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大連立で右往左往の政界とマスメディア 政局は小沢の去就を待っている
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2011年06月07日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
マスメディアの現在の主役は仙谷由人のようだ。(笑)菅直人の意向など見向きもせずに、仙谷を追いかけている。何と云う馬鹿どもなのだろう、仙谷・枝野・野田を、痩せても枯れても60年間殆ど与党に君臨した政党が信用すると思っているのだろうか?記者連中も驚くほど劣化したものだ。
ここ一年近く、地方選・国政選と連戦連勝(圧倒的とばかりも言えないが)の自民党の鼻息が荒いのは事実だが、彼等とて、自らの力量で勝利しているわけではない、と冷静に分析はしている。菅・学級委員会政権ゆえに楽勝出来ている不安は当然ある。もし、昨年秋の代表選で小沢一郎が勝っていたら、タナボタのような美酒を味わえたか、疑心暗鬼になるのが正常な神経というものだ。
社会主義思想と市場原理主義と硬直した権力願望主義の連中が、法務省検察の助けを借り、政権を略奪したのだが、なにせ生半可な心根の持ち主ばかり、日替わりで直面する事態に右往左往するのみで、何ひとつ筋の通った事が出来なかった。ただそれだけの民主党政権だから勝てた、と云う不安は自民党の領袖を中心に強く存在する。
その菅民主党政権がズタボロ状態で炉心溶融、放射能並の害毒を日本中に放出している。大袈裟ではなく万死に値する政権であった。(もう過去形で良いだろう)しかし、民主党内にも一定の万死に値させてはならないと考えるグループが存在した。それが小沢グループであり、若干の鳩山グループだ。旧民社党や社会党脱会グループに、国益を考える議員は存在しなかった。そう云う点では樽床も万死グループに属してしまった。
筆者は鳩山由紀夫も政治家として大味噌をつけたと思う。金がある以外、然したる能がないことが相当バレてしまったようだ。だいたいが、このような国難において、自分のグループさえ纏め切れず、挙句に菅直人との覚書にサインもさせず、まして国難の一行目が「民主党を割らないが一番」では「国民の生活が第一」のマニュフェストを鳩山が反故にしたと言われても文句は言えまい。
つまり、民主党全体が菅政権、岡田民主党にグチャグチャにされたとしても、彼らだけに罪を押しつけるのも問題は残る。 菅内閣の閣僚などが、今後の政局に口を出すなど僭越も良いところである。勿論、民主党幹部連中も、今後の政局に口を出せる義理はない。そう云う意味で、岡田も仙谷も野田も玄葉も安住も、発言権を有していない。ただ、しおらしく沙汰を待てば良いだけだ。
少なくとも、菅政権において、党幹部や内閣に顔を出した面々に、菅退陣を待つのみとなった政局に口を出す権利もないし、約束自体が反故同然の言葉であり、相手にするのは、馬鹿の集団マスメディアだけだろう。(笑)
流石に自民党の谷垣は、その点だけは押さえている。「誰が代表になるかも判らない時点で、連立がどうのこうのと言える状況ではない」その通りなのである。先ずは早々に民主党は両院議員総会を開催し、鳩山の責任において、菅の退陣時期の言質と党幹部の粛清を決定しなければならない。これは意外にすんなりと進まざるを得ないだろう。場合によれば、その総会後、速やかに国会議員による代表選を実施するのが、常道だろう。
原発問題は日増しにシビアさを増しているし、国民の生命財産を守る災害復旧も喫緊の課題になっている。民主党のゴタゴタで政治空白をとることは、更なる万死に値する議員の数を増すことになる。 自民党が考えている民自救国連立は短期間にして欲しいと云う気持があるだろう。4Kや増税問題も先送りして、6カ月から10カ月と云うところだろうが、連戦連勝の自民党としても苦渋の選択に違いない。しかし、原発推進の政党としての歴史に蓋も出来ないので、自責の念もある。民主党政権の延命に与するかたちは避けたいだろうから、衆議院選の解散及び期日確定も確約を得たいのは当然だ。公明党、みんなの党、国民新党にも花を持たせる配慮も必要だ。
しかし、政権を握り、原発処理と災害の復旧復興を速やかに行う実行力を持ち、且つ民主党の存在意義をあらためて国民に理解して貰うのは、あまりにも現内閣と党幹部がグチャグチャにし過ぎてしまった。流石の小沢一郎でも収拾に、どの程度の時間が必要か距離を測っているだろう。簡単においそれと手を出せる火中の栗ではないほど酷いのだ。
マスメディアの報道とは裏腹に、小沢一郎は今度の代表選にも、筆者は出馬すると読んでいる。この国難にこそ絶対に出てこなければならない政治家である。民主党議員も、小沢の底力を知ったろうし、菅や仙谷らのインチキの正体が7割方理解出来たと考えるのが妥当だ。裁判を抱えている事で、マスメディアが大騒ぎするのが判っているために、敢えて小沢は黙して語らないが、代表選直前に出馬を宣言すると推察している。西岡参議院議長や達増岩手県知事等が小沢の意志を代弁していると読むのが正しいのだろう。
そして、代表選で、ついに正統民主党が始動するのだが、内部はボロボロ、信用は失い、立て直すには、小沢一郎といえども一朝一夕に事が運ぶとは思えない。そこで、筆者の予見としては、小沢は衆議院で紛れもない第一党でありながら、野党自民党の谷垣に総理の座を委ねる事まで考えると思われる。自民党も小沢が約束した場合、菅や仙谷の百倍信用するだろう。少なくとも、その選択の方が、民主党を立て直す時間的猶予は増すのである。自公の人脈が新たに構築される機会も増えると云うものだ。
おそらく、小沢が代表に就いた場合には、自民党・公明党への厚遇が約束されるだろう。菅は自民党に総理の座を譲ったら、いつ解散されるか信用できないと口走ったようだが、「オマエのようなペテン師は、この世にそうはいないものだ」と云うひと言で済む話だ。自民党は嫌いな政党だが、最低限政治家同士の約束は守る政党だ。菅や仙谷、岡田と一緒にするのは失礼だ。最悪、小沢は次期衆議院選で民主党が自民党に敗れるかもしれない覚悟を持って、今回の一連の国難に対応する決意だと、筆者は推測する。
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