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株式日記と経済展望
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今後不信任案が提出される事はないから「解散・総選挙」が行なわれる事は
なくなった。しかしこの一連の出来事で菅総理の首は次第に締められていく
2011年6月4日 土曜日
◆居座り首相「誠意ゼロ」証明 死して屍拾う者なし 6月4日 産経新聞
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20110604094.html
「政治家の秘訣(ひけつ)は、ほかにはないのだよ。ただ誠心誠意の四字しかないよ。伊藤(博文)さんは、この政治家の秘訣を知らない」
勝海舟は明治29年5月、倒れる直前の第2次伊藤博文内閣に引導を渡す際にこう語った。明治は遠くなりにけり。
4日で首相指名から1年を迎える菅直人首相は、国民の批判に耳をふさぎ「やるやる詐欺」ならぬ「辞める辞める詐欺」を働き、その地位にかじりついている。明治の元勲にさえ苦言を呈した勝海舟がこの姿を見たら何と言うだろうか。
首相は3日の閣僚懇談会で、2日の内閣不信任決議案採決直前に鳩山由紀夫前首相と交わした退陣の約束をあっさり否定した。
「自分と鳩山氏の会話は確認文書に書いてある通りだ。それ以外のことは一切話をしていない」
これを信じた閣僚はいないだろう。現に鳩山氏は首相を「ペテン師」呼ばわりして激怒している。
不信任案可決の公算が大きくなった1日深夜から首相周辺は「民主党代議士会で首相が辞意を表明する」という情報を複数のルートを通じて流した。
実際には「一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継ぎたい」とあいまいな表現で退陣をほのめかしただけだったが、多くの民主党議員はあらかじめ「退陣」の2文字が頭にすりこまれていたために真に受けた。こうやって造反の芽を摘み、不信任決議案を否決した途端に「福島第1原発が冷温停止になるのが一定のめどだ」と来年1月までの続投を表明した。
そこに「誠意」の「せ」の字もない。卑怯(ひきょう)で姑息(こそく)と言わずに何というのか。(後略)
◆菅政権の最後 6月3日 田中良紹
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/06/post_264.html#more
不信任案採決直前の民主党代議士会で菅総理はついに「一定の目途がついた時点での退陣」を表明、鳩山前総理は復興基本法案の成立と第二次補正予算案の編成の目途をつけた時に菅総理は退陣すると発言した。しかしこの合意書が表に出れば自民党は断固として菅政権とは手を組めなくなる。参議院で問責決議案を出す可能性が高まる。そうなれば法案は1本も通らなくなる。総理に参議院を「解散」する権限はないから、政権はそこで立ち往生する。
また合意書には「辞任」の文字がない事から、菅総理は鳩山前総理とは異なる解釈をしてさらなる延命を図ろうとした。これに鳩山前総理が「うそつき」と応じた。海水注入問題と同様の「言った」、「言わない」が繰り返され、菅総理の体質が国民の目にさらされる事になった。
菅総理の「退陣表明」を聞いて小沢氏は「撃ち方やめ」を指示し、不信任案は否決され、「解散・総選挙」による「政治空白」は避けられた。今後不信任案が提出される事はないから「解散・総選挙」が行なわれる事はなくなった。しかしこの一連の出来事で菅総理の首は次第に締められていくのである。延命のためにもがけばもがくほどきつく絞まる可能性がある。
この国では「民主主義」をまともに教えていないから、民主政治について国民の多くはとんでもない勘違いをしている。「政局はけしからん」とか「権力闘争ばかりしてなんだ」と言うが、民主主義政治とは国民を守るために権力闘争をする事を言うのである。国民に主権があると言う事は、自分たちの生活を守ってくれないと思ったら、権力者を「ころころ変える」権利があるという事である。
しかしそれが国民に理解されていない以上、常道ではない仕掛けをして、誰が与野党一致の政治体制の構築を阻んでいるのかを、国民の目に見えるようにしていかなければならない。それが今回の不信任案の否決で始まったと私は見ている。
(私のコメント)
昨日の参議院予算委員会のテレビ中継を見ていましたが、こんな事をすれば国会でつるし上げられると分かっても、平気で「早期辞任」を翻すとは菅総理は国会議員を何年やっているのだろうか? 30年も国会議員をやっていれば永田町のしきたりぐらい知っているはずですが、またもや「言った」「言っていない」で切り抜けようとしている。しかしテレビ中継がなされている中でのことだからごまかしが効かない。
民主党議員にとっても総理の解散権が一番怖いから、これを封じるには不信任決議を否決しておかなければならない。後は菅総理を民主党代表から引き摺り下ろせば総理は退陣せざるを得なくなる。永田町では総理大臣が「重大な決意」とか「若い世代に引き継ぎたい」と言えば、どうなるか分かっているはずだ。自分は言っていないと否定しても永田町はそれで通ってしまう。
それくらい国会議員にとっては解散が一番怖いから、なかなか総理を引き摺り下ろすことは難しい。おそらく解散総選挙になれば民主党の新人議員のほとんどが国会には帰ってこれないだろう。菅総理にとっては総理になることが目的であり、総理になって何をするという事を言っていたわけではない。最小不幸社会と言っても当たり前のことで具体性はない。
中道左派政権なのだから、脱アメリカとか脱原発とか言っているのなら分かりますが、日米合意を守ります、原発の発電量を50%にしますとか自民党と変わらない事をやっている。つまり任期を永らえる事が目的化して「辞めるとはどこにも書いていない」と言うことになったのでしょうが、与党内からの辞任要求に対しては、自分の支持率を高くするしか方法がない。小泉内閣ではそうしてきた。
安部内閣でも福田内閣でも麻生内閣でも鳩山内閣でも短命だった原因は国民の支持率が低迷したためであり、菅内閣でも20%台に低迷して今回のような騒ぎになった。小泉内閣が6年近くも持ったことが奇跡のようですが、靖国参拝をしたから長期政権になったのであり、安部氏以降はまた靖国参拝をしなくなった。
政権維持のためならなんでもする現実感覚の持ち主なら、8月15日に靖国参拝すれば50%くらいには支持率も上がるだろう。靖国参拝すると中国や韓国が騒ぐからしないと言う事ですが、このような弱腰外交だから国民の支持率も上がらないのだ。菅総理は本当に現実的政治家なら靖国参拝も避ける事はなかったはずだ。
昨日も書いたように内閣の支持率を上げるには外交で成果を上げることであり、佐藤内閣の沖縄返還とか、田中内閣の日中国交回復とかありますが、小泉内閣でも北朝鮮外交で成果を上げた。しかしその後の内閣では国際会議の中に入ると借りてきた猫のようになってしまう。あるいはしなくてもいいような国際公約をしてくる。
官僚には怒鳴りつけるような居丈高な態度をとる半面で、胡錦濤の前に出るとメモを見ながらでないと会談が出来ないほど小心振りを見せてしまう。これでは国民の支持が高まることはないのであり、日本国のトップが外国の物笑いになっている状態は何とかしなければならない。
菅総理も一生懸命に小泉総理の真似をしているようですが、靖国参拝やアメリカ大統領の前でプレスリーの真似をするようなことはやらない。これでは任期も長くないことは確定済みであり、次の総理で靖国参拝できるような国会議員はいそうもない。だから東日本大震災が起きたのも靖国神社のたたりであり、300万の英霊が総理が参拝してくれないことに怒っているのだ。
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