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朝日新聞の「泣言社説」から読み解く 菅に注文などつけるな、成仏できない
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2011年06月04日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
まずは、朝日新聞のナチス報道機関のような社説を読んでいただこう。菅直人擁護からの撤退と小沢排除の心根が顕わに表現されている。それだけではないのだが、朝日の政治への介入がもろに出た社説として、後世に残る社説となるだろう。また、このような社説を書かざるを得なくなった新聞社の苦悩までが見えてくる。じっくり味わって読んでいただきたい。
≪ 菅首相辞意表明―不毛な政争に区切りを
見たくないものを見せられた気分だ。一連の内閣不信任騒動が示したものは、非常時の国に、非常識な政治がはびこる寒々しい現実だった。
国の最高指導者が任期満了ならいざ知らず、将来の退陣を明らかにするのは極めて異例であり、重い決断だ。 なのに、これで政治が変わるという期待感が広がらない。肝心の退陣時期があいまいなうえ、ただただ民主党の分裂回避を優先させた結果にしか見えないからだ。あまりにも論理が内向きなのだ。
■辞任はやむなし
菅直人首相は与党から大量の造反が出て、不信任案が可決されれば、衆院を解散する構えだった。だが、いざ不信任案が可決されかねない、少なくとも大量の造反で党の分裂は避けられないという状況に追い込まれると、方針を転換した。
東日本大震災の被災地では、いまなお10万人が避難生活を強いられている。福島第一原発の事故は収束への苦難の作業が続く。とても総選挙をできる状況にはない。一方で、総辞職をしたならば、新たな首相選びや政権の枠組みづくりが難航し、政治空白が長引きかねない。
ここは、とにもかくにも政治の混乱は避けたいという選択だったのだろう。
私たちは危機のいま政争にうつつをぬかす与野党の振る舞いを批判してきた。事実上、不信任案が可決されたような展開は評価できないが、菅首相の判断はこの際、やむをえなかったと考える。
ただ、首相が退陣の時期として挙げた「震災の取り組みに一定のめどがついた段階」とは、いつなのかがはっきりしないのは、どうしたことか。
鳩山由紀夫前首相は復興基本法が成立し、第2次補正予算案の成立ではなく編成にめどがついた段階だとしたが、岡田克也幹事長は否定している。 こんな決着の仕方が、党内の亀裂の深さを象徴する。
■小沢氏を除名せよ
不信任案が否決されたいま、菅首相に二つの注文をする。
ひとつは、採決で賛成した2人の除名だけでなく、欠席した小沢一郎元代表らも厳しく処分することだ。党員資格停止中の小沢氏は、もう除名するしかあるまい。
そもそも、マニフェストの見直しや消費税率引き上げに否定的な小沢氏らのグループの存在が、野党との大胆な妥協を阻んできた。その小沢氏らが不信任案に乗るぞ、と揺さぶりをかけたのだ。
分裂回避に腐心した首相に処分問題で党内をまとめる力量が残っているかどうかは心もとないが、結果として、造反は20人以下にとどまった。不信任案が否決されたいま、ためらう理由はないはずだ。
もうひとつは、政権移行に向けた工程表を、できるだけ速やかに示すことだ。
いつ、新たな首相候補を選ぶ民主党代表選を実施するのか。菅政権のもとで実現をめざす政策と、次の政権に委ねる政策の仕分けをどうするのか。
