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−譲歩すれば、ペテン師・菅一派だ、この先どんな謀略が待っているか分からんぞ−
鳩山由紀夫前首相の「菅首相はペテン師だ」という爆弾発言、そして「偽装退陣表明」に至る菅“悪徳十人衆”幹部らによる前夜の密室謀議の暴露。これにより菅直人の浅ましい人間性が、あらためて満天下に明らかに示されました。これで国民の多くが「菅直人の正体」にはっきり気づいたことでしょう。
菅直人の続投の芽は潰え、潮目は明らかに変わりつつあります。
さすがに「これはまずい」と、岡田克也幹事長、枝野幸男官房長官といった政権幹部、石井一、渡部恒三らの党長老など、菅政権を支えてきた者たちが、「8月いっぱいで退陣」と言い出しています。党幹部らから「退陣時期」を明確に引き出したのは、一定の成果といえます。
しかし冷静に考えてみると、これはおかしな話です。
菅直人自身の「来年1月まで」というのは論外としても、8月いっぱいでというのは何を根拠に出た話なのか。不信任案可否を賭けて臨んだ2日午前の鳩山・菅会談では、「復興基本法の成立、2次補正案にめどをつけた段階(での退陣)」だったはずです。それならば、6月いっぱいで充分退陣のスケジュールは整うはずです。
現政権幹部連中が突然持ち出した「8月いっぱい」というのでは、話がまるで違います。
今週末からしきりに菅直人の意向を汲んだ、枝野幸男、安住淳、渡辺周などという口先だけのチンピラ幹部が、テレビで意図的に流しているだけなのです。その結果今や「8月いっぱい」が規定事実化されつつあります。ここに、ペテン師・菅一派のあざとい計略があるわけです。
菅直人らにとって、鳩山氏との約束どおり「6月末退陣」では、彼らのその後の政治的影響力が大きく殺がれ、場合によっては菅らの政治生命が終わりになりかねません。それを防ぐためにも、彼らは何としても、せめて2ヵ月余の猶予期間を確保したいわけです。
出来れば代表選を9月に持っていき、野田佳彦か前原誠司なのか、彼らの息のかかった「若い人」を選出する構えなのです。
また菅直人らには別の思惑もあると考えられます。ズバリその2ヶ月間を使って、小沢・鳩山グループを徹底的に弱体化することです。特に目障りなのが小沢一郎元代表です。今回の不信任案騒動で、小沢元代表の影響力の大きさをあらためて思い知らされたからです。大きな局面ではいつも小沢が立ち塞がってきたのです。
菅、岡田、仙谷らは、とにかく小沢が邪魔で目障りで怖くて仕方ないのです。
今回それを物語る一幕がありました。
菅“人非人”首相は、思惑どおり不信任案が否決された直後、岡田幹事長に「小沢を除籍処分にしろ」と命じたのです。これを知った輿石東参院議員会長が、「それなら俺はバッチを懸けてでも戦う」と抵抗したため、断念せざるを得なかっただけです。
しかし蛇のように執念深い菅直人、仙谷由人ら“全共闘崩れ”は、今後一段と「小沢復権阻止」「殺小沢」を強めてくることは間違いありません。何しろ彼らの「米官業の利益が第一」と、小沢・鳩山の「国民の生活が第一」とは、路線的に相容れないのですから。
しかしあまりにも卑劣で、狡猾な今回の菅直人の所業は、党内外から猛烈な反発を喰らっています。早期退陣論は、松本龍防災担当相、松本剛明外相、玄葉光一郎国家戦略相といった、お膝元の閣僚たちからも挙がっています。
小沢、鳩山グループを中心に、菅直人の党代表解任を求めるための両院議員総会開会に向けた署名は、4日の段階で既に衆院議員だけで150人を超えたといいます。週明けにも執行部に提出する予定です。
また自民党の石原伸晃幹事長も、「レームダック化した政権がこの先何ヶ月も続くのでは、国政の停滞を招くだけだ」「6月末を焦点に全党を挙げて首相を降ろす」などと述べ、月内にも参院への首相問責決議案提出を目指す構えです。
小沢、鳩山両氏は、「8月末退陣話」に安易に妥協すべきではありません。何といっても、菅直人との会談の骨子は「6月末退陣」だったのですから。鳩山氏のこの要求に対して、当の菅は「分かりました。合意します」と平身低頭のていだったというではありませんか。
なのに今さら「8月末退陣」とはとんでもない話です。「そうか、あい分かった」などと武士の情けをかけていると、まるで道理が通じない菅直人、仙谷由人らのこと、今後いつ何時寝首を掻きに来るか分かったものではありません。
卑劣な菅直人の騙しによって、「菅降ろし」は再燃し、以前より激しい勢いです。「大義」は、小沢・鳩山にあるのです。3日夕両氏は、電話で話し合ったそうです。
鳩山氏「政治家同士の約束は必ず守らせます。しっかり決着をつけますから信じてください」
小沢氏「分かった。しっかりやってください…」
特に鳩山氏はこれを固く守り抜くことです。ということは「6月末退陣」を一歩も譲らないということです。まだぞろふらふらして、「8月末退陣で了承しました」などということのないようにしてもらいたいものです。
(大場光太郎・記)
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