http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/234.html
Tweet |
居座りか
菅首相:「震災に一定のめど」つけば退陣と表明−鳩山前首相が引導(3
6月2日(ブルームバーグ):菅直人首相は2日昼、国会内で開いた民主党の代議士会で、東日本大震災からの復旧・復興と東京電力福島第一原子力発電所事故への対応に一定のめどがついた段階で退陣する意向を表明した。具体的な時期は明言しなかったが、直前に首相と会談した鳩山由紀夫前首相は大震災復興基本法案の成立と今年度第2次補正予算編成にめどがついだ段階での退陣で合意したことを明らかにした。
首相は自らの出処進退について「大震災に取り組む、このことが一定のめどがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでほしい」と言明。その上で、「この大震災、原発事故に対して一定のめどがつくまで是非とも私にその責任を果たさせてほしい」と述べた。その上で、2日午後、衆院本会議で採決される内閣不信任決議案に対して「一致団結しての否決という対応をお願いしたい」と訴えた。
菅政権をめぐっては自民、公明、たちあがれ日本が1日、菅内閣不信任決議案を提出。小沢一郎元代表らが賛成の意向を示していた。民主党は分裂状態にあったが、首相が1996年の旧「民主党」結党以来の盟友である鳩山氏からの退陣要求を受諾したことで不信任案可決は回避される方向が強まった。
鳩山氏は代議士会で、菅首相との会談について「復興基本法を成立させ、2次補正の早期の編成のめどをつけてほしい。成立というよりもめどをつけてほしい。その暁に自身の身を捨ててほしい」と要請し、首相と合意したことを明らかにした。
その上で、鳩山氏は代議士会に出席した同党所属衆院議員に対し、「民主党がばらばらに見えてしまっては国民にもそしりを招くことになる。一致をして行動ができるように私のほうからもお願いしたい」と訴えた。
小沢元代表
不信任決議には民主党の小沢元代表が賛成の意向を表明し、党内からは80人前後が賛成する可能性があるとの見方も出ていたが、共同通信によると小沢グループが首相の退陣言及を受け、自主投票となった。
コロンビア大学のジェラルド・カーチス教授は、結果のいかんにかかわらず、この過程で民主党内は一層分裂、菅政権が弱体化し、震災対応を一層難しくさせると警告した。
一方、みずほ証券の飯塚尚己シニアエコノミストは菅政権について「投資家はリーダーシップが欠如している状況に何らかの変化を求めている。仮に不信任案が可決されるとマーケットはポジティブに反応すると思う。まったく変化がないと逆にネガティブな反応が懸念される」との見方を示した。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 広川高史 Takashi Hirokawa thirokawa@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:東京 大久保義人 Yoshito Okubo yokubo1@bloomberg.net香港 Peter Hirschberg phirschberg@bloomberg.net
更新日時: 2011/06/02 14:22 JST
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK114掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。