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(Le Premier ministre japonais Naoto Kan sauve son gouvernement: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110602-le-premier-ministre-japonais-naoto-kan-sauve-son-gouvernement
日本/福島−記事発表:2011年6月2日木曜日−最終更新:2011年6月2日木曜日
菅直人首相、政権を守る
記者:RFI
菅直人首相(中道左派)は、2011年6月2日、野党が提出した不信任決議案を切り抜けた。この決議案は、賛成152票、反対293票で否決された。保守勢力は、同首相は選挙公約に背いている。また、2011年3月の津波と福島原発の事故に立ち向かうには不適任だと批判していた。
RFI東京駐在記者フレデリック・シャルルの報告
菅直人首相は不信任決議案を切り抜けたが、同氏は、今年3月11日の地震と津波によって荒廃した、東北地方の再建のための任務を果たしたらすぐに権力を譲り渡すと約束した。
選ばれて1年ほどの菅直人氏は、数日前、投票の際、少数派となった場合は解散総選挙に持ち込むと脅しをかけた。野党によって提出された不信任決議案は、与党民主党の一部から好意をもって迎えられた。いまの状況で、自分の議席を極力リスクに晒したくない大半の代議士たちには、その脅しがいくらか効果をあげた。
政治的空白が発生すれば、国の支援を今でも待っている、大勢の被災者の状況は悪化しただろう。だからといって、首相に批判的な論評はなくならない。
かつて首相直属の安全保障室長だった佐々淳行(さっさ・あつゆき)氏によれば、菅直人氏は、地震・大津波・原発事故の処理を地方当局に任せるために、事務方の勧告を故意に無視したが、これほどの大規模災害に立ち向かうだけの準備が、地方当局にはなかった。
警察・自衛隊・消防を再編した国家安全保障室があれば、今回の危機の責任を最初から負っていたはずだ。菅直人氏は、その処理を東京電力に任せることにしたが、その経営陣も首相同様に無能だった。
15時間のあいだに、原子炉のうち3基の炉心が溶融したが、首相が直接出した命令に福島原発の所長が従っていたら、事態はもっと悪くなっていたかも知れないと、佐々淳行氏は語った。「日本の問題は、危機管理の欠如だ。菅直人氏のような人間たちが、この危機を管理し、しかも、責任を負おうとしない」と、同氏は付け加えた。
6月1日、国際原子力機関は福島原発の事故処理について、予備的な報告を公表した。報告では、原子力保安・安全院に独立性がないこと、発電所運営会社の東京電力が無能なこと、人々の健康のための監視が不十分なこと、津波のリスクが過小評価されたことが強調された。
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(投稿者より)
菅首相の不信任が否決されたことを伝える、フランスRFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
政治的空白が発生してもしなくても、菅政権が続く限り、被災地の状況は同じでしょう。国民の生活よりも、命の方が大切です。菅政権では国民の命は守れません。だから、不信任案が提出されたのです。
菅氏が辞任を約束したので、与党議員の造反は食い止められました。菅氏は「辞める」と言った映像は、私も見ました。いつ辞めるかは明言しませんでしたが、長くても今月末までかな、というのが個人的な感触です。居座るつもりでも、予算関連法案の残りはもう通せないでしょう。
佐々淳行氏が外国人記者クラブでお話をされたようです。その内容を下敷きに、記事はまとめられています。「危機管理がない」ことよりも、「危機を管理する人にその資質がない」ことが問題、そう私には読めました。
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