http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/653.html
Tweet |
http://cpt-hide-cook.seesaa.net/article/208115355.html
民主党国会議員でありながら、
菅総理への内閣不信任案に賛成した
松木けんこうさん。
その勇気に対して、
国民の一人として、
さっそく「感謝のメール」を送った。
そうしたら、今日松木さんから
メールが返ってきた。
もちろん、「私一人に」というより、
不特定多数の人に送られたメールだ。
与党所属の国会議員でありながら、
野党が提出する内閣不信任案に賛成するということは、
相当な勇気が要ることだ。
その「覚悟」と、松木さんの「信念」が
覗える内容であった。
政治家は何の為に存在するのか。
民主党の為なのか。
自身の保身の為なのか。
こんな国難のときに、
身を捨てる覚悟がなくては、
政治は動くはずがない。
この「覚悟」を
多くの政治化に持っていただきたい。
「覚悟」のない者に
けして道は開けるはずがない。
「覚悟」があれば、
他人のことを思いやる
気持ちが生まれていくる。
「覚悟」がなければ、
ブルブル震えながら保身から開放されず、
自分のことが精一杯で
他人のことなど、
目にいくはずがない。
政治家は庶民を思いやる気持ちが
一番大事だ。
その政治家の根本は、
「覚悟」と「責任感」から
なければならない。
「覚悟」も「責任感」もない菅首相。
松木さんはそのメールの中で
このように語っておられる
「党代表としての責任も取らない人、
党内の約束も、国民への約束も平気で反故
にする人に、日本国1億2000万人の命を
預かる首相の重責を託すことができるでし
ょうか」
それでは、松木衆議院議員のメールを
どうぞ。
そして、どうかみなさん、
このような国民の為に
勇気ある行動をした議員さんに
ドシドシ感謝のメールをしましょう。
反対に、いい加減な政治化には
講義のメールをしましょう。
菅内閣不信任決議案賛成について
既にテレビ、新聞などでご存知のように、
私はこのたびの菅内閣不信任決議案
をめぐる一連の行動において、自らの
政治家としての信念に基づき、菅総理の一日も
早い退陣こそが天下万民のためである
との固い決意から賛成票を投じました。
その結果、民主党から除籍という処分を
受けることになりました。
多くのご叱咤と激励を賜りましたが、
これまで、「民主党の松木けんこう」を
育てて下さった皆様にご心配を
おかけし誠に申し訳ありません。心からお詫び申
し上げます。
マスコミでは、小沢さんの私怨で政局に
なったとか、私が小沢さんに言われて
やったとかと決め付ける人もいますが、
政治家はそれぞれの局面での政治的選択
は自分で決めるべきという当然のことを
無視して、政治家を矮小化するような論
調は残念です。
鳩山前総理や小沢元代表、原口前総務相が、
前日の発言を翻して、否決や欠席に回ったことに
ついては、多くのご批判もあるかも知れません。
しかし、お三方それぞれを慕う中堅・若手の同志も
多数にのぼりますから、同志を守るための政
治判断をされた上での行動だったと私は思います。
私は藤波孝生元官房長官の学生秘書として政治
の世界に19歳から足を踏み入れてもう30年以上になり、
そして皆さんのご支援の下に初当選から8年間、
国民の生活が第一との理念に基づく国づくりを
目標に議員活動に邁進してまいりました。
その間、沢山の大政治家が自らの責任をとり
、国政の停滞を回避する姿を見てきました。
たとえば、古い話になりますが自民党の竹下総理は、
野党の抵抗で国会審議が行き詰まった際、
自らの退陣を野党に約束することで国民生活に欠かせ
ない予算の成立を実現しました。
そして、その目標が達成されると約束通り退陣
をしました。
政策遂行のために、時には身を捨てることは
、政治家、特に国のトップリーダーの使命であり、
私は「菅さんが嫌い」などという理由で、
退陣を求めているわけではありません。
私は民主党のトップが、総理の地位に
しがみつくのに精一杯で、行政の改革も
震災後の対応も先送りするうちに、
経済も国民の暮らしもどんどん疲弊していく、
「政治空白」に等しい状況をもたらしていることに
、本当に情けなく悲しい思い
をしてきました。
6月2日、内閣不信任決議案を採決する
本会議直前の代議士会において、菅総理は、
「震災の復興や原発事故の収束に一定のめどがついたなら」
との条件付きながら、退陣する意向を示しました。
東日本大震災の復旧復興は進まず
、福島原発の対応でも意思決定の遅さや情報公開の
不備が問題になっていますが、あらゆる重要案件を
先送りする菅総理が、それでも代議士会において
退陣表明をされたことには一定の評価はいたしました。
しかし、それでも他の仲間の議員と違って、
あくまで不信任決議案に賛成票を投じたのは、
2009年の参議院議員選挙で大敗して以来、
私は一貫として菅総理はお辞めになった方が
いいと言い続けてきたからです。
自ら、「国民に信を問う選挙だ」と言いながら、
負けてなお居座りを決め込まれ、統一地方選挙でも
誰も責任をとることのない党の姿に率直に
おかしいと思い続けて来ました。
加えて、政権交代に国民にお約束した2009年の
民主党マニフェストを、党内の熟議が全く
ないまま次々と反故にする変更について
、説明責任を果たすこともありませんでした。
さらに、昨年9月の代表選挙で再選され
「一致団結」と言った翌日から、小沢さんに