たとえば、社会保障と税の一体改革はどうするのか。第2次補正予算案の財源をどう賄うのかも明確にすべきだ。
■旧世代は総退陣を
とくに、次の指導者選びには時間をかけて、その資質の真贋(しんがん)を吟味しなければならない。
その際のキーワードは、菅首相が「若い世代に責任を引き継ぎたい」と述べた、まさにその「世代交代」だ。
この不信任騒動で表に立ったのは、民主党ではちょうど1年前に首相と幹事長を「ダブル辞任」した鳩山、小沢両氏と菅氏の「トロイカ」だった。
自民党で不信任案の早期提出を唱えていたのは首相経験者や派閥の領袖(りょうしゅう)クラスの長老、ベテランである。
中堅・若手の間では、党派を超えて、危機のさなかに権力闘争をやっていていいのかという声があがっていた。この際、民意を肌で感じられない旧世代には総退陣してほしい。新しい民主党の代表選びを、その第一歩にすべきだ。
自民・公明両党は、首相候補も政権の枠組みも政策の体系も明示しないまま不信任案の提出を急いだ。まったく「責任野党」の名に値しないやり方だった。今後も対決姿勢を続けるというが、菅首相はとにかく退陣を口にしたのだ。こうなれば、復興基本法案や今年度予算の財源を賄う特例公債法案の成立には協力するのが筋だろう。
過去4代、たて続けに1年前後で交代した首相のあとを受けた菅首相も、短命に終わりそうだ。海外には「またまた日本の首相が代わる」というニュースが配信された。外交にとって、大きなマイナスだ。
せめて、この不信任騒動を、与野党が不毛な政争に区切りをつけ、国民のための政策実現に向け再出発する機会にしなければいけない。≫(朝日新聞:6月3日社説)
小沢信者の人々が読んだら、この新聞紙はどのような扱いを受けるか、想像しただけで笑えてくる。少なくとも我が国最高峰の新聞社の記事、まして社説において、特定の政治家の党内処分「除籍」に言及、推奨するとは呆れると云うか報道機関として逸脱も甚だしいわけである。不偏不党とは朝日新聞にはなきに等しいと白状したようなものである。ここまで来ると、朝日新聞の脳味噌には「小沢が憎い」の発想しかなく、それ以外はどうでも良いようだ。
≪一連の内閣不信任騒動が示したものは、非常時の国に、非常識な政治がはびこる寒々しい現実だった。≫
朝日にしろ、我が国のマスメディアは総じて、被災者の窮状を引っ張り出して来て、ああだこうだと騒ぎたてる。NHKを筆頭にテレビの多くが、町の声、被災者の声を正義であるが如く垂れ流す。なにも、日本の国民は被災者ばかりが生きているわけではない。関西でも、沖縄でも、北海道でも、国民は生活をしているのだ。被災地にのみ政治の焦点を合わせること自体、実は目くらましな報道の姿勢なのである。泳げぬ馬に跨り、溺れ死ぬのは全国民だ!まして、被災者の国民は一層大変だと云う報道が何故出来ない!
≪とても総選挙をできる状況にはない。一方で、総辞職をしたならば、新たな首相選びや政権の枠組みづくりが難航し、政治空白が長引きかねない。≫ ≪私たちは危機のいま政争にうつつをぬかす与野党の振る舞いを批判してきた。≫
朝日が政局報道をしなかった言い訳をしているのだが、菅政権擁護に何処か遠い海の向こうから待ったが掛かったに過ぎないだろうが、笑わせるな。社会主義者でもなく、ファシズムでもない。海の向こうでは、菅直人と云う人物の正体が判らなくなったのだ。そりゃそうだ、気が狂っているのだから、菅の正体を理解するなど、出来るわけがない。明らかに朝日新聞はCIAの流れを汲む属国御用報道機関だ。新たな首相選び?簡単だよ、朝日君が大嫌いで、凄く怖がっている小沢一郎がなるんだよ!
