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大連立、障害は首相の往生際の悪さ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110607/plc11060700140001-n1.htm
2011.6.7 00:13 産経新聞
退陣を表明しながらも「8月まで」の延命にこだわる菅直人首相の往生際の悪さが、民主、自民両党の大連立構想の障害になっている。仙谷由人官房副長官が後継首相を前提に自民党との交渉に乗り出したが、自民党側は前提条件として首相の早期退陣を求めている。そのため民主党出身の西岡武夫参院議長は6日、首相に6月中の辞任を突き付けた。(水内茂幸)
「菅首相が辞めるタイミングは2つ。即刻お辞めになるか、赤字国債を発行するために必要な特例公債法案を6月中に成立させてから。それ以外にはない」
西岡氏は6日の記者会見で、首相の「6月退陣」を主張した。大連立を含む野党側との協力に関しても、首相が退陣すれば「速やかにできる」と強調した。
鳩山由紀夫前首相も6日の大阪市内での講演で「信なくば立たず。政治家は本来、高潔で礼儀正しく嘘をつかない存在でなければならないが、どうも違うと思われている」と述べ、6月退陣を否定した首相を改めて強く批判し、早期退陣を求めた。
もっとも、首相にはそのつもりは全くない。
「6月末の復興構想会議の提言を待たずに五(い)百(お)旗(き)頭(べ)真議長から話を聞き、平成23年度第2次補正予算案を提出したい」
首相は5日、官邸近くのホテルで会った民主党の斎藤勁国対委員長代理にこう伝えた。「成立までが仕事ですよ」と斎藤氏が語りかけると、首相は「そうだな」と答えた。
首相は与野党からの反発で「早期退陣」を印象付けようとしているが、実はからくりを仕込んでいる。
鳩山氏は2次補正に関し、「月内に編成のめどがつく」と指摘している。だが、10兆円を超える2次補正は本格的な復興予算となるため、今すぐ編成を指示しても、予算案がまとまるのは早くても7月中旬だ。
加えて、小沢一郎元代表が主導したマニフェスト見直しで「小沢色」を一掃したい首相は、「マニフェスト見直しを含め、復興債の償還財源のあり方まで議論しようとしている」(首相周辺)。そうなると、編成のめどがつくのは8月上旬。とてもではないが、野党や鳩山氏らが求める「6月退陣」では収まらない。
だが、首相の思惑とはよそに民主党内はすでに「ポスト菅」で走り始めた。
「大連立の話を、現時点でどこまで詰められるのか…。新首相が意思決定に参加しなければいけない」
岡田克也幹事長は6日の記者会見で語った。「菅首相の下では大連立は進まない」とあけすけに語ったに等しい。
旧民社党系議員で作る民社協会の幹部も同日、岡田氏に首相の退陣時期を明確にするよう要求した。
自民党の谷垣禎一総裁も6日、熊本市内での会見で特例公債法案や2次補正に協力しない意向を表明し、こう語った。
「辞めると言った人に、難しい課題はさばけない。時間を浪費するだけだ」
首相がいくらあがこうとしても、すでに外堀は埋められている。
◇
大連立 自民党内で足並みの乱れ 谷垣氏は慎重、大島氏は公明に参加伝達 公明・山口代表は否定的
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110607/stt11060700160000-n1.htm
2011.6.7 00:15 産経新聞
自民、民主両党の大連立構想をめぐり自民党内で6日、足並みの乱れが表面化した。谷垣禎一総裁が慎重姿勢を示す一方、大島理森副総裁は公明党の漆原良夫国対委員長に、大連立に踏み切る意向を伝えた。その公明党の山口那津男代表は、大連立に否定的な見解を表明した。
谷垣氏は6日、熊本市内で記者会見し、大連立構想について「民主党がしっかりまとまるのか、政策の方向性を打ち出していける態勢ができるのかを見ずして、無原則な(大連立の)話というのはあってはならない。今の段階ではまだ早い」と述べた。
石破茂政調会長も6日夜の自民党議員のパーティーでのあいさつで「ただ何でもいいから連立を組めばいいというお話ではない。何をテーマにいつまでにという話を詰めないといけない」と強調した。
だが、民主党の仙谷由人官房副長官(党代表代行)と4日に大連立構想について話し合った大島氏は6日、漆原氏に会談内容を報告。大連立実現に向け「公明党とも連携してやっていきたい」と協力を求めた。
大島氏は「新たな枠組みは民主党の負の遺産である米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設や消費税などの問題まで引き受けるものではない」とも述べ、理解を求めた。
漆原氏は回答を保留したが、山口氏は6日の名古屋市内での講演で「建設的な(与野党)協議の場を国会に作り、そこで協力していくことを基本にすべきだ」と強調した。山口氏の発言の背景には大連立が実現した場合、公明党が埋没しかねないとの危機感がある。
一方、民主党の岡田克也幹事長は6日の記者会見で、大連立を組む相手について「自民党だけでなく国民新党、公明党など他の党も視野に入れている」と述べた。ただ、連立を組んでも国政選挙での候補者調整は行わないとした。
鳩山由紀夫前首相は大阪市内で講演し、「民主党単独では作り得ない強いリーダーシップが求められている」と述べ、大連立への意欲を示した。
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