近いとされる議員を党の役職、大臣ポスト、
国会の要の役職、重要委員会の予算委員会などから
外すという、党を分断するような排除の論理での
党運営を続けてこられました。
そして、なによりも日本の農林水産業を
どうするかという配慮も無しに、唐突
に言い出したTPPへの参加の表明には
ほんとうに愕然とし、それにこだわる総理の
もとでは、私は農林水産大臣政務官として
この内閣を支えることはできないと、
政務官の職を辞せざるを得なくなった
ことはご案内のとおりでした。
党代表としての責任も取らない人、
党内の約束も、国民への約束も平気で反故にする人に
、日本国1億2000万人の命を預かる首相の
重責を託すことができるでしょうか。
ただただ総理の座に居続けたいために、
その場しのぎの言い訳を繰り返し恥じ
ることのない、そんな信念なき総理を
支持することに、私はこれ以上耐えられま
せんでした。
国民が期待した改革は一向に進まず、
全てのツケを国民に押し付けようとして
いることに、政権交代によって目指してきた
政治の理想と乖離する現実に、この間
私は耐え難い憂いの思いを募らせるばかりでした。
その証左として、不信任案の否決後すぐに
菅政権は復興に名を借りた消費税の10%増税を
2015年までに実現するとの調整に入りました。
これは、統一地方選挙のさなかに、菅総理肝いりで
作った復興会議の座長が、復興を口実にした消費税の
大幅増税の方針を打ち出し、民主党はまたしても
敗北を喫しましたが、この流れの延長上にあります。
これは明らかに、大震災で大きなダメージを
受けた日本経済を殺してしまいか
ねない大愚策と断じざるを得ません。
大震災のダメージから何とか再起しようと
懸命に歯を食いしばって復旧活動を続ける被災地の
皆さんにさらなる負担を背負わせ、被災地を支援する
全国の経済活動をも収縮させることが明らかな
増税策など、到底認めることはできません。
財務省主導の「財政再建」という錦の
御旗を掲げるばかりの菅首相には即刻退陣
していただき、あくまで国の仕組みを
根本的に変えることをベースにして、埋蔵金や
国債発行で財源を確保する「増税なき復興」を
実現させなければ、国の進路を誤るという
危惧は深まるばかりです。
菅総理はご自分が総理でいるためなら党を
壊すことなど何とも思わないし、
国を壊しても、国民を犠牲にしても平気な方なのだ
という思いは揺るぎないものに
なりました。
私が国政を目指したのは、国民の皆様が
安心して暮らせる社会をつくり、次代を
担う子どもたちのために明るい未来を
築きたいと思ったからです。
政治家は、国民の暮らしを支える土台となる
社会や経済の仕組みを作っていくのが最大の仕事です。
社会や経済の仕組みが公正、公平で、強固なものであれば
こそ、その土台の上に、国民一人ひとりが思い思いの
幸せを築くことができるようになると思っています。
民主党はそのことを目指して歩んできた
政党であり、だからこそ政権交代によって
政治主導の国づくりを前進させようとしてきた
はずなのに、菅内閣で進められていることは
本来の民主党の理念と理想から遠ざかって
いくばかりで、いったいこんなことのために
私たちは戦ってきたのかとの忸怩たる思いと、
国民の皆さんの期待をつなぎとめることが
できない悔しさを噛み締める今日であり、
国民生活の土台づくりをおろそかにして、
それを蝕んででも己の保身を図ろうとするよ
うな人をやはり総理に戴くわけには参りません。
日本は今、最大の危機の下にあります。
一刻も早く、与野党一致のもとに復興のための
諸政策を実行していかなくてはなりません。
私はその思いもとに、ここで一人くらい
与党議員としてしっかりと菅総理にNO!
を突きつけなくては、政務官を辞したことや、
マスコミの前で不信任に賛成することを
公言してきたこと、
そして多くの同志の皆さんにその意と
するところをお願いしてきた立場として筋
が通らなくなると思いました。
テレビでも報じられていましたが、
私を心配してくださる仲間が何度も慰留を
してくださるのを振り切って、
政治家としての信念に愚直であろうと
今回の行動となりました。
結局は民主党からの除籍となり、
今後の政治活動において茨の道が予想されま
すが、私は今明鏡止水の心境でいます。
今あえて民主党に何か望むとすれば
、私の除籍処分に際して見せてくれた迅速
な意思決定と実行、これを被災者の救援や
震災復興、原発事故の対応に発揮して
欲しいと思います。
週末から、民主党執行部が菅総理退陣に
向けて動き出しました。不信任案否決
を強いたのは何だったのか、
理解に苦しむ変容ぶりですが、菅総理退陣で復興を
加速させる主旨ならば、私の思いにも通じる
動きと評価したいと思います。
誠に勝手なことばかりを申し上げますが、
私の意とすることをご理解賜われば
こんなありがたいことはございません。
「自ら顧みてなおくんば千万人とも雖も
我行かん」の気持ちです。
これからも国民のみなさんのお役に立てるように、
私私のできることをやってまいりたいと思っております。
どうか皆様方のご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
衆議院議員 松木けんこう
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK114掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。