http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/223.html
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先ほど、NHKニュースで、民主党代議士会で菅首相が「震災や原発事故に一定のめどがたったら辞任する」、「私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代のみなさんにいろいろな責任を引き継いでいきたい」と語り、辞任の意向を固めたと報じられた。
“辞任意向”に関する下のほうの投稿のコメント欄でも書いたが、この辞任表明はスジが悪すぎる。
まず、自民党や公明党、そして、反乱を表明した小沢派+鳩山支持者たちは、菅政権の震災復旧・復興、原発事故の収束に難ありが理由で、内閣不信任決議案を提出したり、それへの賛成を表明してきたはずだ。
「震災や原発事故に一定のめどがたったら」は、いろいろ非難を浴びるたびに反論のフレーズとして使われてきたものであり、内閣不信任決議案が出てきたからの話ではなく、もともと菅さんが言い続けてきた“期限”である。
そんな駄話で、内閣不信任案決議の可決を回避しようなんて大笑いだ。
まさかそれはないと思うが、小沢さんはその手に載ってはダメだ。
この駄話で気をつけなければならないのは、小沢支持派=内閣不信任決議案賛成意向者のなかに、菅さんの辞任話にふらふらと吸い寄せられて、「それじゃあ、与党の代議士なんだから不信任案には反対しよう」と思う人もいるかもしれない。
(鳩山さんなんかは危ないなあ)
小沢さんらは、グループにしっかりタガをはめ対応策を一丸となってすすめなければならない。
「辞任論」を持ち出した菅支持派の狙いは実にそこにある。
また、そこまで言った菅首相を引きずり降ろすような動きは“被災者放置”のとんでもないものだと国民に思わせる狙いもある。
さらに、菅首相は、「若い世代のみなさんにいろいろな責任を引き継いでいきたい」と、小沢さんに引導を渡し、キングメーカー気取りの“余分なこと”まで言っている。
冗談に近い話になるが、原発事故は早くても2年、下手すると10年オーダーの対応が必要になるものだから、このような辞任論だと、菅政権は稀代の長期政権になってしまいかねない。
冷静に対応すべきだと自戒しているが、こんなふざけた策を弄する菅政権には、“寸止め”ではなく、どえらいパンチを鼻柱にめり込ませたいと思ってしまう(笑)。
どうなるにしろ、政局は動き続ける。
高い志と賢明さを併せ持つ政治家の奮起を期待する。
※ 参照投稿
「小沢さん、今回の政局は“寸止め”が極意だよ:自公政権への道を切り拓く愚」
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/207.html
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