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2011.6.2 21:42 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110602/stt11060221510030-n1.htm
可決確実と思われた内閣不信任決議案が一転して不発に終わったことで自民党は茫然(ぼうぜん)自失に陥った。2日朝に「採決を待たずに菅直人首相が辞任する」との情報が駆けめぐり、はしゃいだだけに気恥ずかしささえ漂う。「首相延命の茶番にしてはいけない…」。谷垣禎一総裁はこう語るしかなかった。
衆院本会議直前。首相が条件付きで辞任表明し、造反を明言した鳩山由紀夫前首相らも否決に回る−。テレビ中継でこうした情報が入ると、自民党は一気に意気消沈した。
「おそらく皆さまは民主党代議士会の模様をお聞きになっていると思う。首相は一定のメドがついたとき辞めるというが、一体いつメドがつくのか。はっきり言えば茶番にすぎない!」
代議士会で谷垣氏が青筋を立てると、会場からは苦し紛れの拍手が沸き起こったが党幹部はそのまま国会内の一室にこもった。
「まあ(民主党分裂の)弾は込めてやったんだから」。二階俊博元経済産業相がこう慰めると、国対幹部は「空砲で終わり、すいません」と頭を下げた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110602/stt11060221510030-n2.htm
それまでは各派領袖(りょうしゅう)も政権奪回したかのように浮かれていた。町村信孝元官房長官は「不信任案を可決し、谷垣政権をつくろう」と気勢を上げた。麻生太郎元首相は「目的限定、期間限定で新しい政治の形を組んで復興を達成しなければいけない」と意気込んだ。
とりわけ失望をあらわにしたのが、公明党とともに決戦シナリオを演出した大島理森副総裁だった。
衆院本会議で、不信任案の提案理由説明に立った大島氏は、20分間の持ち時間を20分間もオーバーして怒りをぶつけた。
「辞めるという首相のもとで国会の責任ある答弁ができますか? 辞める首相と外交交渉なんて世界は信頼するでしょうか? お辞めになるなら今すぐお辞めなさい!」
不信任案否決後は謀略説まで流れた。ある自民幹部は小沢氏周辺にこう打ち明けられて絶句した。
「もともと菅首相に鈴を付けるのが目的だった。これが小沢さんのシナリオだったんだ…」
谷垣氏は漢詩の一節を引用した。
「流星光底長蛇を逸す」
10年間1本の剣を磨いてきながら振り下ろす刀の閃光(せんこう)で敵を切り損ねたという意味だ。その表情は脱力し切っていた。(赤地真志帆)
<関連>
櫻井よしこ氏「現在の状況は政治的災害」 「正論」洲本講演会
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110602/stt11060219470028-n1.htm
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