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小沢軍団、解体の危機 代表候補不在、不信任採決「不戦敗」で求心力陰り
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110608/stt11060811470003-n1.htm
2011.6.8 11:44 産経新聞
民主党の小沢一郎元代表の「威光」に陰りが見えている。2日の内閣不信任決議案の採決で、衆院議員約90人を擁する軍団の「数の力」を誇示しようとしたが、堂々と白票(賛成票)を投じたのは松木謙公元農水政務官ただ1人。本人は欠席を決め込んだ。小沢氏は水面下で結束固めに動き始めたものの、不信任採決「不戦敗」のショックは大きく、小沢軍団は解体の危機を迎えている。
小沢氏は7日、衆院第1議員会館の会議室に衆院1回生議員13人を集めた。
「菅直人首相が辞めれば代表選! ここは耐えて一致結束してみんなで活動できる土俵を守っていこう」
小沢氏は1回生議員で作る支持グループ「北辰会」代表世話人の黒田雄衆院議員らにこう呼びかけた。
不信任案採決直前、首相の「退陣表明」を受けて賛成票を投じることを思いとどまった小沢氏。その後、首相が退陣時期を二転三転させても文句を言うわけでもなく、鳩山由紀夫前首相から「(退陣の)約束は守らせる」と電話を受けても、「しっかりやってください」とそっけなく励ましただけだった。
■揺らぐ一枚岩
民主党内では岡田克也幹事長や仙谷由人官房副長官(党代表代行)が「ポスト菅」をにらみ、自民、公明両党と「小沢抜き」の大連立構想を進めても、足元が揺らぐ今の小沢氏に抵抗するすべはないのが実情だ。
「これからは僕も前面に出る。きちんとグループを束ねていきたい」
不信任案が否決された2日夜に都内で開かれた側近議員との“残念会”で、小沢氏はこう宣言した。
衆院の小沢グループは1回生の「北辰会」(約50人)、若手・中堅議員の「一新会」(約40人)に分かれる。これまでも、先輩風を吹かせる一新会議員を北辰会議員が煙たく感じるなど、必ずしも連携が密とは言えない構造的な弱点があった。小沢氏は両会を統合し、約90人が一枚岩で動ける態勢を築く考えだが、結束して何を目指すのか…。当面の問題はポスト菅選びの代表選だ。
■しばらく冬眠
「しばらくは冬眠だ。代表選ったって誰を出すんだ? 原口一博前総務相ってわけにもいかねえだろう」
小沢グループ中堅はあきらめ気味に語った。身内に首相候補が見当たらず、草刈り場になる危機感も小沢氏の苦悩を深める。
民主党執行部は小沢氏の足元を見て、7日も攻勢を強めた。不信任案採決に欠席した15人を党員資格停止処分にするため事情聴取を開始。処分を受ければ代表選の投票資格を失う。
「岡田氏や仙谷氏が大連立に言及するなら、まず党内の大連立をやれ!」
小沢氏に近い川上義博参院議員は7日の党常任幹事会で執行部の「小沢斬り」にかみついた。
ただ、採決を欠席した小沢氏への不満もあり、求心力の低下は否定できない。
「昔の小沢氏なら不信任案に迷わず賛成して一気に新党を作っただろう。剛腕も年を取ったのかな…」
小沢氏に近い若手議員は悔しそうにつぶやいた。(山本雄史)
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