い捨て”ワンポイントで本命浮上
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110609/plt1106091609005-n1.htm
2011.06.09 夕刊フジ
菅政権の中枢幹部が、「ポスト菅」を選ぶ民主党代表選に野田佳彦財務相(54)を擁立することで一致したことが分かった。党内勢力を考えれば、大本命といえる。野田氏が選出された場合の党幹事長には、仙谷由人官房副長官(65)を起用する方針で調整する。これに対し、中間派の小沢鋭仁前環境相(57)が9日にも出馬表明することを検討。鹿野道彦農水相(69)擁立を目指す勉強会も近く発足する。最高権力をめぐるレースが風雲急を告げてきた。
「財政健全化の道を歩もうとしていることを世界が見ている」
野田氏は8日夕、会長を務める政府税制調査会でこう強調した。「死に体」の菅政権に続く新政権でも、消費税増税を含む財政健全化を継続すべきだと宣言したことになる。
政府関係者によれば、「ポスト菅」の有力候補とされた民主党の岡田克也幹事長、枝野幸男官房長官、仙谷氏らは、代表選に野田氏を擁立することで一致。9日の朝日新聞も、岡田、仙谷、枝野3氏は出馬しないことを確認したと報じた。野田氏は9日、記者団の問いかけに答えなかったが、周辺は「推されれば立候補する」と述べた。前原誠司前外相も意欲を持っているが、外国人献金問題で外相を辞任して3カ月しかたっていないため「1回休み」(若手)との声は強い。
政治評論家の浅川博忠氏は「数だけみれば、岡田氏に近い議員が20人、仙谷、枝野両氏が所属する前原グループが60人、野田グループ40人。菅直人首相が『脱小沢』『財政再建路線』を引き継いでもらえると後継指名すれば菅グループの30人。重複はあるものの、野田氏で一本化できれば100人は下らない。中間派も勝ち馬に乗るだろう。大本命だ」と分析する。
今後は、菅首相が月内に退陣表明し、7月上旬にも代表選を行う日程が有力視されている。
野田氏は早大卒で、松下政経塾、千葉県議を経て1992年の衆院選で日本新党から出馬し初当選した。「保守の論客」として知られ、財務相就任までほぼ毎朝、地元駅頭でビラ配りを行っていた。小泉純一郎元首相ばりの“ワンフレーズ”を得意とし、首相となった場合に備えて「野田語録」を集めている番記者もいるという。柔道の有段者で体格がよく、一時期、手形をサイン代わりにしていたため、「横綱」というニックネームを持つ。
■鹿野農水相も勉強会発足へ
そんな野田氏が浮上した背景は、(1)震災復興に充てる第2次補正予算案の編成に際し、財務相の野田氏なら継続性が担保できる(2)政局的な発言を控えており、小沢一郎元代表のグループ内からも拒否反応が少ない(3)自民、公明両党との大連立向き−がありそうだ。
(1)については、2次補正だけでなく、3次補正、来年度の本予算という観点からも財務相という肩書は強い。
(2)に関しては、小沢元代表は最近、「過去の言動や振る舞いにとらわれない」と軟化。さらに野田氏が小沢元代表の「政治とカネ」をめぐる処分に関与していないことから、小沢グループ内にも容認する意見が広がっている。
(3)については、仙谷氏との窓口になっている自民党の大島理森副総裁が以前から「次は野田氏でどうか」と持ちかけていたこともあり、野田氏擁立は自公両党へのラブコールともいえそう。野田氏は前原氏や枝野氏に比べて知名度が低く地味なため、「かりに野田首相で衆院選をしても勝てる」(自民党中堅議員)との安心感もある。政界の一大勢力を形勢している松下政経塾の1期生で、与野党に後輩がいることもプラス材料だ。
ただ、野田氏は、菅内閣で消費税増税の先頭を走ってきただけに、増税反対の小沢元代表や鳩山由紀夫前首相のグループ、輿石東参院議員会長が反発して独自候補擁立に走る可能性もある。また、「偽メール事件」の際には国対委員長として強硬路線を主導し失敗した苦い経験もある。最近も、脱税で有罪判決を受けた人物からの献金が国会で追及された。
対抗馬となりそうな名前も出始めている。
小沢前環境相は自身のグループ「国家ビジョン研究会」の9日の会合で出馬表明することを検討。筒井信隆農水副大臣らが近く、鹿野氏擁立を目指す勉強会を発足させる。ほかには、海江田万里経産相や樽床伸二元国対委員長、馬淵澄夫首相補佐官、玄葉光一郎国家戦略担当相や前原氏の名前も挙がっている。
一歩抜け出した感のある野田氏をまくる人物は出てくるのか。
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