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小沢一郎&小沢信者は「自公補完勢力」にして「脱原発の敵」である
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20110603
昨日販売の週刊文春で21年にも及ぶ小沢一郎氏と東京電力とのズブズブの関係が取り上げられていましたが、今日3日発売の東京新聞でも、小沢氏に留まらぬ与野党政治家と電力業界との係わり合いが取り上げられています(仕事速いですね。皆様、地方紙を読みましょう)。以下、小沢氏に関わる部分は太文字にしています。
■【特報】菅降ろしに原発の影(3日付東京新聞)
不信任決議や党分裂の最悪の事態こそ回避したものの、「辞意表明」へと追い込まれた菅直人首相。首相としての求心力は放棄したのも同然だ。それにしても「菅降ろし」の風は、なぜ今、急に、これほどの力を得たのか。背後に見え隠れするのは、やはり「原発」の影だ。初の市民運動出身宰相は、この国の禁忌に触れたのではなかったか。 (佐藤圭、小国智宏)
今回の「不信任案政局」を振り返ると、菅首相が原子力政策の見直しに傾斜するのと呼応するように、自民、公明両党、民主党内の反菅勢力の動きが激化していったことが分かる。
首相は五月六日、中部電力に浜岡原発(静岡県御前崎氏)の原子炉をいったん停止するよう要請。十八日には、電力会社の発電、送電部門の分離を検討する考えを表明した。
さらに事故の原因を調べる政府の「事故調査・検証委員会」を二十四日に設置。二十五日には外遊先のパリで、太陽光や風力など自然エネルギーのそう電力に占める割合を二〇二〇年代の早期に20%へと拡大する方針も打ち出した。
自民党の谷垣禎一総裁も十七日、不信任決議案を提出する意向を表明し、公明党の山口那津男代表も即座に同調した。表向きは「東日本大震災の復旧・復興に向けた二〇一一年度第二次補正予算案の今国会提出を見送った場合」という条件を付けたが、原発をめぐる首相の言動が念頭にあったことは間違いない。
実際、自民党の石原伸晃幹事長は六月二日、不信任案への賛成討論で「電力の安定供給の見通しもないまま、発送電の分離を検討」「日本の電力の三割が原発によって賄われているのに、科学的検証もないままやみくもに原発を止めた」と攻撃。菅降ろしの最大の理由の一つが原発問題にあることを“告白”した。
民主党内でも、小沢一郎元代表周辺が五月の大型連休後、不信任案可決に向けた党内の署名集めなど多数派工作をスタートさせた。二十四日には、小沢氏と、菅首相を支持してきた渡部恒三最高顧問が「合同誕生会」を開催。渡部氏は、自民党時代から地元福島で原発を推進してきた人物だ。
日本経団連の米倉弘昌会長はこの間、首相の足を引っ張り続けた。浜岡停止要請は「思考の過程がブラックボックス」、発送電分離は「(原発事故の)賠償問題に絡んで出てきた議論で動機が不純」、自然エネルギーの拡大には「目的だけが独り歩きする」という具合だ。
金子勝慶大教授は、福島第一原発の事故について「財界中枢の東電、これにベッタリの経済産業省、長年政権を担当してきた自公という旧態依然とした権力が引き起こした大惨事だ」と指摘する。
当然、自公両党にも大きな責任があるわけだが、「菅政権の不手際」に問題を矮小(わいしょう)化しようとする意図が見える。
金子氏は、不信任案政局の背景をこう推測する。「菅首相は人気取りかもしれないが、自公や財界が一番手を突っ込まれたくないところに手を突っ込んだ。自公は事故の責任が自分たちにあることが明らかになってしまうと焦った。それを小沢氏があおったのではないか」
なるほど自民党と原発の関係は深い。
一九五四年、当時若手衆院議員だった中曽根康弘元首相が、「原子力の平和利用」をうたい、原子力開発の関連予算を初めて提出、成立させた。保守合同で自民党が誕生した五五年には、原子力基本法が成立。その後の自民党の原発推進政策につながっていった。
七四年には田中角栄内閣の下、原発などの立地を促す目的で自治体に交付金を支出する電源三法交付金制度がつくられ、全国の僻地(へきち)に原子炉を建設する原動力となる。
自民党と電力会社の蜜月時代は今も続く。
自民党の政治団体「国民政治協会」の二〇〇九年分の政治資金収支報告書を見てみると、九電力会社の会長、社員ら役員が個人献金をしている。
東京電力の勝俣恒久会長と清水正孝社長は、それぞれ三十万円。東北電力の高橋宏明会長は二十万円、海輪誠社長は十五万円。中国電力の福田督会長と山下隆社長はそれぞれ三十八万円を献金している。
会長、社長以外でも、東京電力では、六人の副社長の全員が十二万〜二十四万円を、九人の常務のうち七人が献金していた。
九八年から昨年まで自民党参院議員を務めた加納時男氏は元東京電力副社長。党政調副会長などとしてエネルギー政策を担当し、原発推進の旗振り役を努めた。
民主党の小沢元代表も、東京電力とは縁が深い。
東京電力の社長、会長を務めた平岩外四氏は、九〇年から九四年まで財界トップの経団連会長。九〇年、当時自民党幹事長だった小沢氏は、日米の草の根交流を目的として「ジョン万次郎の会」を設立したが、この際、平岩氏の大きな支援があったとされる。
