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振り返ってみると、大変な「荒療治」になる所だった。
つまり、「内閣不信任案」が可決されていたら、である。
有る情報によれば、菅直人は「解散」をやる気満々だったようだ。
何処までも、自分勝手で無慈悲な男である。
結果は、民主党は三分の一の人数になって、与党の座を陥落する。
そして、「政権交代」と言う名の<勘違いの二年間>が、現代史に一行を留めるに終わる。
再び与党となる自民党は、民主党の事等「歯牙にもかけずに」『王政復古』に励んだ事だろう。
ヴィヴァ・アメリカ!
解散させずに、菅直人を退陣させていたら。
四通りのオプションが、考えられただろう。
その一。
菅直人抜きで、現路線踏襲を目論む一派の工作。
恐らく、岡田克也と樽床伸二と原口一博による、代表選。
馬鹿馬鹿しい限り。
その後の政権運営は、と考えると「何ヶ月」持つのか、と言うレベルの政府が出来上がる。
その二。
菅直人と小沢抜きで、自民と大連立をもくろむ一派の工作。
仙谷と前原とが主導して、石破や石原、小泉等と組んでの「大連立」政権が出来上がる。
今回の流れから言うと、民主党政権を救ってくれる事になる連立相手に、首相の座を譲る事になる。
つまり谷垣禎一首相が誕生する。
その三。
自民の旧世代が、小沢グループとの連立を模索する。
大島、森、伊吹、町村あたりが、「あの夢読もう一度」とばかりに、小沢グループと連立を提案して来る。
成立の可能性は、かなり低いとは言うものの、彼等なりの「夢が有る」らしい。
しかも、いずれも、「もれなく公明党」がついて来ます。
世論は、「大連立」を一応歓迎するであろう。
そのような世論形成が、マスコミの手で出来上がっていた。
そして、「やっぱり民主党では無理だった」という空気が支配するに及んで、民主党色が出しにくくなる。
(実際には、菅直人になって以来、民主党色は完全に捨て去られてしまっていたけれど)
次の総選挙では、自民党が第一党に返り咲くであろう。
民主党政権の終焉である。
その四。
菅直人の一年間に、政権の中枢に有った全てを「追い出して」、本物の『民主党』政権に戻す。
当然、小沢副総理である。
(諸般の事情により『総理』になりにくいのが残念であるが、小沢の意を受けた人物が総理となる)
岡田、仙谷、前原その他大騒ぎをするであろう。
自民党も、大騒ぎをするであろう。
その騒ぎに先んじて、「一気呵成に」事を進める必要が有った。
(準備はできていたらしいが。。。)
それでも、勝ち馬に乗る「陣笠」代議士も含めて多数を制すれば、可能である。
マスコミは「血相変えて」小沢批判の嵐を巻き起こすであろう。
しかし、一旦事が為されてしまえば、後の祭り。
こぼれた水は、二度と盆には戻らない。
あとは、マスコミ挙げての反対運動にも負けない信念で、やるべき事を確実に実行して行く。
その成果が見え始めてくれば、世間の目は節穴では無い筈だ。
マスコミが「ネガティヴ・キャンペーン」を張れば張る程、国民の見方も変わってこよう。
後二年有る。
次の総選挙までには、「国民生活が第一」の政府が、国民の味方であった事が理解されて、国民の支持を回復する事も、可能であろう。
というより、それが唯一「民主党政権」が、生き延びる事になるのだ。
という発想で、準備されていたらしい。
必要な事は、三点である。
◇菅直人政権下で執行部に居た「腐った林檎」を全摘出する。
◇民主党の器を存続させる。
◇自民公明を排除する。
以上の目標を完遂する事が、今回の騒動の主眼であった筈である、
そして、前夜の集会に「マスコミ発表の71名」を上回る、90名以上が集まっていたそうな。
不信任案可決は、既定の事実となっていたのだ。
そして、一夜明けて、菅直人の乾坤一擲の奸計が施された。
鳩山由起夫が、見事に利用されて。。。
