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自民党の谷垣総裁は1日午前、菅政権に対する内閣不信任決議案を同日中に公明党などと共同提出するよう、石原幹事長らに指示した。
今夕に提出し、2日午後の衆院本会議で採決される見通しだ。民主党内では、小沢一郎元代表らのグループが可決を目指して多数派工作を加速させており、鳩山前首相も同調する構えだ。菅首相は国会会期を12月下旬まで大幅延長する意向を表明し、造反の抑え込みを狙うなど、政局は緊迫した局面を迎えた。
谷垣氏と公明党の山口代表は1日午後の党首討論で、首相に退陣を迫る。野党党首会談で各党に賛同を呼びかけたうえで、夕方に不信任案を提出する運びだ。
自公両党がまとめた不信任決議案の提案理由には、「菅内閣は国難の時にあって明確な指針を示せないまま迷走を続け、(東日本大震災の)復興と再生に大きな障害となっている。もはや容認はできない」と明記した。
野党側は、社民党以外は不信任決議案に賛成する方向だ。社民党は1日午前の常任幹事会で、不信任決議案の否決を目指すことで大筋一致した。この場合、可決には、民主党から70〜80人程度の賛成が必要となる。
首相は党を引き締め、否決に全力を挙げる考えだ。5月31日夜の鳩山氏との会談では、鳩山氏に「民主党が分裂しては何の意味もない。挙党態勢のため退陣を表明してはどうか」と迫られたが、首相は「東日本大震災への対応があり、辞めるわけにはいかない。不信任案に反対してほしい」と拒否した。
(2011年6月1日14時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110601-OYT1T00600.htm
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