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「今こんなことやってる場合じゃないだろう」はもはや通用しない。輝きを失った葵の印籠だ。手垢のついたクリシェイだ。
しかしいまだにマスコミは「こんな場合」を振りかざす。「被災者の声」として。NHKのニュースナインで。番組の最後が「今こんなことやってる場合じゃないでしょう」の被災者の声と表情アップでエンディング。TBS「23時」はもっとひどい。「こんな場合」の被災者の声ばかり集めた。
しかしもうすぐ日本の政治は軌道修正できるかもしれない。一縷の望みだ。小沢一郎の求心力。「内閣不信任案」賛成議員、70名まで来た。もう一歩だ。避難所にいようと仮設住宅にいようと日本の再興は強いリーダーシップでしか達成できないと、被災者は日本の未来を案じているのだ。
原発状況は収束のめどがつくまで程遠い。大雨で増加した汚染水をやっと3cm下げるので精一杯だ。平常時は2.3千人いる社員・作業員が今現場で500人まで減ってそのまま増加しないのも心配だ。
IAEAは保安院の独立性を問題にしただけで明日帰国する。東電も政府もお咎めなしだ。その代償は「原発のさらなる推進」か。(IAEAはもともと原子力推進のために設けられたうわべだけ『監視』の委員会だ)
国民の70パーセントが「首相交代」を望んでいる。(日経の世論調査で) しかし現実には目をつぶり「私は事故対策に全力を尽くしてきた」「私に非はない」と国会で自己弁明に全力投球する首相。そのエネルギー。原発状況についてメモを読みながら国民に説明するときの「頼りないリーダー」とは別人のようだ。
「こんなとき」だからこそリーダーシップのある人物にこの国を導いてもらいたい。本当に手遅れになる前に。冷却計画が功を奏して原発が一時安定化したとしても(決して収束はしない)、この先10年20年30年とどろどろの火の玉と化した原子炉の墓守をし続けなければならないのだ。
パフォーマンス的原発訪問をしてベント時期を遅らせた首相なんかいらない。「再臨界の危険はゼロではない」などという言葉のあやに見事に引っかかってしまった首相なんていらない。
官僚の言いなりになってしまった菅なんてもういらない。「原子力推進」はもともと官僚が始めたことではないのか。国のエネルギー政策として。
「トモダチ作戦」で現政権は米と何かウラ約束しなかったか。沖縄米軍の辺野古移転、絶対実行します、と言わせられなかったか。TPP調印します、と言わせられなかったか。福島原発騒ぎか゛一段落した後「原子力のさらなる推進」を約束させられなかったか。
大体GEの原子炉が欠陥品だったのではないか。それも言い出せない弱腰政権になってしまった菅首相はもういらない。「こういうとき」だからこそ、今後の日本を正しい方向に舵を取ってくれる人物の登場を国民は望んでいるはずだ。マスコミの創り出す「街の人の声」「被災者の声」を国民の声と摩り替えるな。
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