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キーワードは「脱トロイカ」 参院のドン・輿石氏も三行半 首相はやけ酒「長く居座るつもりはない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110609/stt11060901300001-n1.htm
2011.6.9 01:30 産経新聞
「菅政権がスタートして今日(8日)でちょうど1年。首相はどんな心境でいるのか…。12月まで延長という話もあったが、もう一度きちっと考え直さなければならない」
「参院のドン」といわれる民主党の輿石東参院議員会長は8日の参院議員総会で国会延長をごく短期間にとどめるべきだという考えを示した。平成23年度第2次補正予算案編成に意欲を見せる菅直人首相に「余命は短い」と宣告したのに等しい。首相を支えてきた大きな柱がまた1つポキリと折れた。
首相はなお12月までの大幅延長を望んでいるとされるが、もはや民主党の視線は「ポスト菅」に移っており、執行部さえもまともに取り合う考えはない。
新体制に向けてのキーワードは「脱トロイカ」。党の方針を決めてきた首相、小沢一郎元代表、鳩山由紀夫前首相の3人の影響力を排除することが党再生の第一歩だというわけだ。
内閣不信任決議案否決を機に、鳩山氏と首相の関係は「ペテン師」呼ばわりするほど悪化した。首相と小沢氏の関係も修復不能。トロイカ崩壊は、3人の影響力も著しく低下させた。
好機とみた前原誠司前外相は7日のBS番組で「トロイカの皆さんは民主党を政権交代に導いた功労者だが、そろそろ力を借りなくともわれわれの世代が、若い世代と一緒にやっていく形に変えたい」と宣言した。他の「ポスト菅」候補も今後続々と脱トロイカを表明するとみられる。
与野党が首相退陣の「ダメ押し」に選んだのが特例公債法案だ。成立しなければ赤字国債を発行できず秋以降の予算執行が滞る。国債市場への影響も大きい。
10日間の小幅延長にとどめ、特例公債法成立と引き換えに首相に退陣させるシナリオはもはや既定路線となりつつある。
民主党の安住淳国対委員長は「特例公債法案が通らない限り次の展開を考えるのは難しい。新体制に重い荷物を背負わせるべきではない」と退陣シナリオを隠そうともしない。首相の女房役の枝野幸男官房長官も「特例公債法案に優先する課題はない」と同調した。
岡田克也幹事長と首相の距離も広がるばかり。8日の党会合では「幹事長の仕事は2つ。徹底的に支えることと辞めどきを間違えないようにすることだ」と断じ、自らが首相に引導を渡す考えを表明した。
ジワジワと包囲網を狭められる中、首相は8日夜、都内の中国料理店で1回生議員約20人と会食し、ビールや紹興酒をあおりながらこう語った。
「一日でも長く居座ろうなんてつもりはない。むしろ清々するくらいだ。あと2年続けて衆参ダブル選をやりたかったが、次の世代に引き継いでダブル選をやってもらえればいい。暇になったら妻とお遍路さんに行きたいな…」
ようやく観念したのか。それとも退陣を免れる秘策があるのか。(加納宏幸)
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