後はご存知の通りの「大逆転」となってしまったのだが。
考えてみれば、目的にそれほど大きく逸れた訳でもない、のでは無かろうか。
確かに菅直人は、鳩山由紀夫を嵌めた。
「政治家同士の話し合いの上での<呼吸>で、退陣をにおわせた」ものの。
文書には、退陣の『た』の字も使われていない所が、ミソである。
そして、彼は演説でも、「退陣」と言う具体的な言葉は一切使わない。
「メドがついたら、多くの責任を、若い人達に引き受けて頂きたい」としか、言わない。
つまり。
「政務三役に若手をドンドン起用しましょう」という意味にも取れるでは無いか。
「メドとは、原発が一段落して…」
『冷温停止』と言う言葉が後から出て来たが、実際には何年もかかる事柄である。
馬鹿にするなよ。
要するに、自分で辞めると言うまでは、「いつまでも」首相で居られる、欺瞞発言に過ぎない。
鳩山由紀夫は、「言質」を明記しなかった事で、小沢に怒鳴りつけられたらしく、慌てて本日になって強硬発言をやり始めた。
しかし、「結果論」でいえば、悪くはない。
◇「菅直人は辞める」というイメージが形成された。
◇自民公明を加える必要が無くなった。
◇民主党政権で続けられる。
ただ、辞任が<直後>で有ったのが、二週間か三週間そこら延びただけである。
いくら菅直人本人が、「辞めると入っていない」と強弁してみても、国会内に留まらず、マスコミや国民世論にまで、辞めるのは既定路線になってしまった。
既に、話題は「いつやめるのか」に移ってしまった。
こんな状態で、政権がまともに機能する筈がない。
「死に体」首相は、遠からず倒れざるを得ない。
第一参院での審議が、進む訳が無いでは無いか。
連立がちらつき、政権復帰に目がくらんで舞い上がっていた自民公明が、素直に協力する訳が無い。
赤児でも、それくらいは分る。
復興補正予算関連が、完全に立ち往生してしまう。
復興は、それでなくても遅れに遅れている。
その上で、『総理大臣問責決議案』が提出される事は、異論の無い所だ。
過半数を占める野党が、当然可決する。
法的根拠は無いにしろ、「問責された」事は重い。
問責された総理に、西岡参院議長は、議場入場を「拒否する事も有る」と言うウワサすら出ている。
スッキリ衆院で「不信任」して「退陣」に追い込むという、最短のスケジュールは狂った物の、路線自体はそれほど大きく逸れてしまった訳では無いのだ。
しかも。
菅直人が「メド」やら「時期」やらで、詭弁を弄すれば弄するほど、その首相を弁護する「官房長官」やら「幹事長」やらの立場は、ドンドン悪くなって行く。
菅直人に近い立場だった議員達ですら、怒りが満ちているらしい。
鳩山由紀夫は、面子にかけても行動するであろう。
「両院議員総会」の開催は、避けられない。
その場で、菅直人自身と党三役を含む、政府執行部は、これ以上無い逆風に曝されて、いままで逃げに逃げて来た「責任」問題は、中途半端では納まるまい。
その時点で、菅直人静観は『ジ・エンド』を迎える。
「不信任案否決」以後の24時間、小沢一郎は<騒動の元凶>の如くに言われている。
音頭をとっているのは、あいも変わらずマスコミであるが、自分で判断出来ない国民の多くが、増々「小沢が嫌いになった」と言い出す状況が、形成されているが。
これも、「事が成し遂げられるまで」の事と、我慢しよう。
いま、責められても、別にどうでも良い。
実権を握る。
党員資格を復活させる。
「検察審裁判」を終わらせる。
腫れて「真っ白」を再確認された後は、怖い物等無い。
ものもんた。
古館伊知郎。
その他の「電波を私したテロリスト」達が、口をつぐむ日がやって来るのだから。
そう考えると。
今回の騒動で、「アドヴァンテージ、オザワ」となった。
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