「ジョン万次郎の会」は、財団法人「ジョン万次郎ホイットフィールド記念 国際草の根交流センター」に名を変えたが、今でも小沢氏が会長で、東京電力の勝俣会長は顧問に名を連ねている。「(原発事故は)神様の仕業としか説明できない」などと東京電力擁護の発言をしている与謝野馨経済財政相も、現在は大臣就任のため休職扱いだが、副会長に就いていた。与謝野氏は政界入り前に日本原子力発電の社員だった経緯もある。
一方、電力会社の労働組合である電力総連は、民主党を支援している。労働組合とはいえ労使一体で、エネルギーの安定供給や地球温暖化対策などを理由に、原発推進を掲げてきた。原発で働いている組合員もいる。
また電力総連は、連合加盟の有力労組であり、民主党の政策に大きな影響を及ぼしてきた。
組織内議員も出していて、小林正夫参院議員は東京電力労組の出身。藤原正司参院議員は関西電力労組の出身だ。
つまり、エネルギー政策の見直しを打ち出した菅首相は、これだけの勢力を敵に回した可能性がある。
結局、菅首相は「死に体」となり、発送電分離や再生可能エネルギー拡大への道筋は不透明になった。「フクシマ」を招いた原子力政策の問題点もうやむやになってしまうのか。すべてを「菅政権の不手際」で“収束”させるシナリオが進行している。
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デスクメモ
脱原発の道は容易ではない。そんな思いでいるところへ、福島・阿武隈川のヤマメから規制値超えの放射性物質が検出されたニュースが飛び込んできた。三十年来の釣り友だちが「おれの釣りの原点は子ども時代を過ごした阿武隈川だ」と話していたのを思い出した。彼の顔が目に浮かんだ。悔しいな。(充)
ともあれ、今回の不信任案政局で、小沢氏の正体がはっきりしました。彼は決して脱原発を実現させる人物ではありません。彼は「電力業界の回し者」であり、「自公補完勢力」であり、「脱原発の敵」であります。そして被災者の心情を汲み取る事もせずに政局騒ぎに明け暮れた“政治屋”である事がはっきりした以上、速やかに議員を引退すべきであります。
と同様に、小沢氏を狂信的に崇拝してきた愚鈍極まりない小沢信者たちも、同様に「電力業界の回し者」であり、「自公補完勢力」であり、「脱原発の敵」であります。そして被災者の心情を汲み取る事もせずに小沢氏の方にばかり目線を向けてきた(そもそも普天間問題でも沖縄県民の心情を汲み取る事もせずに鳩山氏の方にばかり目線を向けてきた訳ですが)愚か者の集団である事がはっきりした以上、一切の政治的言動から身を引くべきであります。
最後に。これまで小沢信者たちは散々共産党の事を「自公補完勢力」と蔑んできましたが、これからは小沢信者こそが「自公補完勢力」と蔑まれる事を、改めて甘受して欲しいものであります。
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コメント欄でのバトル
へーこれだけで電力の回し者ですか。
具体的に小沢がいた事によってなんか政策変わったんですか?
vanacoral 2011/06/04 12:35
>3k 2011/06/04 12:05
>へーこれだけで電力の回し者ですか。
>具体的に小沢がいた事によってなんか政策変わったんですか?
小沢が民主党マニフェストを原発推進に転換させたのはまぎれもない事実。
そして東電とズブズブな小沢氏が東電に“脱原発”を働きかけてこなかったのもまぎれもない事実。
3k 2011/06/04 13:36
ぶwやーっぱそれですか
残念。事実じゃないんですねこれが。
2006年に出した原発政策の新見解案のことを言っておられるのでしょうが、
正式決定を先送りにしています。
民主党のエネルギー・原子力政策の「転換」に反対する市民有志の会
http://www.scn-net.ne.jp/~casings/0802%20mousiire%20word.htm
これが8月2日に送り届けられており。
↓
【民主党】原発政策とりまとめ見送り
http://mimizun.com/log/2ch/newsplus/1154513362/
同日8月2日に原発政策のとりまとめを見送りになってます。
つまり効果があったということです。
その後、正式決定されたという報道も
民主党のHPの記事にもありません。明らかに変わったのは政権を
取った後、鳩山首相(当時)Co225%削減などと言ったときですが、
小沢は幹事長として政策に関与していません。
政策は政府。党務は幹事長と住み分けられてましたから。
これが事実です。
それから、脱原発を東電に働きかけてこなかったから電力の回し者ということですが。
あなたの論理で行けば、国会議員全員。電力の回し者ですね!それに東電に言った所で
国の政策ですから。それを変えるといったことはできません。先ほどもいったように小沢は
幹事長でしたが政策にはノータッチですからね。
3k 2011/06/04 13:57
それから書き忘れてましたが、マニフェストですが、何にも変わっちゃいません。2007年のマニフェストと政策INDEXのことをを言ってるんでしょうが、その前の2005年のマニフェストと政策集をご覧になったのでしょうか?どちらとも原発政策に対しては「過渡的エネルギーとして利用・研究を継続します。」となってますよ?ちゃんと見ましょうね。もし変わったというのならどこの記述がどう変わったんですか?
vanacoral 2011/06/04 16:26
3kさんへ
2005年と2006年の事なんか持ち出して意味があるのですか?