≪鳩山由紀夫前首相は復興基本法が成立し、第2次補正予算案の成立ではなく編成にめどがついた段階だとしたが、岡田克也幹事長は否定している。 こんな決着の仕方が、党内の亀裂の深さを象徴する。≫
(*筆者解説:党内の亀裂が生じるのは、小沢一郎がいるからだ、故に以下のように言いたいようだ)
≪不信任案が否決されたいま、菅首相に二つの注文をする。 ひとつは、採決で賛成した2人の除名だけでなく、欠席した小沢一郎元代表らも厳しく処分することだ。党員資格停止中の小沢氏は、もう除名するしかあるまい。 そもそも、マニフェストの見直しや消費税率引き上げに否定的な小沢氏らのグループの存在が、野党との大胆な妥協を阻んできた。その小沢氏らが不信任案に乗るぞ、と揺さぶりをかけたのだ。 ≫
おやおや、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を地で行くような論調になってきた。(笑)ここで朝日新聞の仰々しい社説の論理が完全に破綻した。書いた本人は上手いこと摩り替えに成功したつもりだが、そりゃないぜ!朝日君!菅と鳩山のお馬鹿ペアーがのっそり談合した会話の受け取り方の違いを、小沢一郎の所為にするのは、いくらなんでも目茶苦茶だろうが!挙句に、自民党と連立が組めないのも、小沢の所為だと書いてある。自民党は小沢と組む選択を視野に入れていたぜ!反対していたのは、石破と小池くらいだ(笑)気が狂っているのは、菅であると同時に朝日新聞のようである。政府の頂点と報道機関の頂点が、気がふれたら、我が国は何処に向かって進むのだろう?いやはや、解説する言葉も見つからない。
≪旧世代は総退陣を とくに、次の指導者選びには時間をかけて、その資質の真贋(しんがん)を吟味しなければならない。 その際のキーワードは、菅首相が「若い世代に責任を引き継ぎたい」と述べた、まさにその「世代交代」だ。≫≪新しい民主党の代表選びを、その第一歩にすべきだ。 自民・公明両党は、首相候補も政権の枠組みも政策の体系も明示しないまま不信任案の提出を急いだ。まったく「責任野党」の名に値しないやり方だった。≫
おいおい、菅直人に真贋を見分ける作業をやらせようと云うのか?偽者に偽者は理解できても、ホンモノを理解するのは無理だろう。(笑)政策の体系を国民に提示する時間的余裕がない場合は、緊急避難である以上許される。つまり、我が国の可及的速やかに行わなければならなかった事は、政府の頂点を替えることであり、それ以上でも以下でもない。
ここに取ってつけたように「世代交代」というワードが菅の言葉を引用はめ込まれる。これはなんだ?メディア誘導に乗らず、御しがたい老獪な政治家を抹消して、戦前戦中の経験のない、戦争を知らない子供たちを掻き集め、海の向こうの「天の声」の思い通りの政治家を並べようとしているようである。笑わせる世論誘導社説だ。まぁ朝日新聞の体質が良く理解できる、告白のような社説なのは有り難い。
朝日の最近の紙面全体に流れる傾向として、団塊世代以上の国民を蔑にしようと云う論調が蔓延っているようだ。筆者も最後の方の団塊世代だが、朝日の狙いは、何となくみえてくる。戦前、戦中、戦後生まれで、鬼畜米英(笑)と闘った歴史を肌で実感乃至は記憶に留めおく人々は御しがたいのである。最近の言葉をつかえば”ウザイ”のだね、朝日君
21世紀が後世の時代であるかもしれないが、青い息吐息で敗戦目前の日本に“原爆投下”した米国の記憶がある人々は厄介なのである。 日米の構造的閉塞感を打破する、建設的リストラクチャリングもせずに、ドンブリの中の資産を右に左に動かして、急場を乗り切ろうとしても、何ひとつ解決する筈がない。しかし、既得権益を温存しながら、目くらましな社会構造を延命させたいと云う思惑は、米国・官僚・経済界に根深く存在している。このドンブリ内の資産を動かす場合、何処かの国民層を犠牲にしないと、彼等の論理は成り立たない。
