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−菅らは前夜から可決回避策を練っていたという。菅を叩きつぶせ、小沢・鳩山 !−
自公提出の菅内閣不信任案に党内の小沢グループなどが同調し、同不信任案可決が確実な情勢となった2日午前、党分裂回避のため官邸で菅直人、鳩山由紀夫両氏の話し合いがもたれました。
その中で鳩山氏は、「復興基本法と第2次補正予算案の編成のめどが立った段階で、お引取りいただきたい」と、6月いっぱいまでの早期退陣を求めたところ、菅首相は「それで結構です」と応じたといいます。そしてこの話し合いの場には、岡田克也幹事長も同席していました。
その結果作られたのが問題の合意文書です。同文書には「辞任」もなければ、菅首相の署名もありません。鳩山氏が署名を強く求めたところ、菅はヘラヘラ作り笑いしながら「同じ党の身内なんだから、私を信用してください」と、署名を拒んだということです。
急場に突如設けられたこの話し合いは、どうやら前夜(1日夜)から周到に練られた策だったようです。この謀略に加わったのは、菅直人、仙谷由人、岡田克也、枝野幸男ら菅政権“腹黒”幹部10人。この場で「不信任案否決」「小沢切り」などの対応策が練られ、結果として「誤魔化し退陣表明」という秘策が導き出されたもののようです。
菅や仙谷、岡田らの狡猾なところは、その会合に鳩山氏側近の平野博文元官房長官を加えたことです。平野は鳩山氏まで不信任案賛成を表明したことに危機感を募らせ、同席していた北澤俊美防衛相と打開策を協議し、翌2日朝二人の間で、菅、鳩山会談で取り交わす3項目の合意文書の文案が固まっていたといいます。
こうして鳩山氏はまんまと官邸におびき出され、したり顔の菅直人から退陣表明という空手形を渡されたわけです。党内で多数の可決同調議員の鍵を握っている小沢一郎元代表には、このことはまったく知らされず、後で内容を知って激怒したといいます。
本来王道を行く「仁者」である小沢氏や鳩山氏は、今回「何でもあり」の菅、仙谷、岡田らの覇道的謀略にまんまとはめられた格好です。
かくて同日昼の党代議士会での菅首相の「形ばかりの退陣表明」を経て、午後不信任案は否決されたわけです。
最大の難所を切り抜けた菅首相らは、シナリオどおりの行動に出ます。菅は同日夜の記者会見で、辞任時期について、福島第一原発の各原子炉が「冷温停止」の時期とされる来月1月を示唆し、事実上の続投宣言をしたのです。話し合いに同席していた岡田幹事長も、「辞任の時期について何ら取り決めはしていなかった」としれっとして言い出す始末です。
民主党結党以来の「身内」であり、何より巨額の私費を投じた党オーナーであり、自分が禅譲を受けた恩義ある鳩山前首相を騙したのです。
昨年秋の代表選でもこれと似たようなケースがありました。まるで気色悪いデジャヴュを見ているようでゲンナリです。
これを知って、普段は温厚な鳩山由紀夫氏の怒るまいことか。
3日午前私邸前の記者団の取材に応じ、退陣を先延ばしして事実上なし崩しにしようとする菅首相に、「政治家同士の約束を守れないなら、ペテン師だ」と語気を荒らげて激しく批判したのです。
「政治家同士だから、口できちっと約束したことは守る。あたり前のことです。それができなかったら、ペテン師です。そんな詐欺師まがいのことを首相がやると、私は思っていない。当然(復興基本法案の成立、2次補正の早期編成のめどをつけるという)2つの確認事項が守られたら辞めていただく、辞任するということが、少なくとも二人の間の確認だ」
2つの確認事項が行われても、菅首相が退陣しない場合には?という質問には、
「(2日夜の首相記者会見での発言は)全くその確認事項を無視するような発言であるように、私には聞こえた。どうも、もっと先送りする意向だと。不信任案が出る直前には辞めると言い、否決されたら辞めないという。こんなペテン師まがいのことを一時の首相がなさってはいけない。あたり前の話です。人間としての基本にもとる行為をされようとしているのであれば、即刻、党の中の規則の中でしっかりと首相には辞めていただくように、当然のことながら導いていかなければならない」
鳩山氏の腹案にある「党の中の規則で」とは、民主党両院議員総会を開いて、その場で菅代表、岡田幹事長らの辞任を要求するということです。既に同総会開会のための署名集めが始まっています。
同総会が開催されれば、いくら菅直人らがジタバタしようが、“怒髪天を衝く”勢いの小沢グループ、鳩山グループを中心に今度こそ一致結束し、党代表、幹事長の職を強制的に剥奪されることは確実です。
とにかくこんなとんでもない「害毒」連中が、この国の中枢に居座り政治を壟断と続けることは、その分この国の不幸が増大するだけです。一日も早く退治するに限ります。
今月末などと悠長なことではなく、鳩山氏が言うように「即刻」来週前半にでも両院議員総会を開いてもらいたいものです。
通常はこの時点で、菅直人の政治生命は終わりです。
ただ岡田幹事長はその職を直ちに解くことが出来、菅直人も党代表の資格を失うとしても、同総会の場で行政府の長である首相解任までは出来ません。予め腹黒仙谷あたりから知恵をつけられ、「代表、首相分離論」を持ち出して首相を続けかねないのです。異常な権力亡者の菅のこと、その可能性も否定できません。
そうなったら今度は仕方ないから野党の出番です。舞台を移した参院予算委員会で、前原前外相を外国人献金問題で辞任に追い込んだ自民党の西田昌司参院議員が、菅直人の外国人献金事件を徹底追及、全国民に一切合財さらけ出してもらいましょう。
これを見て、同事件で既に市民団体からの告発を受理している東京地検特捜部も、ようやく重い腰を上げて捜査に着手することでしょう。
また各野党からは、菅政権の震災復興、福島第一原発事故への対応の不手際をガンガン追及してもらいましょう。その果てに待っているのが、菅首相問責決議案です。参院の場合野党多数ですから、これは間違いなく可決されます。
それでもなお居直るのなら、「真の黄門様」西岡武夫参院議長の出番です。参院本会議やすべての委員会の開会を断固拒否してもらうのです。さすがの菅も為すすべなく立ち往生で、ジ・エンドです。
これらの複合的退陣プロセスのいずれかの時点で、さしもの菅直人も「早期に」辞めざるを得なくなるのは必定です。もしそれらをすべてくぐり抜けるようなら、化け物だよ、こいつは。
(大場光太郎・記)
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