http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/356.html
Tweet |
急転直下の否決から1日経った。表の情報は色々出ているが裏はわからない。それとも裏なんてない単純なものなのか?(笑)。とにかく不可解な出来事だった。
いずれ真実がわかるときがくるだろう。そこでちょっと視点を変えて、この騒動で誰が得をして誰が損をしたかを占ってみた。あくまで占いですよ(笑)。損をしただろうと思っていた人が後日えらく得をしている場合もあるし、逆もまたある。当たるも八卦当たらぬも八卦だ。
占うのは4人と2組織。管直人・小澤一郎・鳩山由紀夫・谷垣禎一と民主党・自民党。
文句なく損をしたのが谷垣禎一と自民党。これは論評する必要もない。管直人が通年国会などと言い出すおまけ(藪蛇)まで付いてきたから、もう手も足も出せなくなった。あとは「辞めろ、辞めろ」と叫ぶだけ。そして参議院の問責決議もシカトされてしまえば民主党の西岡議長を頼るしかない。「ベルを押さないでください」と。
得をしたのが民主党と民主党の衆議院議員。分裂必至だったのが当面回避され、解散もなくなった。ジリ貧だった支持率も選挙までにシャッポを変えれば上向く可能性もある。なにより議員達にとって嬉しいのが、分裂回避と任期満了近くまで選挙が遠のいた感があることだ。直前までは即時解散と年内解散の影に怯えていたのだから。
さて御三家を占ってみよう。まずは管直人。不信任案可決必至だったのが否決となり、一見得をしたように見える。しかし「退陣」を口にしたためレームダックが確定し、常識的に長続きできなくなった。党内に味方はいなくても総理大臣の強みで何とか求心力を保ってきたが、その求心力も無くなった。伝家の宝刀「解散権」まで事実上失ってしまったのだから。
例えば鳩山との会談もあくまで強気で突っ張り、それで不信任案可決に至ったとしても、解散か総辞職かを決めるのに10日の余裕がある。充分駆け引き可能な日数だ。不信任票を投じた民主党議員は問答無用で除名し、残った手勢を束ねて「解散」と「総辞職」をちらつかせて自民党などと交渉もできた。場合によっては自民党に抱きつく作戦だってあったかも知れない。「副総理でいいですから」とか(笑)。
占いでは管直人は損をしたと出た。
次は小澤一郎。不信任案を可決させ、管直人を退陣に追い込む作戦は頓挫した。損をしたように見えるが評価は難しい。党を割らずに管直人を引きずり下ろすのがベストだが、場合によっては新党結成、総選挙も視野に入っていたはず。一転して党を割らずに管直人を早期辞任に追い込む作戦に転換せざるを得なくなった。遠回りだが結果オーライという見方もできる。
占いでは損もなければ得もないと出た(笑)。
最後は鳩山由紀夫。土壇場で党分裂を回避し、一応「辞任」の言質を取ったとされる。民主党衆議院議員にとっては救いの神のように見える。胸をなでおろした議員が多いだろう。そして管直人に「約束の実行」を求める権利を主張できる立場に躍り出た。当面の主役の座を確保したと見て間違いなさそうだ。
しかしあっちへふらふら、こっちへふらふらと、「信用できない男」のイメージを強くしたのも間違いない。まあ、もともと政治家に「信用」を求めるのは「八百屋で魚を求めるようなもの」かも知れない(笑)。
占いでは、損失を上回る利益を得たので得をしたと出た(笑)。
損をした人及び団体
管直人・谷垣禎一・自民党
得をした人及び団体
鳩山由紀夫・民主党及び同衆議院議員
損も得もない人
小澤一郎
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK114掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。