まずはこちらの記事を読んで下さいな。
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■民主の原子力政策 「慎重」から前向き(4月5日付東京新聞。リンク切れ)
福島第一原発事故を受け、政府が見直しを検討している原子力政策。ただ、民主党の過去の政策を見ると、地球温暖化対策の必要に迫られ、次第に原発に前のめりになってきた姿が浮かび上がる。
同党の政策集では、二〇〇三、〇五両年の時点では、原子力政策は「過渡的エネルギーとして慎重に推進する」とされた。地球温暖化対策では省エネや風力、バイオマスなど再生可能エネルギーの推進を前面に出していた。
ところが、〇七年の政策集で「慎重に推進」との表現が消え、安全性確保を強調。〇九年には、原子力利用について「着実に取り組む」と前向きになり、先進国で最低水準のエネルギー自給率を引き上げる数値目標まで示された。
政府の「エネルギー基本計画」でも、菅政権下での第二次改定(昨年六月)で、三〇年までに原発を「少なくとも十四基以上新増設」するとの具体的目標を盛り込んだ。自民党の安倍政権時代の第一次改定(〇七年三月)で、原子力発電は「積極的に推進する」との方針が示されたが、それよりも踏み込んだ。
民主党の岡田克也幹事長は四日の記者会見で「(もともと)原子力について非常に慎重な態度をとってきたが、その後、党も私も積極的な姿勢に転じた。地球温暖化のリスクの方が多いと判断したためだ」と説明。「原発のリスクが非常に大きく立ちはだかり、これから冷静に議論しなければならない」と述べた。
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以上、小鳩体制下で民主党が原発推進に傾斜したのは明白です。それに、小沢氏は幹事長でしたが政策にはノータッチとか言ってますが、高速料金の割引財源を道路建設に回す様ごり押ししたのは他でもない幹事長時代の小沢氏ですよ。特定利益団体のためにだけ動いたって国民が迷惑するだけなんですよ。
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10515925574.html
小沢氏が言う「国民の生活が第一」と言うスローガンの正体は「特定利益団体の生活が第一」なのであります。「ちゃんと見ましょうね。」、愚鈍極まりない小沢信者の3kくん。
ぽっきー 2011/06/06 01:34
3k 2011/06/06 19:55
ぶw持ち出してきた意味もわかんないのかよ
いいですか。2007年のマニフェストの原子力政策
の部分は2006年の原子力政策の新見解案に密接に
関わってる。そして、その2006年に出された新見解案が
正式決定されていないくて、2007年のマニフェストがこういう記述
だということは、推進派、反対派どちらとも勢いづかせないように玉虫色
の決着になったとも考えられるでしょう。
つまり2006年に一度エネルギー問題を議論したのだから
当然推進派も反対派も勢いずくでしょ。でもそんなことをしたら党内がバラバラになっちゃうから、憲法問題や外国人参政権と同じく政治判断で先送りしたと思われる。だからあの記述になった。それが鳩山になってCO2の25%削減のこともあり、原発を推進するということになった。それを裏付けるように岡田幹事長がこの記事で言ってるじゃないですか「地球温暖化のリスクの方が多いと判断したためだ」と、地球温暖化・・・つまりCo2の25%削減のことですよね?しかも小沢代表時代に地球温暖化がどうのこうのといった発言は地球温暖化対策本部にまとめられてました。
顧 問 菅直人代表代行、直嶋正行政調会長
本部長 岡田克也副代表
副本部長 関係ネクスト大臣
事務総長 福山哲郎政策調査会長代理
なんとも香ばしい、今の菅政権そのものではありませんか、地球温暖化対策基本法案というのがありますが(2009/4/24提出 廃案)そこにはなんと!"安全を基本とした原子力発電に関連する技術その他の温室効果ガスの排出の抑制に資する革新的な技術の開発を促進し"という文言。つまり推進してきたのは菅直人を筆頭とした今の政権の中枢にいる人たちです。このときはもう実質小沢代表は力はありません。ちょうど西松建設事件があってましたし。5月11日に代表辞任してますから。これでもまだ原子力推進に変えたのは小沢だと?
それから、鳩山政権時代は道路にしても政策を決めるのは政府です。小沢は幹事長として民主党の利益団体から寄せられる陳情を言っただけで政策決定には関わってません。そのまま政府が決定をすればいいだけの話です。あなた幹事長の仕事を履き違えてませんか?
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(コメント)
なんとも、頑なまでに小沢信者小沢信者とうるさい人だというのが率直の意見。
しかし、地球温暖化対策本部の件はびっくりしたものだ。
まさか、今の政権の中枢にいる人が推進していたとは。
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