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今回の内閣不信任案をめぐる一連の騒動を見ていて、相変わらず、菅政権はひどすぎて、言葉もないわけであるが、政権交代以来、いろんな場面を見ていると、まあ、こうなるかなという、妙な諦めもある。
鳩山、小沢の対応としては、ああするしかなかっただろう。
民主党の分裂というが、ここまで政党をつくりあげるのに10年かかった。鳩山由紀夫も私財もつぎ込んできた。今の民主党の一番の問題は、菅執行部の党内マネジメント能力、政権運営能力なのだから、あの自分のことしか考えないが、いずれにしろ「辞める」とギリギリで決意したのだから、鳩山と小沢は全力で党の分裂回避に動いたのだろう。
しかし、鳩山のつめの甘さはいつものことだが、菅が約束を守る人間だといまだに思っているのか。ここ一番で、政治家としての、えぐさというか、冷酷さがでないのが、鳩山の限界でもある。
鳩山が不信任案に否決票を投じ、小沢が危険したのも役割分担であると思う。鳩山は党内の反菅世論を融和させるためには否決票を投じる役割だったろうし、小沢は、グループで造反が出ることを考えれば、「自主投票」としたこともあるし、造反組への処分が行われることを防ぐためにも、棄権というかたちをとるしかなかったのだと思う。これはわかる。
それにしても、相変わらずの菅執行部である。岡田克也という人は、ここまでバカな政治家だったのかと、日々、失望するばかりだが、今度は、小沢一郎を除籍処分しようとして、輿石に止められたらしい。鳩山が「岡田幹事長の首をとりにいく」とブチ切れたのも当たり前だ。
いったい、自分たちの置かれた立場がわかってるのだろうか。今回の騒動では、菅政権は不信任されていたのが実態であって、そこを鳩山、小沢、亀井らがギリギリでおさめにかかったわけである。
岡田克也という人は、原則だ、原則だと四角四面に、官僚的に対応しようとして、党内を混乱させてばかりだ。
もっというと、岡田もそうだし、菅執行部は、自分たちが党の幹部であればなんでもできると勘違いしているようだが、その立場なり、権力は誰から付託されているのかということである。民主党は王制ではない。王権神授説とでも勘違いしているのか。
彼らの権限は、独立した議員である民主党議員や、地方の票をもって、選挙で付託されたものである。党の幹部であれば何をやってもいいわけではない。そこを彼らは根本的に勘違いしている。だから党内運営だけでなく、自民党、公明党らとの国会対策も失敗している。
そして菅は、やっぱり予想されたことだが、年内いっぱいは首相の座に居座ろうと発言をはじめた。
で、12月になれば、また世論もおさまっているだろうし、機密費や、政策的な密約を通じて、マスコミ使い世論をコントロールしようと企んでいるだろうし、いつものように検察を使って、今度は鳩山由紀夫や原口一博あたりに、国策捜査案件をでっち上げればいいとでも考えているのだろう。そういえば、いつのまにか、仙谷も官房副長官として官邸に戻っているし。
菅らの人間性がそのレベルであることは、もう分かりきっていたことであるが、だが、いずれにしても、ここまで、国会や、国民に対して、嘘ばかりついて信用を失うまねをしていては政権はもう持たない。あと一ヶ月もたたないうちにまたガタガタするだろう。
私は松木議員の造反は意味があると思っていて、彼が除籍処分になることで、民主党内の同情は集まり、だからこそ、今回決起を決意した小沢系議員などは、松木のためにも、菅をこのままズルズルと置いておけないと先鋭化するのだろう。
で、いずれにしても、民主党内で早く菅を引きずりおろして、まともな代表にかえて、自民党または公明党との連立を模索しなければ、参議院は過半数割れしたままなので、震災の復興もまままならないだろう。
菅は今年いっぱいは首相をやるつもりだといっても、自民党、公明党、そして民主党内の反対派は、菅のもとでは、震災復興ができないとして、今回の不信任案騒動にいたったのだから、もう、一ヶ月以内に騒動は、再燃する可能性が高いと思う。
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