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昨年秋、民主党代表選で菅が再選し、しかしながら、小沢一郎が議員票の半数近くをおさえたという状況もあって、で、ここで菅は、挙党一致を掲げるのから、新人事で、小沢系や鳩山系の処遇をきちんと配慮すべきだった。
これは、組織をマネージする上では当たり前のことで、政治であろうが、会社であろうが、その他、民間のどんな組織であろうが当たり前のこと。
だが、菅や仙谷は、そこで、徹底して、小沢系の排除に走り、政権の運営基盤を、出だしから不安定なものにした。いえば、党内の半数近い議員から、支持されないような政権をつくったわけである。
このあたりからして、もう、どうしようもなくセンスがなくて、私もこのブログや、Twitterでも、菅政権は春まで持たないだろうと書いてきた。だが、震災が起きたために、菅にふりかかった外国人献金問題もうやむやになり、六月まで、政権の寿命は伸びた。
菅や仙谷といった連中は、左翼なら左翼らしく、それでも自分たちの信念にそってリベラルな政策をやればまだわかるのだが、やってきたことは、自民党の悪い部分ばかりをマネをして、つまり、権力維持のためには、検察を使って小沢一郎の逮捕がなんとかできないか画策したり、マスコミを使って、世論誘導に懸命になったり。
結局、自分たちの権力保持のために、手段を選ばず、いわゆる「左翼は変節する」の典型で、いきなり権力を振り回し、また内ゲバを繰り返してきた。
私はまた、今年のはじめから、ブログやTwitterで、小沢系の議員は堂々と民主党を割って、新党を設立し、自民党や公明党、国民新党あたりと、新政権をつくるべきだということも書いてきた。
さて、震災のことはあったが、ようやく、菅政権に終わりがやってきた。小沢系議員を中心に、不信任案賛成の造反が出るというが、これまでの菅執行部のやり方を見てると、そりゃそうだろうと思う。小沢系の議員も相当にガマンをしてきた方だと思う。
菅執行部は相変わらず、バカ丸出しの危機対応で、党の将来を考えるなら、菅は浜岡原発の停止と、サミット出席を花道に、身を引いて、小沢系、鳩山系も含めた新政権で、中間派の新代表のもと、再出発すればよかっただけの話なのである。総理が代わるのなら、公明党を連立に加えて、安定政権をつくることもできたはずだ。
だが、ここでも菅執行部は対応を誤り、小沢系どころか、民主党のオーナー(スポンサー)である鳩山由紀夫まで、不信任案賛成まで追い込み、党の分裂を決定的なものにした。
さらに菅は、不信任案が可決すれば、衆院を解散するつもりのようだ。どうしようもないバカだ。震災対応のために、政治空白をつくるべきでないとか言っておきながら、今度は自ら衆院を解散し、国会を空白にする時点で、もはや矛盾し、大義名分を失っているし、そもそもこの国民世論で、衆院を解散すると、民主党は150議席もとれず、与党転落どころか、かつての社会党のように消えていく運命になりそうだ。
何から何まで、菅執行部のやっていることは、自らの保身であり、そのやり方も幼稚極まりない、内ゲバの繰り返しだし、この政局の危機対応の仕方をみても、やはり、こんな連中に、原発事故対応や、震災復興をこれ以上任せておけないと確信するのである。
それにしても、少し残念なのは、初めての本格的な政権交代を果たした民主党が、こういうカタチで、つぶれてしまうことだ。
いや、その思いは、当の鳩山由紀夫、小沢一郎の方が、はるかに悔しいだろうし、われわれもある種の感慨をもって、ここ数日の大政局を見守るしかないか。
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