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明日(5月31日)、午前10時から、参議院の外交防衛委員会で質問に立ちます。
主に議論するテーマは「日米首脳会談とTPPの行方」、「小麦サビ病の蔓延と食糧危機」、そして「日本の対中ODAと中国による世界的な農地、鉱山、山林等の買い占めの動き」です。
質問する相手は松本外務大臣と北沢防衛大臣。
小生の出番は午前10時55分から11時35分の40分の予定です。
いつものように、参議院のホームページから生中継でご覧頂けます。
菅首相はフランスのサミットでオバマ大統領に「TPP参加をできるだけ早く決める」と約束したようです。
うかつですね。
鳩山前首相の「トラスト・ミー」の二の舞としか思えません。
世界の動きから弾かれつつある日本。まっとうな軌道に戻るにはどうすべきか。
明日の議論をお楽しみ下さい。
「対中ODAは増やさない」と明言した松本外相
テーマ:ブログ
本日行われた外交防衛委員会の質問に際して、多くの皆様から激励メールを頂き、感謝。
ネット中継をご覧になった方もおられると思うが、小生の質問に対する松本外相、北沢防衛相の答弁で、特に注目に値すると思われたのは以下の3点である。
第一は、日米首脳会談とTPPに関して。
当初は6月末までに決定を下すとしていた菅首相だったが、9月の訪米時に先延ばししたようである。
とはいえ、オバマ大統領には「できるだけ早く結論を出す」と約束したという。
けれども、そうだとするなら、与謝野大臣が答えた「11月に決める」という説明はウソということになる。
この点を問い質したのだが、明確な回答はないまま。
中身のはっきりしないTPPについて、いいかげんな約束をアメリカと交わしている菅政権の危うさが改めて浮き彫りになった。
第二は、世界に広がる「小麦サビ病」の猛威について。
2009年に日本政府が「国際とうもろこし・小麦センター」に資金提供を行い、この病原菌に耐性を持つ小麦の新品種の開発に成功したとの答弁があった。
本当なら朗報だが、現実には国連の警告でも「世界の小麦の80%が被害にあう可能性が高まっている」と懸念されている。
外務省の説明だけでは、研究成果が出ているとは、にわかに信じがたい。
第三は、対中ODAの行方。
菅首相は「震災対応が落ち着いたら、ODAの予算を何倍にも増やす」と発言したため、世界第二の経済大国になった中国へのODAも増やすのか確認した。
松本外相は珍しく「対中ODAは増やさない」と明言。
ところが、軍備増強にひた走る中国が日本のODAを軍事転用に流用してきた恐れはないのか、と質問したところ、北沢大臣からは「友好関係を大事にする中国を疑うことはあってはならない」という趣旨の答弁が返ってきた。
これでは尖閣も沖縄も、いわんや東シナ海の海底油田(日本領海内)も守れるはずもない。
とにかく菅政権の「仮免ドライバー」ぶりは危なっかしくてしょうがない。
いずれにせよ、明日には内閣不信任決議案が提出されることになりそうだ。
http://ameblo.jp/hamada-kazuyuki/entry-10909319588.html
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