そこで狙いが、最も金を食うであろう団塊世代をスケープゴートにすることが、最短距離と考えているのだろう。 その為には、戦争の歴史認識が乏しく、戦後のアメリカトモダチ世代に、あらゆるものごとの中心を移行させたと云う思惑が蔓延っている。その結果、政治の世界まで、戦争を全く知らない学級委員会のような子供たちを頂点に配置しよう、と画策するのだろう。その一翼を朝日新聞が担っているのはまさに事実だ。前原、野田、枝野、原口、樽床、石破ですか〜笑わせるよね。
ところで、今回の内閣不信任案にまつわる茶番のような騒動だが、意外な政治的状況を生みだしている。菅直人がお陀仏であることは、不信任が成立しようとしまいと、決定していた事で変わりようはない。菅が来年だ、再来年だと詭弁を弄しても、近々終わるのだろう。ただ、否決したお陰で、菅直人から「解散権」を剥奪する事が出来たと云う説もあるが、どこまで行っても内閣に解散権は残るだろう。 菅は全閣僚が署名しなくても、全閣僚兼務でサインし、解散するかもしれない。(笑)
小沢も鳩山も政治的立場はモラトリアム状態だが、これ以上悪くなる情勢を持たない。しかし、菅直人は今後時間を追うごとに、政治的立場を悪くしていくので、近々の辞任が常識的判断だ。しかし、国家国民と民主党を道連れに“心中解散”が残されているのも事実だ。これを防ぐ方法は、明日語ることにしよう。しかし、菅を観察して行くと、総理大臣の気がふれることも充分あるわけで、こう云う場合国会はどのような方法論があるかなど、考えてみようと思う。
◇
「一定のめど」―菅さん、それはない :2011年6月4日(土)付 朝日新聞社説
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
原発事故から目が離せない。震災復興に道筋をつけずに投げ出せない。そんな首相の責任感からなのか。
辞めると認めたら、野党から「退陣する首相など相手にできない」と無視されるので、それを避けたいのか。
辞意を表明した菅直人首相が一転、続投をめざすそぶりだ。おととい夜の記者会見でも、きのうの参院の審議でも「辞任」を口にせず、わけがわからない状況に陥っている。
だが、与野党の国会議員がののしり合っても何も生まれない。ここはまず、お互いにかっかしている頭を冷やすことだ。
確認しておこう。
首相は内閣不信任決議案を採決する前の民主党代議士会で、震災対応に「一定のめど」がついた段階で、若い世代に責任を引き継ぐと表明した。
直後に鳩山由紀夫前首相が立ち、復興基本法が成立し、第2次補正予算案の編成にめどが立った段階での辞任で合意していると補足した。
首相はそれを否定せずに聞いていた。だれの目にも辞意を認めたように見えた。だから、不信任案に賛成すると息巻いていた「反菅勢力」も沈静化した。
ところが、その後、辞意はどこへやらだ。
「一定のめど」を問われて、原発が100度未満で安定する時点を挙げたのを見ると、来年まで続投する気もあるらしい。
もともと、危機の中で「菅おろし」に走った与野党議員は無責任の極みだった。
それでも菅首相は世論の支持を得られず、不信任されそうになった。
そんなとき、国民注視のなかで飛び出したのが「一定のめど」だった。
結果的に、与野党議員を欺いた発言に、「菅さん、それはないでしょう」というしかない。
これでは野党が態度を硬化させ、多数を握る参院での政権攻撃を激化させる。民主党内の対立もさらにこじれる。内政課題も外交も停滞してしまう。
いったん辞意を口にした首相が、退任時期を示さないまま地位にとどまり続けるのは無理がある。政治不信をさらに膨らませるだけだ。
首相は、いつ辞めるのか。それは年内の遠くない時期というのが常識的だろう。期限付きの首相として、大震災関連の予算や法案づくりを急ぐのだ。
同時に、党内で次の党代表選びの作業にとりかかれば、説得力が増す。政争ばかりの国会議員だけでなく、全党員で落ち着いてリーダーを選べばいい。
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