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菅曰く、「目途さえつけなければ僕は“永遠総理”」 伸子やったぞ〜!
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2011年06月03日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
昨日の拙コラムで考え過ぎ、杞憂に過ぎないだろう、と考えていた菅直人の「辞任」の言葉が、このような詐術に使われるとは思いも及ばなかった。権力亡者の真骨頂と言ってしまえばそれまでだが、あまりにも酷過ぎる。 「一定のめどがついたら」の目途について昨日22時からの記者会見の書き起こしを産経新聞さんが丁寧に報道してくれているので、先ずは以下に掲載しておく。
≪ (前半部略)
−−首相の「一定のめどがついたら」という言葉について多くの民主党議員は退陣表明と受けとめている。首相はこの一定のめどはいつと考えているの か。また9月に予定している訪米はそのまま行くつもりなのか
「代議士会の場で私自身の言葉で申し上げたところです。言葉通り一定のめどであります。つまりは今復旧から復興に向かっているわけでありまして、その復興に向かっては(平成23年度)第2次補正(予算)も必要になりますし、あるいはいろいろな体制づくりも必要となります。さらには原子力事故の収束も残念ながらまだステップ1の途中であります。やはり安定的な形にもっていくにはまだ努力が必要だと思っています。そして、今申し上げた新しい社会作りというものに向かっていく、そういった方向性、そういうものに一定のめどがついた段階という意味で申し上げました。そして、わが党には50代、40代、30代の優れた仲間がたくさんおります。そういう皆さんに責任を移して、そしてがんばっていただきたいと、このように思って申し上げたところであります」
「訪米については、これから日米関係というものは個人の関係であると同時に、党と党の関係、あるいは国と国の関係でありますので、どういった形になるにしろしっかりと責任を持ち、あるいは責任を引き継いで参りたいと、このように思っています」
−−首相は新しいエネルギーを含めた社会作りに言及したが、それと退陣時期の関係はどうなのか。鳩山(由紀夫)前首相は2次補正、復興基本法案の編成のめどがついた段階で遠くない時期と主張している。新しいエネルギーを含めた社会作りというのは時期が長い印象がある。はっきりとどのあたりと考えているのか
「同じ答えで恐縮ですが、皆さん方も私の代議士会での話は直接かテレビかで聞かれたと思います。そこで申し上げた通りです。そして、その私が一定のめどがつくということについては、今直前のご質問にもお答えした通りです」
−−辞任する時期をめぐって確認だが、具体的な時期を言及しないと復興にめどがついていないと言えば、いつまでたっても辞めないことになるのではないか。そうなると誠実さを欠くのではないか。国民の理解や支持を得られると思うのか
「同じことの答えで恐縮ですけども、一定のめどがついた段階で若い世代のみなさんに責任を移していきたいということを申し上げたわけですから、その代議士会での私自身の発言に私自身責任を持つのは当然だと思っています」
(中抜き)
−−原発事故に関して工程表の話も出たが、避難民の自宅への帰還を首相として見届ける考えか
「見届け………」
−−はい。首相として帰還まで
「まず、工程表で言いますと、ステップ2が完了して放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止という状態になる。そのことが私はこの原子力事故のまさに一定のめどだとこのように思っております。ただ、帰還の問題は必ずしもその時点ですべてが方向性が決まるかどうか、これはいろいろとモニタリングをしたり、あるいは除染をしたりということも含めてですね、もう少し時間がかかる可能性は十分あると思っています」
−−福島原発の事故の収束のめどについて冷温停止が一定のメドと言ったが、首相は自らの手で指揮を執って来年1月を目標としている冷温停止までをぜひやり遂げたいという意思表明なのか。鳩山前首相との合意文書の中には原発という文字は入っていないようだが、原発の収束も含めて鳩山前首相との間で合意ができたという認識か
「鳩山前首相との合意というのは、鳩山前首相が作られたあの確認書に書かれた通りであります」
−−そこには原発の文字は入っていない。首相の認識としては、ここまでも含むという…
「私が『一定のめど』と申し上げたのは、代議士会で申し上げたわけでありまして、私の申し上げている意味は、今、聞かれてましたので、お答えいたしました」
−−民主党代議士会の首相発言についての確認だが、退陣表明と受け止めたが、そうすると、中長期的な消費税とか民主党人事とか、内閣改造は、菅首相はやらないと受け止めたが、そういう理解でよろしいか
「代議士会で、そういった問題には何も触れておりません」
−−「一定のめど」は何度うかがっても ハッキリ答えないので別の聞き方をするが、一定のめどで辞めるのは首相か。議員か
「同じお答えになって恐縮なんですが、私が代議士会というオープンな場で、大勢の代議士、あるいはマスコミ関係者の皆さんもおられるところで、申し上げたわけでありまして、ぜひ、その私の発言からお読み取りを頂きたいと思います」
−−国会会期だが、菅首相は先日、自民、民主両党の議員に大幅延長を言及したが、どれくらい伸ばす考えか
「今回のこの大震災という状況の中で、国民の皆さんからやはり国会で必要なことは、いつでも議論できるようにしてほしいと。そういうご意見をいただいています。それに答えるとすれば、事実上の通年国会。12月のある時期までということになろうかと思います」
−−鳩山由紀夫前首相との合意の内容は、確認書にある通りだと。何を確認した文章なのか。鳩山前首相は、ここに書いてある復興基本法案の成立と第2次補正予算の早期成立にめどをつけることが辞任の条件だと。鳩山前首相との間で確認したのか。そこをきちんと言わないと、政権運営は透明性をもって進めていくと言った首相だから…
「鳩山前首相との話では、あの合意事項という文書に書かれた以外の何らかの約束とか一切ありません」
−−何を確認したものか
「あそこに書かれた通りです」
−−そうなると、鳩山前首相が述べた「復興基本法案の成立と2次補正の編成のめどがついた時点で辞めていただく」という発言は間違いということでよいか
「私は、私が特に公の席でしゃべったことについては、当然ですが、自分として責任を持たなければならないと思っています。鳩山さんとの合意というのは、あの文書に書かれた通りでありまして、それ以上、私が申し上げることはやっぱり控えた方がいいと思います」
−−原発事故の収束について「一定のめど」とするのは国民の多くが望んでいるが、国民のために一刻も早く努力するという受け止めでよいか
「原子力事故を『ステップ2』の冷温停止、そして放射性物質がほぼ出なくなるところまで持っていくために全力を挙げると。一 刻も早い実現を目指すと。当然の私の責任だと思っています」
−−先ほどから聞いていると、首相はしばらく続投して、復興とか原発事故についても責任を持ってやりたいという意向のようだが、ねじれ国会である以上、野党の協力を得ないといけないと思うが、具体的に考えているのか。被災地の問題で1日も早く急いでいる法案がたくさんあるが
「先程申し上げたように、ぜひ、野党の皆さんにも、この大震災の復旧・復興、原子力事故の収束のために一緒に協力しあってやっていただきたい。こう考えております。ま、具体的なことは、それぞれの政調会長とか国対委員長とか、いろいろと努力をしていただいていますし、私も必要な努力はさらにしなければならないと。こう思っています
(後半部略)≫(産経新聞)
素直に、今回の茶番劇を分析すれば、菅直人は辞任しないに等しい「一定のめどがついたら退陣」と云う曖昧な言葉で、鳩山由紀夫に向かって詐術を弄したと云う事なのだろう。詐術を伝授したのが、亀井静香と云う点も頷ける。立会人に岡田を配したようだが、これは鳩山の重大なミスだ。輿石も同席させなければ、第三者の証人が存在しないではないか。
結局、鳩山由紀夫が、国家国民より、幸子夫人並に「民主党を愛している」と云う弱味を亀井が読み取り、菅に詐術を伝授したと云う図式が理解できる。これで、鳩山の国民への裏切りが四つになった。普天間移設における約束破り、トロイカ+ワンの代表選出、国会議員を辞めると言った嘘、そして今回だ。
これでは、いくらなんでも、「ボク、騙されたのです」では承知しかねる。チョロチョロ動きやがって!また小沢の勝負に水を差したな!許し難い。小沢への友愛があるなら、緊急に両院議員総会を開催させ、菅直人を代表から引きずり降ろせ。代表を降ろされても、菅は総理を辞めないだろうが、政権は頓挫する。
もっと穿った分析もある。この菅内閣不信任案提出を契機に、民主党のテコ入れを小沢・鳩山・亀井・菅が策謀した、と云う考え方だ。このままでは、民主党は日々沈むばかりだ。起死回生の手を打たないことには、二年後に政権が自民党に渡ってしまう。かといって、特に現民主党が己の力量で支持率を上げることは困難。それなら、敵である自民党の力を削ぐ為に何をすれば良いか、と云う考えで起こした幻のクーデター騒動というものだ。
今回の件で、鳩山は自らの力で菅を引きずる降ろす責務を負った。少なくとも、総理経験者としての矜持と国家国民より民主党を愛す、と云う国賊的政治家の汚名を受けたまま政治生命を終わらせたくなかったら、菅を自らの責任で降ろすことだ。 しかし、昨日の拙コラムで述べたように、菅直人は既に死んでいる、お陀仏なのだ。お陀仏しているのに、権力延命と云う怨念だけが亡霊の如く永田町で彷徨っているに過ぎないのだ。
「30代、40代、50代の方々にバトンタッチ出来るまで」なんて言葉に有頂天になる、前原、原口、樽床、細野、馬鹿じゃなかろうか(笑)これじゃぁ、幽霊船のように日本国家を彷徨い生きる「自民党」の方がマシだと云う国民が増大しそうな感じさえしてくる。
小沢一郎も、ここは怒りをどのような形で政治局面に表現しなければならないのか、本当に思案のしどころに到達したようだ。今夜は長くなったので、この辺にしておく。いずれ、思考経路を整えて、小沢一郎は動くのか、腰を抜かした儘になるのか、書いてみようと思う。
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